アメフラっシ初ライブツアーを完走!ステージ上で見せた多彩な表現力とファンへの思い

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アメフラっシの東名阪ツアー「AMEFURASSHI 1st Tour〈Close to You〉」のファイナル公演が昨日11月27日に東京・新宿ReNYで開催された。

「AMEFURASSHI 1st Tour〈Close to You〉」東京・新宿ReNY公演の様子。(撮影:笹森健一)

「AMEFURASSHI 1st Tour〈Close to You〉」東京・新宿ReNY公演の様子。(撮影:笹森健一)

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今月、アメフラっシは結成3周年を迎えたのに合わせ、初の全国流通盤であるシングル「SENSITIVE」をリリース。自分たちの名前と魅力を多くの人に伝え、グループの輪を押し広げるべく、全国各地でリリース記念イベントを行ってきた。そして4人はその勢いのまま初のライブツアー「AMEFURASSHI 1st Tour〈Close to You〉」を開始。愛知と大阪ではその土地を拠点に活動するアイドルグループをゲストアクトに迎えたが、ファイナルの東京公演では昼夜2部ともにワンマンライブを展開した。この記事では第2部の模様をレポートする。

「AMEFURASSHI 1st Tour〈Close to You〉」東京・新宿ReNY公演の様子。(撮影:笹森健一)

「AMEFURASSHI 1st Tour〈Close to You〉」東京・新宿ReNY公演の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

「AMEFURASSHI 1st Tour〈Close to You〉」東京・新宿ReNY公演の様子。(撮影:笹森健一)

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このツアーのために用意された全身黒の衣装でステージに現れたアメフラっシは、シングル「SENSITIVE」に収録されているディスコサウンドの楽曲「DISCO-TRAIN」でライブをスタートさせる。スラップベースがアクセントになっているダンサブルなリズムに合わせ、メンバーはキレのあるダンスやラップを披露。フロアのオーディエンスはグルーヴ感あふれるパフォーマンスに夢中になりつつ、自然と身体が動き出していた。2曲目の「DROP DROP」では力強いビートの上で強烈なパンチラインの数々が炸裂。「BAD GIRL」では逆境をはねのけて羽ばたいていくという楽曲に込められた意思が、芯のある力強いボーカルを通して表現された。

ここ最近、K-POPや洋楽のテイストを大胆に取り入れ、新たな路線を開拓しているアメフラっシ。今回の公演でもスタイリッシュで大人びたパフォーマンスを見せる彼女たちだが、“変幻自在”というコンセプト通り、それだけに終わらないアイドルとしての多彩な表情、表現力もグループの魅力だ。市川優月の「ツアー本当に最後だよ! みんなそんな盛り上がりでいいの!?」というパワフルな煽りとともにスタートした「Rain Makers!!」では、メンバーがペンライトを振りながら熱量の高いライブを繰り広げ、場内のボルテージを一気に上昇させる。またMCになると、パフォーマンス中の姿とのギャップを感じさせるにぎやかでリラックスしたトークに会場の空気が和んだ。

「AMEFURASSHI 1st Tour〈Close to You〉」東京・新宿ReNY公演の様子。(撮影:笹森健一)

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本公演のチケットがソールドアウトしたことを報告し、ファンと喜びを分かち合った4人は、その後も多種多様な楽曲を歌唱。おとぎ話をテーマにした幻想的な世界観のナンバー「月並みファンタジー」や、切ない雰囲気が漂う「雑踏の中で」も披露し、情感に満ちた歌声で観客の心を惹きつけていく。さらに市川、小島はな、鈴木萌花の3人が歌う「フロムレター」で会場はしっとりとしたセンチメンタルなムードで包まれるが、愛来、市川、鈴木の3人によるハードロックナンバー「ハイ・カラー・ラッシュ」でその空気は一変。市川の渾身のデスボイスが鋭く響きわたった。続く「メタモルフォーズ」の曲中にはメンバーがオーディエンスを巻き込んでスクワットの動きを繰り返し、心地よい疲労感を会場中に共有した。

「STATEMENT」を披露するアメフラっシ。(撮影:笹森健一)

「STATEMENT」を披露するアメフラっシ。(撮影:笹森健一)[拡大]

後半のブロックもアメフラっシは全力でライブを楽しみながら楽曲を届けていく。フロアを囲む半円型のLED表示板に自分たちの名前を表示させてはしゃいだメンバーは、全国流通シングルのタイトル曲であるシンセポップナンバー「SENSITIVE」や、シティポップ風のメロウなサウンドが印象的なラブソング「Lucky Number」を立て続けに披露。アメフラっシの楽曲の中でもとりわけポップなナンバー「MICHI」では、観客を先導して会場全体でダンスを繰り広げ、フロアの一体感をより一層強固なものにする。そして4人はファンに向けた“声明”が歌詞に込められている「STATEMENT」を響かせ、凛々しい表情で「選んだ道が間違いじゃないと証明してみせるよ」と誓ってさっそうとステージをあとにした。

