ヤバイTシャツ屋さん、LINE CUBE SHIBUYAでツアー終幕「始まるよ、“ワチャ系”の逆襲が」

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ヤバイTシャツ屋さんの全国ツアー「ヤバイTシャツ屋さん "Tank-top Flower for Friends" ONE-MAN HALL TOUR 2023」が4月7日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でファイナルを迎えた。

ヤバイTシャツ屋さん「"Tank-top Flower for Friends" ONE-MAN HALL TOUR 2023」2023年4月7日公演の様子。

ヤバイTシャツ屋さん「"Tank-top Flower for Friends" ONE-MAN HALL TOUR 2023」2023年4月7日公演の様子。

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「ヤバイTシャツ屋さん "Tank-top Flower for Friends" ONE-MAN HALL TOUR 2023」は、ヤバTが3月にリリースした5thフルアルバム「Tank-top Flower for Friends」を携えて開催したツアー。アルバムリリース前の1月より全11都市でライブが行われた。

ヤバイTシャツ屋さん「"Tank-top Flower for Friends" ONE-MAN HALL TOUR 2023」2023年4月7日公演の様子。

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開演時刻を迎えて客席の照明が落ち、メンバー3人が登場。手拍子に出迎えられたこやまたくや(G, Vo)が「マスク付けても、外しても、どっちでもいいよ! 3年分の大声を出してくれー!」と顧客(ヤバイTシャツ屋さんファンの呼称)に呼びかけると大歓声が巻き起こる。「喜志駅周辺なんもない(運賃改訂ver.)」でライブをスタートさせたヤバTは「無線LANばり便利」「Tank-top Festival 2019」と畳みかけ、開始早々フロアをアッパーな空気で満たす。こやまとしばたありぼぼ(B, Vo)はステージを縦横無尽に走り回りながら演奏し、その熱気に応えるように観客はひたすらジャンプ。「hurray」でシンガロングが発生したのち、キラーチューン「あつまれ!パーティーピーポー」が披露されると、3人のにぎやかなパフォーマンスに負けじとファンは汗をかきながら踊った。

こやまたくや(G, Vo)

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しばたありぼぼ(B, Vo)

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客席からメンバーの名前を呼ぶ声が絶えない中、おもむろに話し始めるヤバT。こやまが「ばりファイナル感あんねんけど(笑)」と口にしたのち「1階席!」「3階席!」と叫ぶと、観客が大歓声でそれに応える。「1階席!」「イエー!」「3階席!」「イエー!」「1階席と3階席!」「イエー!」という応酬が繰り返され、しばたの「いや2階席かわいそうやろ!」というツッコミが炸裂した。「知らん曲でも盛り上がれますか!」とこやまが叫んで始まったのは「天王寺経由してなんば」。アッパーなリズムに乗ってファンは腕を上下に動かしながら踊り騒ぐ。ヘドバンが巻き起こった「職務質問 ~1日に2回も~」に続き、「dabscription」ではこやまとしばたのアンニュイな掛け合い、「ダックスフンドにシンパシー」では3人による犬の鳴き真似が披露された。目まぐるしく展開されるライブに食らいつき、観客は汗だくに。そこへヤバTの代表曲「ハッピーウェディング前ソング」が投下されると場内のボルテージはさらに上昇し、「キッス! キッス! キッス!」という叫びが轟いた。

もりもりもと(Dr, Cho)

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このツアーで恒例となっていた、各地のご当地CMソングを歌うコーナー。ツアーファイナルであるこの日は、ヤバT結成の地である大阪のたこ焼割烹「たこ昌」の歌が選ばれた。初耳の観客も全員巻き込みCMソングが大合唱されたのち、ライブはアルバム曲を中心としたパートへ。「もし僕が石油王やったら」「俺の友達が俺の友達と俺抜きで遊ぶ」「ZORORI ROCK!!!」「Blooming the Tank-top」が続けざまに届けられた。3人はライブ定番曲「ヤバみ」を経て、ファンの“年確”を始める。10代から60代まで順番に呼ぶこやまと、大声で返事をする観客。10代の人数だけ少ないことが明らかになるとこやまは「俺たち、みんなと成長してしまったからさ、年齢層が上がってるんやな(笑)」と話した。

