ヤバイTシャツ屋さんツアー完走！瑛人に代わってあのバンドが登場、渾身の「香水」カバーも

ヤバイTシャツ屋さんが3月10日に東京・Zepp Haneda（TOKYO）にてツアー「ヤバイTシャツ屋さん “Tank-top of the DVD IV” TOUR 2022」のファイナル公演を開催した。

「ヤバイTシャツ屋さん “Tank-top of the DVD IV” TOUR 2022」は、4thフルアルバム「You need the Tank-top」のリリースツアー「ヤバイTシャツ屋さん “You need the Tank-top” TOUR 2020-2021」のライブ映像を収録した映像作品「Tank-top of the DVD IV」のリリースツアー。ファイナル公演は瑛人とのツーマンライブになる予定だったが、彼が新型コロナウイルスに感染してしまったため、ヤバTによるワンマンライブとなった。

1曲目から早速アッパーチューン「Give me the Tank-top」が鳴らされると、フロアのテンションはいきなり最高潮に。さらにヤバTは「無線LANばり便利」や「Universal Serial Bus」「KOKYAKU満足度1位」と、次から次へとキラーチューンを投下していった。瑛人が自身の冠ラジオで結婚を報告する前に流したことでおなじみの「ハッピーウェディング前ソング」を披露する際には、こやまたくや（G, Vo）が来場者に祝福の拍手を求める一幕も。こやまが「ジュンちゃん（瑛人をサポートするギタリスト・小野寺淳之介）おめでとう！」と見当違いの祝福をすると、なぜかこやまにも観客から拍手が贈られた。

この日のライブではシングル「とってもうれしいたけ」の3曲目に収録されている、その名の通りヤバTのマスコットキャラクターである“タンクトップくん”のキャラクターソング「タンクトップくんのキャラソン」や初期ナンバーの「ウェイウェイ大学生」「DQNの車のミラーのところによくぶら下がってる大麻の形したやつ」なども披露された。観客は「Bluetooth Love」では、ミュージックビデオで“ぷりてぃ～♡パーティ”が踊るハートダンスを踊って盛り上がり、「DANCE ON TANSU」ではジャンプで会場を揺らした。

こやまは、瑛人のキャンセルを受けVaundyにルックスが似ていると話題のカズ（花団）から「3月10日、Vaundyカズ空いてます」というLINEが来たものの、そのLINEを無視し続けていることを明かしてひと笑い誘ったあと、「Vaundyカズさんは来れなかったけど、横浜の後輩が駆け付けてくれました」とサプライズゲストがいることを発表。一瞬の暗転を経て現れたのは、タンクトップで顔を隠した3人組・Buyer Clientだった。Buyer Clientは、ヤバTのSNSに突如現れたバンドで、中身はもちろんヤバTの3人。おしゃれなアーバンソウルからタンクトップを振り払ってパンクチューンに変化する「dabscription」を演奏し、タンクトップを振り払って素顔に戻ったヤバTは「ヤバみ」「鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック」「泡Our Music」「メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」とポップで激しいロックチューンを立て続けに披露した。

終盤でヤバTは、アニメ「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」のエンディングテーマとして書き下ろされた「ZORORI ROCK!!!」や無理し続ける日々を歌う「寝んでもいける」を経て、キラーチューン「あつまれ！パーティーピーポー」をプレイ。「ゆとりロック」や「とりあえず噛む」「癒着☆NIGHT」などを披露し、本編最後は「NO MONEY DANCE」で締めくくった。

アンコールでは「新曲です」と、こやまが曲紹介し、メロコアバージョンにアレンジした瑛人の「香水」が披露された。こやまは「また今度行けばいい、フェスで観ればいい、じゃなくて、1本1本全然違うライブやから。今日のライブを観てくれたことがうれしい」と話し、「Tank-top of the world」「かわE」を演奏してツアーの幕を閉じた。最後のMCでこやまは「8月25日のスケジュール空けておいて！」と、イベントがあるであろう日程のみアナウンス。顧客（ヤバイTシャツ屋さんファンの呼称）は続報も楽しみにしておこう。