TAKUYA∞が誕生日に欲しいのはお前らの声だけ!100周年に向け更新し続ける“UVERworld史上最高”

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UVERworldが昨日12月21日にTAKUYA∞(Vo)の生誕祭として全国ツアー「ENIGMASIS TOUR」神奈川・横浜アリーナ公演を開催した。

熱狂の中心で拳を振り上げるTAKUYA∞(Vo)。(Photo by Shinsuke Tanoguchi)

熱狂の中心で拳を振り上げるTAKUYA∞(Vo)。(Photo by Shinsuke Tanoguchi)

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俺が音楽によって生かされる日

TAKUYA∞(Vo)(Photo by Shinsuke Tanoguchi)

TAKUYA∞(Vo)(Photo by Shinsuke Tanoguchi)[拡大]

1979年12月21日、大阪に生まれ滋賀で育ったTAKUYA∞。2000年に地元の幼なじみとバンドを結成した彼は、2005年のメジャーデビュー後、日本のロックシーンのトップを走り続け、全国にCrew(UVERworldファンの呼称)を増やしてきた。毎年恒例となっているTAKUYA∞の生誕祭には、彼を愛するファンが各地から集結。今回もチケットは当然のごとくソールドアウトし、横浜アリーナは開演前から熱気に満ちあふれていた。

開演時刻の18:30を迎えると、カウントダウンからオープニングムービーがスタートし、無数のレーザーがアリーナを飛び交う。大迫力の演出にCrewが歓喜する中、ステージに現れた真太郎(Dr)が一心不乱にドラムを叩けば、TAKUYA∞らもポップアップで跳ね上がって登場。1曲目は「好きなようにやれ そして俺に指図をするな」というセリフで始まる「Don’t think.Feel」だ。その言葉を合図に特効が炸裂し、興奮が爆音とともに広がると、TAKUYA∞はいきなり客席へ。出し惜しみせず、最初から全力でCrewにぶつかっていく。

アリーナが一気に混沌と化す中、TAKUYA∞は「1年に1回、一番俺が音楽によって生かされる日! UVERworld史上最高のライブ、始めたいと思います!」と宣誓。最新アルバム「ENIGMASIS」の収録曲や「畢生皐月プロローグ」「BABY BORN & GO」といった人気曲でCrewを熱狂させながら、その頭上を歩いて、どんどん奥へと進んでいく。そうして自らの足でアリーナ最後方までたどり着いた彼は「誰1人置いて行かねえからな!」と叫び、ここに集まったCrew全員を最高の景色に連れて行くことを約束した。

歌いたいやつだけ歌え

「欲しいものは本当にみんなの声だけです。みんなが楽しんでる姿とその声だけあれば、本当に俺、最高にハッピーになれるんで」と語ったTAKUYA∞は、「まあ俺が連れてってやるよ。声出したくなるようなライブしてやるよ。それがミュージシャンでしょ? 歌いたいやつだけでいいよ、声出したいやつだけでいいよ」と言い放つと「RANGE」へ。誰に言われたわけでもなく、自分の意思でここに集まったCrewたちは、その衝動のままに声を上げ、アリーナにシンガロングを轟かせる。そんな愛すべきファンに向かって「この場所で一番価値があるのはお前の声!」と強調したTAKUYA∞は、コラボ曲「FINALIST」でラッパーのANARCHYと激突。鋭く磨き上げた声で鎬を削り、俺たちこそが“モノホンのアーティスト”だと誇示してみせる。

TAKUYA∞(Vo)(Photo by Shinsuke Tanoguchi)

TAKUYA∞(Vo)(Photo by Shinsuke Tanoguchi)[拡大]

TAKUYA∞自らセットリストを組んだという彼の生誕祭では、ほかの誰でもなく自分になりたいと歌う「パニックワールド」を皮切りにレアな楽曲も数多く演奏され、客席からどよめきが起こる。「懐かしいの聴かせてやっから黙って聴いてろ!」というTAKUYA∞が「DEJAVU」に続けて歌い始めたのは「SORA」。マイクスタンドを握り、アリーナにハイトーンを響かせた彼は、清々しい表情を浮かべ「最高に気持ちいい時間、サンキュー!」と感謝を言葉にする。そんなバイタリティあふれる様子のTAKUYA∞だが、実は前日のライブで暴れすぎて足を痛めてしまったことを告白。しかし、すでに完全回復していることをアピールすると「PRAYING RUN」へ突入し、彼が走り続ける理由を力強い歌で示す。さらに「大切な曲あるから歌わせてよ」と呼びかけたTAKUYA∞は「THE OVER」を熱唱。魂を込めた歌声でCrewの心を揺さぶった。

俺の目標は100周年

TAKUYA∞を支える楽器隊の熱演がスクリーンに五分割で映し出されたインストナンバー「別世界」を経て、ライブはいよいよ終盤へ。「No.1」を歌い始めたTAKUYA∞は、ペットボトルの水をぶちまけながら客席に再度飛び込み、荒れ狂うCrewの思いをその身で受け止める。「ビタースウィート」「Touch off」「IMPACT」が畳みかけるように演奏され、アリーナの熱気はグングンと上昇していくが、その狂乱の中心でTAKUYA∞は「まだまだ足りねえ、お前の力が必要なんだよ!」とシャウト。その言葉に突き動かされたCrewは横浜アリーナを文字通り揺らしてみせる。

金銀テープが打ち上げられた場面。(Photo by Shinsuke Tanoguchi)

金銀テープが打ち上げられた場面。(Photo by Shinsuke Tanoguchi)[拡大]

UVERworld(Photo by Shinsuke Tanoguchi)

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Crewの凄まじいエネルギーを全身で浴びたTAKUYA∞は「こんなライブ、ほかのどこで観れんだよ? 教えてくれ!」と問いかけつつ、大きな声援を受けると「わかってるよ! ここでしか観れないから何年もUVERworld追っかけてんだろ⁉︎」と応える。Crewの人生を背負っていく意志を歌った「THEORY」で金銀テープが空高く打ち上げられる中、TAKUYA∞は「俺の目標は100周年です! 今23年バンド組んでっから、あと77回は見せてやれるな! こんな素敵な夜がよ!」と宣言。「俺が本当に一番大切にしてる曲を喉の寿命とともに捧げます。全部くれてやるよ!」と叫んで「EN」へなだれ込むと、その熱い思いを込めた言葉を観客1人ひとりに突き刺していく。そしてラストの「Ø choir」では、Crewがありったけの力で大合唱。こうして会場に集まった全員と一体となり、完璧な夜を作り上げたTAKUYA∞は、今後も最高を更新し続けることを誓い、ステージを去っていった。

セットリスト

「UVERworld ENIGMASIS TOUR」2023年12月21日 横浜アリーナ

01. Don't think.Feel
02. VICTOSPIN
03. Don't Think.Sing
04. 畢生皐月プロローグ
05. BABY BORN & GO
06. UNKNOWN ORCHESTRA
07. RANGE
08. FINALIST(feat. ANARCHY)
09. パニックワールド
10. DEJAVU
11. SORA
12. PRAYING RUN
13. THE OVER
14. 別世界
15. NO.1(Single ver)
16. ビタースウィート
17. Touch off
18. IMPACT
19. THEORY
20. EN
21. Ø choir

※記事初出時、本文に誤りがありました。お詫びして訂正します。

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