左からもりもりもと(Dr, Cho)、こやまたくや(G, Vo)。

左からもりもりもと(Dr, Cho)、こやまたくや(G, Vo)。[拡大]

「肩 have a good day -2018 ver.-」ではもりもりもと(Dr, Cho)の口笛が披露され、「肩幅が広い人のほうが肩幅が狭い人よりも発言に説得力が増す」といういかにもヤバTらしいフレーズのシンガロングが巻き起こる。3人は「Beats Per Minute 220」「メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」で顧客をこれでもかとジャンプさせ、「ちらばれ!サマーピーポー」を畳みかける。ヤバTのにぎやかな演奏と、客席に飛び交う掛け声。こやまはコロナ禍を振り返り「この3年間不安すぎたけど、もうお客さんも声を出せるようになってきて。こんな楽しいんやから、なんの不安もないっす。始まるよ、“ワチャ系”の逆襲が。ワチャワチャしていてこの3年間必要とされづらかった音楽。そんな“ワチャ系”の逆襲が、もうすぐ、いや今から! 始まりますよ! よろしくー!!」と宣言。歓声と笑いが入り乱れる中、「Give me the Tank-top」「NO MONEY DANCE」で本編は幕引きとなった。

ヤバイTシャツ屋さん「"Tank-top Flower for Friends" ONE-MAN HALL TOUR 2023」2023年4月7日公演の様子。

ヤバイTシャツ屋さん「"Tank-top Flower for Friends" ONE-MAN HALL TOUR 2023」2023年4月7日公演の様子。[拡大]

顧客による独特なアンコールの声「ヤバイT!」「シャツ屋さん!」がしばらく鳴り響いたのち、舞台袖から戻ってきた3人。ステージにはキーボードが設置されており、こやまはその前に座り「結成10周年の集大成になるような楽曲をやります。ピアノとか用意するの大変なんで、しばらくやらないと思います。会場にグランドピアノがあったらやります」と前フリをして「インターネットだいすきマン」を演奏。陽気なビートに乗せてこやまが鍵盤を弾き、しばたともりもとが素朴な歌を届けた。曲が終わるとこやまは再びギターを持ち「ここ渋谷でさ、NHK近いからさ、『おかあさんといっしょ』の曲やっていいですか」と告げて「スプラッピ スプラッパ」をカバー。観客が童心を取り戻しかけたところにラストナンバー「かわE」を炸裂させる。最後にこやまが「10周年なのでここから先、信じられないぐらいライブハウスでツアーをします。皆さんが思っている数の倍ぐらい」とふんわり告知。顧客が歓喜の声を上げる中、3人はステージをあとにした。

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ヤバイTシャツ屋さん「ヤバイTシャツ屋さん "Tank-top Flower for Friends" ONE-MAN HALL TOUR 2023」2023年4月7日 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)セットリスト

01. 喜志駅周辺なんもない(運賃改定ver.)
02. 無線LANばり便利
03. Tank-top Festival 2019
04. hurray
05. あつまれ!パーティーピーポー
06. 天王寺経由してなんば
07. 職務質問 ~1日に2回も~
08. dabscription
09. ダックスフンドにシンパシー
10. ハッピーウェディング前ソング
11. もし僕が石油王やったら
12. 俺の友達が俺の友達と俺抜きで遊ぶ
13. ZORORI ROCK!!!
14. Blooming the Tank-top
15. ヤバみ
16. 肩 have a good day -2018 ver.-
17. Beats Per Minute 220
18. とりあえず噛む
19. メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲
20. ちらばれ!サマーピーポー
21. Give me the Tank-top
22. NO MONEY DANCE
<アンコール>
23. インターネットだいすきマン
24. スプラッピ スプラッパ
25. かわE

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撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)

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おかもっち @moluca777

こやちゃん、嬉しそうに明るい未来しか見えない!って言ってたもんね!ワチャ系の逆襲、楽しみ! https://t.co/VbgFnTtA59

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