曽我部恵一、ロロの音楽劇「BGM」にオリジナル楽曲書き下ろし

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曽我部恵一が音楽を担当する演劇「BGM」が5月5日から10日まで神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場で上演される。

曽我部恵一

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ロロ「BGM」ビジュアル

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「BGM」は劇作家で演出家の三浦直之が主宰を務める劇団・ロロによる、2017年に上演された音楽劇の再演。舞台は2016年、泡之介とBBQが学生時代の友人・午前二時の結婚式に出席するため、仙台に向けて車で常磐自動車道を下っていく。10年前に同じく仙台を目指して3人で旅をした4日間を、10分の演劇にして余興で披露する予定だ。2人の旅路は10年前の3人の旅路と重なり、行ったり来たりを繰り返す。

曽我部は「BGM」再演にあたり、新たにオリジナル楽曲を書き下ろし提供。初演を観劇した際の印象について「過去と未来と妄想と運命が旅の中で超複雑に絡み合い、しかし歌とダンスがそのすべてを優しく赦してしまう。狂おしい力を秘めた静かな物語りに、ぼくは心底ブチ上がったのだった」とコメントしている。

曽我部恵一 コメント

ぼくが最初に観たロロの演劇が「BGM」だった。過去と未来と妄想と運命が旅の中で超複雑に絡み合い、しかし歌とダンスがそのすべてを優しく赦してしまう。狂おしい力を秘めた静かな物語りに、ぼくは心底ブチ上がったのだった。2017年の晩夏に「BGM」を体験したことが今のぼくを作ったわけだが、このたびその力はぼくを「BGM」再演の舞台上に上げるに至った。無論ぼくはその運 命の水面に飛び込むつもりです。初演の江本祐介くんの素晴らしい音楽のスピリットを受け継ぎながらも、ぼくが新しい歌を作ることになった。まだ尻尾も捕まえられていないそれらのメロディたちは、どんな姿をしているのだろう。

三浦直之コメント

BGM再演です。演出をガラリと変える予定なので、気分としては新作です。宮城県に住む僕の家族はロロの作品をいつも観に来てくれるのですが(ありがてえ~)、最近改めておもったのは、ロロを観ることが家族旅行の機会になってるっていうことです。家族にとって演劇をみるというのは、それまでの道中や帰り道も含めてきっと演劇で、というか家族に限らず、あらゆる観客にとって演劇はそうあるはずで、だから、BGM の再演も、そういうことが全部こみの旅の物語になればいい、って、そんなことをいま、考えてます。

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BGM

2023年5月5日(金・祝)~10日(水)神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ
<出演者>
亀島一徳 / 島田桃子 / 望月綾乃(以上ロロ
荒木知佳 / 井上向日葵 / 岩本えり / 北村恵ワワフラミンゴ) / 福原冠範宙遊泳
曽我部恵一
脚本・演出:三浦直之

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渡邊文武 @PTA1965

全身音楽家にしてパラレル活動家、曽我部恵一の旅は止まらないのです。 https://t.co/V8isewE7QP

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