山下智久、日本庭園から世界へ発信した初のオンラインライブで新曲2曲披露

山下智久が本日9月5日に初のオンラインライブ「Beautiful World」を開催した。

「Beautiful World」は、山下の「少しでも早く同じ時間をファンと共有したい」「早く新曲を届けたい」という思いで企画されたオンラインライブ。美しい日本庭園のあるお屋敷を舞台に、まるでミュージックビデオのように作り込んだ映像演出で全7曲が届けられた。

オープニング映像が終わると、ビジューの付いたセットアップの山下が登場。洋館を探検するように移動しながら全編英語詞の「You Make Me」を歌う山下の姿は、映像エフェクトを用いて配信ライブならではの形で視聴者に届けられた。「You Make Me」のパフォーマンスの裏側を描いたメイキング映像が流れたあと、舞台はライトアップされた和室に切り替わる。そこで山下はドラマーとギタリストを引き連れて、「CHANGE」を披露。生ドラムのビートとギターサウンドに身を任せ気持ちよさそうに歌ってみせた。

ふすまが取り払われると、背後に庭園が広がる。山下は日本以外の国にもライブが配信されることから日本らしい風景を発信するべく、日本庭園のあるお屋敷を初めての配信ライブの会場に選んだことを明かし、「ハロー！」と英語でカメラの向こうへ挨拶した。「旅もライブもその場所に行かないとわからない貴重な瞬間があると思います。その一瞬を追い求めていろんな場所へ足を運びたいですよね。またそういう日が来たらと思っています。本当は会場に集まってペンライトを一緒に振りたかったんですよ。山下のファンはペンライトを振る可動域がすごいと有名ですから。次の曲では一緒に（ペンライトを）振って、夏を感じてもらえたら」と言うと、「SUMMER NUDE '13」を披露。心地よいアルペジオとビートに乗せ、手を振りながら歌声を届けた。

シーンは変わって山下とギタリストは夕焼けに照らされた縁側へ。山下はギターの伴奏に乗せて「カラフル」をしっとりと歌い上げる。和室の障子に彩度の高い花や火花の映像を映しながら披露されたのは「秒針」。万華鏡のような映像効果などを用いながら、山下はエネルギッシュにパフォーマンスを届けた。再びメイキング映像が流れたあと、山下はこのライブのタイトルにもなった新曲「Beautiful World」を披露。カラフルな照明で幻想的に彩られた日本庭園には雨が降り、その中で山下は「憂鬱な日々があるからこそ、世界は美しく見える」というコロナ禍の今に希望をもたらすメッセージを歌に乗せて届ける。ラストはもう1つの新曲「Face to Face」。なかなか会えないフラストレーションがある中でもファンを近くに感じていたいという山下の思いが込められたこの歌では、彼の祈りにも似たハイトーンボイスが響いた。

7曲のパフォーマンスが終わると、山下がこのライブや新曲に込めた思いを語る映像が流れた。ここでは「Beautiful World」と「Face to Face」の2曲の配信が決定したことを山下が発表。楽曲の配信日などの詳細については追ってアナウンスされる。

なおこのライブの模様は、明日9月6日17:00～9月12日23:59までアーカイブ配信される。視聴チケットは9月12日21:00まで販売中。

山下智久「Beautiful World」2021年9月5日 セットリスト

01. You Make Me
02. CHANGE
03. SUMMER NUDE '13
04. カラフル
05. 秒針
06. Beautiful World
07. Face to Face