ウカスカジーがコーラスアミーゴを前に感無量、新曲も披露した2年ぶりライブ

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ウカスカジーのワンマンライブが8月14日に東京・チームスマイル・豊洲PITにて開催された。

ウカスカジー「MIFA Football Park 7th anniversary party」出演者たち。(撮影:樋口涼)

ウカスカジー「MIFA Football Park 7th anniversary party」出演者たち。(撮影:樋口涼)

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ウカスカジー「MIFA Football Park 7th anniversary party」より。(撮影:樋口涼)

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ウカスカジーが所属するMIFAが運営するフットボールパーク・MIFA Football Parkのオープン7周年を記念したイベント「MIFA Football Park 7th anniversary party」の一環として行われた今回の公演。周年イベントも、ウカスカジーがライブを実施するのも、2019年9月に行われた「MIFA Football Park 5th anniversary party ~MIFA秋祭り~」以来約2年ぶりで、当日はライブだけでなく、豊洲PITに隣接するMIFA Football Parkにてフットボールコンテンツやワークショップも展開された。また公演の模様はneo bridge、PIA LIVE STREAM、Thumvaにて中継され、会場に来られなかったコーラスアミーゴ(ウカスカジーファンの呼称)も2人のひさびさとなるライブをリアルタイムで楽しんだ。

桜井和寿(撮影:樋口涼)

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会場のスクリーンには、楽屋裏で待機する桜井和寿、GAKU-MC、バンドアミーゴの姿が。ライブの諸注意を説明し、消毒を済ませた彼らは準備万端でステージへと向かう。手を振りながら舞台に現れたウカスカジーは、オーディエンスを歓迎するかのように「Anniversary」でライブを始めた。間髪いれずに披露されたのは、ホーン隊の温かなサウンドが印象的な「mi-chi」。シンガロングのパートになると、2人は「心の中で歌おう」とファンに呼びかけ固く口をつぐむ。そして音に身を任せるようにゆっくりと手を振った。

GAKU-MC(撮影:樋口涼)

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GAKU-MCはフロアを見渡しながら「泣けるぜ。拍手が骨身に染みるぜ」と感慨深げな様子を見せる。一方で桜井は「声出しちゃダメなんだよね。だから今日は覚悟して。手が腫れる勢いで拍手して!」と観客に手加減なし。2人のトークに場内の熱気が高まる中、ライブのキラーチューン「Hi-Five」が披露されると、オーディエンスはサウンドに合わせて手を上げ体を揺らした。「言葉」のパフォーマンス後、「この2年は試練の年でした。皆さん、どんなふうに暮らしていたんでしょうか」と口を開いたGAKU-MC。2人はコロナ禍での生活を振り返り、桜井は「前半は何もしてない。サッカーもそうだけど、ゴールがないと何をしたらいいかわからない。そんなときにGAKU-MCから『キャプテン、やりましょうよ』とメールがきて、曲を作ったよね」と明かした。リラックスした2人のトークが繰り広げられる中、スクリーンにはメンバーがキャンピングカー内で楽曲制作する様子が映し出される。この映像が途中で終わると、桜井とGAKU-MCはその続きを始めるように新曲「PLEASE SUMMER BREEZE」をお披露目。新曲のパフォーマンスに驚くファンを尻目に、続けてシュガー・ベイブ「DOWN TOWN」をカバーし、桜井のファルセットとGAKU-MCの軽快なラップで会場に清涼感をもたらした。

桜井和寿(撮影:樋口涼)

