Seihoが考える"10年後の音楽"とは？360立体音響やAIアシスト楽曲制作ツールを体験し未来予想トーク

ソニーのオンラインプラットフォーム「ソニースクエア」にて、9月23日から26日まで4日間にわたってオンラインイベント「UNLOCK with Sony」が開催されることが決定。これに先駆けて本日9月16日に、音楽ナタリーと「UNLOCK with Sony」が企画したトークセッションの模様がナタリーのYouTube公式チャンネルで公開された。

「UNLOCK with Sony」はさまざまなジャンルのクリエイターたちとともに、ソニーのテクノロジーを駆使した未来のエンタテインメントを見つめる視聴者参加型イベント。最終日の9月26日には、ソニーの"360立体音響技術"を使った新しい音楽体験である「360 Reality Audio」による、緑黄色社会のライブ映像が初公開される。このライブ映像は、配信プログラムの中では360 Reality Audioを疑似体験で楽しめる仕様となる。緑黄色社会はオンラインライブ中継ではなく、映像出演となる。

また期間中は、AIアシスト楽曲制作ツール「Flow Machines Professional」の可能性についてtofubeatsらが語り合うトークセッション、実際に「Flow Machines Professional」を使って制作した楽曲を募集してMONJOE（DATS）がそれらにアドバイスをするトークセッション、松浦航大やバケモノバケツ委員会、ストイック高校、犬も食わねぇよ。らによるパフォーマンスなどの配信が予定されている。

このたび公開された音楽ナタリーとのトークセッションでは、Seihoが「10年後の音楽ってどうなっているの？」というテーマで、これからの音楽表現の可能性についてトークを展開。ライターの高岡謙太郎氏を聞き手に迎え、「コロナ禍以降の音楽表現としてもっとも感動したし、悔しかった」というあるライブについてや、「音楽によって時間を超えることができるかもしれない」という未来予想、今後10年の自身の活動に対する「どれだけ失敗を積み重ねるかが大事」という考え、矢野顕子とのコラボから学んだことなどを語る。

また、Seihoはこのトークセッションの収録前に360 Reality Audioの制作に特化した東京・山麓丸スタジオを訪問し、スタジオで13個のスピーカーに囲まれた状態での音を聴いたうえで、ヘッドホンでそれが再現されていることを体験。さらに「Flow Machines 」に関するレクチャーを受けていた。これを経て撮影されたトークセッション内で、Seihoは360 Reality Audioについて「スタジオで鳴っていた音が再現されていることは確かです。作り手がこれをどうやって使うのかに興味がありますね」とコメント。「Flow Machines」については、ユーザーの作るメロディを機械学習させて新たな楽曲を生成する点に着目して「アーティスト自身が気付いていない手癖が出てくるところまで行けるかがポイント。データを集めていくうちに、自分でも気付いていなかった自分らしさが現れたら面白い」と興味を示していた。

なお「UNLOCK with Sony」では9月26日（日）19:00から「全方位から音が降り注ぐ、臨場感あふれるライブ体験 360 Reality Audio」と題し、緑黄色社会を始め数々のアーティストを手掛けるソニー・ミュージックスタジオのサウンドエンジニア村上宣之氏が、360 Reality Audioを用いた緑黄色社会のライブ映像制作の裏側についてトークを展開する。音楽ナタリーでは、同じ時間帯にSeihoを招き、こちらのプログラムの副音声企画を実施。ナタリーのYouTubeアカウントでミラーリング配信しつつ、360 Reality Audioについてさらに深く掘り下げたトークを披露してもらう予定だ。

「全方位から音が降り注ぐ、臨場感あふれるライブ体験 360 Reality Audio」ミラーリング配信

配信日時：9月26日（日）19:00～19:30
配信URL：https://www.youtube.com/user/NatashaJapan
＜出演者＞
Seiho