「明後日の方向へ走れ」を歌うアメフラっシ。(撮影:笹森健一)

「明後日の方向へ走れ」を歌うアメフラっシ。(撮影:笹森健一)[拡大]

アンコールでは最初に「明後日の方向へ走れ」が披露され、ラストのサビになると、暗転した会場の中でメンバーとファンの振るペンライトの光が鮮やかにきらめく。続いて自分たちのジェスチャーを観客に真似させ、新型コロナウイルスの感染拡大対策として声援が制限されている中でコール&レスポンスを実現させたメンバーは、エモーショナルな1曲「Staring at You」を熱唱。希望をつづった歌詞に説得力を持たせるエネルギッシュな歌声を、オーディエンスに向けてめいっぱい浴びせた。

ファンに挨拶するアメフラっシ。(撮影:笹森健一)

ファンに挨拶するアメフラっシ。(撮影:笹森健一)[拡大]

ライブを通して計17曲を披露し終えた4人は、それぞれファンに対する感謝の気持ちや、この先の活動への決意を言葉に。愛来は「リリイベ期間中から自分が向き合うことが多かったんですよ。大変なこともあったんですけど、皆さんの前に立つとそういう悩みも忘れちゃうくらい楽しくパフォーマンスできて。それは本当に幸せなことだなと毎回毎回思っています。それと最近はもう1つ新たに思っていることがあるんです。もしかして私たちとみんなは永遠のパートナーなんじゃないかって」と観客の胸を打つ挨拶を述べたのち、「私がこんなくさいこと言うの初めてじゃない!?」という照れ隠しの言葉を続け、ほかのメンバーから「いつもだよ」と声をそろえてツッコまれていた。

ダブルアンコールで「DISCO-TRAIN」を披露するアメフラっシ。(撮影:笹森健一)

ダブルアンコールで「DISCO-TRAIN」を披露するアメフラっシ。(撮影:笹森健一)[拡大]

その後、メンバーは笑顔で手を振りながら退場するも、フロアから起こる拍手や手拍子は鳴り止まず、ライブはダブルアンコールへと突入。アメフラっシはこの公演2回目となる「DISCO-TRAIN」をパフォーマンスして場内を再びヒートアップさせ、大盛況の中で初のライブツアー「AMEFURASSHI 1st Tour〈Close to You〉」を締めくくった。

なお、アメフラっシは12月25日に東京・神田スクエアホールで2部制のクリスマスライブを行う予定。Fanicon上のファンコミュニティ「アメファニ」では11月30日23:59までチケットの先行予約を受け付けている。

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アメフラっシ「AMEFURASSHI 1st Tour〈Close to You〉」2021年11月27日 新宿ReNY セットリスト

第1部

01. DISCO-TRAIN
02. DROP DROP
03. BAD GIRL
04. Rain Makers!!
05. Dark Face
06. 月並みファンタジー
07. Over the rainbow
08. フロムレター
09. 轟音
10. メタモルフォーズ
11. SENSITIVE
12. Lucky Number
13. グロウアップ・マイ・ハート
14. MICHI
15. STATEMENT
<アンコール>
16. 明後日の方向へ走れ
17. Staring at You
<ダブルアンコール>
18. DISCO-TRAIN

第2部

01. DISCO-TRAIN
02. DROP DROP
03. BAD GIRL
04. Rain Makers!!
05. 月並みファンタジー
06. ミクロコスモス・マクロコスモス
07. 雑踏の中で
08. フロムレター
09. ハイ・カラー・ラッシュ
10. メタモルフォーズ
11. SENSITIVE
12. Lucky Number
13. グロウアップ・マイ・ハート
14. MICHI
15. STATEMENT
<アンコール>
16. 明後日の方向へ走れ
17. Staring at You
<ダブルアンコール>
18. DISCO-TRAIN

アメフラっシ「Christmas Live 2021」

2021年12月25日(土)東京都 神田スクエアホール
[第1部]OPEN 13:15 / START 14:00
[第2部]OPEN 17:15 / START 18:00

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裏本田・柴志朗(鈴木達也) @ssurahonda

「最近はもう1つ新たに思っていることがあるんです。もしかして私たちとみんなは永遠のパートナーなんじゃないかって」
【ライブレポート】アメフラっシ初ライブツアーを完走!ステージ上で見せた多彩な表現力とファンへの思い(写真33枚) https://t.co/eydJtPODOu

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このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 AMEFURASSHI の最新情報はリンク先をご覧ください。

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