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ライブでは2人のパフォーマンスだけでなく、ソロパートも設けられた。まずはGAKU-MCの出番。立ちっぱなしの観客を見かねた彼は「ちょっと足が“ガクガクMC”ですか?」と問いかける。オーディエンスが着席したところで「僕はラップが好きでそれを広めたい一心でステージに立っています。でもただラップが好きなんじゃなくて、ステージが好きなんだと、コロナ禍で気付かされました。絶対に夜明けは来ると信じています。皆さんもそう信じましょう」と熱弁し、「夜明け前」をアコースティックギターで弾き語った。GAKU-MCと入れ代わるようにステージに再登場した桜井は、自身が提供したジャニーズの期間限定ユニット・Twenty★Twenty「smile」をセルフカバー。彼が情感を込めて歌う姿を観客はじっと見守っていた。

GAKU-MC(撮影:樋口涼)

GAKU-MC(撮影:樋口涼)[拡大]

ソロパートを終え、互いのパフォーマンスを称え合うように笑顔を交わした桜井とGAKU-MC。パンダをモチーフにしたMIFAのマスコットキャラクターのミファンダ、ミソラ、レッシをステージに招き入れた2人は、3匹と横一列に並び、「HAPPY HOUR」を歌い踊った。パンダたちに別れを告げると、彼らはラテン風の「手を出すな!」、リモートレコーディングで作ったという新曲「コエノチカラ」を熱くパフォーマンス。「勝利の笑みを 君と」をアップデートした“日本サッカーのために”バージョンでにぎやかに本編を終えた。

ウカスカジー「MIFA Football Park 7th anniversary party」より。(撮影:樋口涼)

ウカスカジー「MIFA Football Park 7th anniversary party」より。(撮影:樋口涼)[拡大]

アンコールを求める拍手に応え、ステージに戻ってきたウカスカジーは心温まるバラードソング「My Home」を歌唱。感動的なムードが広がる中、GAKU-MCは「コーラスアミーゴがいる空間は何にも代えがたいですね」と感無量の様子で、桜井もその言葉に共感していた。今回のライブ実施に至るまで、さまざまな迷いがあったと言う彼らは、観客に向け惜しみない感謝を伝えた。そしてファン1人ひとりとアイコンタクトをとるように「また会う日まで」を、桜舞う映像をバックに「春の歌」を歌い上げ、充実した表情でステージを去った。なおneo bridge、PIA LIVE STREAM、Thumvaでは公演のアーカイブ映像を8月21日まで公開中。

ライブを成功に収めたウカスカジーは、12月1日にニューアルバム「どんなことでも起こりうる」をリリース。12月3日から1月30日にかけて全11公演からなるホールツアー「ウカスカジーTOUR 2021-22 アディショナルタイム」を開催する。

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ウカスカジー「MIFA Football Park 7th anniversary party」2021年8月14日 チームスマイル・豊洲PIT セットリスト

01. Anniversary
02. mi-chi
03. Hi-Five
04. 言葉
05. PLEASE SUMMER BREEZE
06. DOWN TOWN(オリジナル:シュガー・ベイブ)
07. Tシャツと私たち
08. 時代
09. 夜明け前
10. smile
11. HAPPY HOUR
12. 手を出すな!
13. We are not afraid
14. コエノチカラ
15. 勝利の笑みを 君と~日本サッカーのために~
<アンコール>
16. My Home
17. また会う日まで
<ダブルアンコール>
18. 春の歌

ウカスカジーTOUR 2021-22 アディショナルタイム

2021年12月3日(金)石川県 金沢歌劇座
2021年12月9日(木)北海道 札幌文化芸術劇場hitaru
2021年12月16日(木)静岡県 静岡市民文化会館 大ホール
2021年12月21日(火)愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール
2021年12月23日(木)宮城県 仙台サンプラザホール
2022年1月12日(水)東京都 東京国際フォーラム ホールA
2022年1月14日(金)福岡県 福岡サンパレス ホテル&ホール
2022年1月21日(金)大阪府 オリックス劇場
2022年1月22日(土)大阪府 オリックス劇場
2022年1月28日(金)岡山県 倉敷市民会館
2022年1月30日(日)広島県 広島文化学園HBGホール

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音楽ナタリー @natalie_mu

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