the GazettE初ドームライブ敢行「また必ず帰ってくる」

昨日12月26日、the GazettEが初の東京ドームワンマン公演「TOUR 10 NAMELESS LIBERTY SIX BULLETS FINAL THE NAMELESS LIBERTY」を実施した。

このライブは今年7月の日本武道館2DAYS公演を皮切りに、計40公演にわたって行われた全国ツアーのファイナル公演。ドームには彼らの雄姿を見届けようと、全国各地から多数のファンが詰めかけた。

オープニングを飾ったナンバーは9月にリリースされたシングル「Red」。続く「AGONY」ではオーディエンスが一斉にジャンプを繰り返し、早くもドームに熱気が満ちていく。「Hyene」のイントロではステージ横から花火が打ち上がり、ドームライブらしい華やかな空気を作り上げた。

ルキ（Vo）はMCで「ツアーファイナル、ようやくここまで来ました。いろいろ伝えたい思いはあるけど、今はこのライブをここにいる全員で暴れ倒しちまおうぜ！」と叫び、次々と楽曲を披露していく。豪快なギターのカッティングで魅せた「Psychedelic Heroine」、美しく壮大なバラードで場内をうっとりさせた最新シングル「PLEDGE」などで、彼らならではの幅広い音楽性を存分に感じさせていった。

後半戦では「HEADACHEMAN」「VERMIN」「COCKROACH」と、力強いロックナンバーを続々と演奏。レーザー光線が飛び交い火柱が上がる中、オーディエンスも彼らのパフォーマンスに激しいヘッドバンギングで応える。最後に披露されたのは「Filth in the beauty」。あっという間に16曲を走り抜け、熱狂のうちに本編が終了した。

アンコール1曲目は「Ride with the ROCKERS」。曲中、れいた（B）は「ここで暴れるお前たちが見たくてたまらなかった」、戒（Dr）は「東京ドームでいつもと変わらずライブができていること、そんなライブを作り上げているみんなに感謝します」とファンへの感謝を述べる。また、ルキはアリーナ中央に伸びた花道で「この花道を歩くことが夢でした（笑）。すんげー気持ちいいです」と、夢を叶えた喜びを語った。

「関東土下座組合」ではドーム公演でも普段と変わらず、アリーナ席で多数のファンが土下座してヘッドバンギングを繰り広げる。大盛り上がりのうちに1回目のアンコールが終わり、ダブルアンコールではルキが「僕たちがドームライブを決めたのは、地位でも名誉でもなくて、初めて日本武道館ライブを決めて突っ走っていたときの熱を感じたかったからです。もっともっとでかくなって、また必ずここに帰ってきます」と挨拶。最後に演奏された「未成年」の後はメンバー5人が涙ぐみながら抱き合い、ドームライブの成功を互いに祝っていた。

ライブ終了後、場内のスクリーンでは2011年春以降の展開を一気に発表。3月23日にこの東京ドームライブの模様を収録したライブDVD「THE NAMELESS LIBERTY AT 10.12.26 TOKYO DOME」、2005年から2009年までの楽曲を収録したベストアルバム「TRACES BEST OF 2005-2009」を同時リリースすること、さらにファンクラブ限定の2メニュー制ツアーの開催、春のニューシングルリリースを発表し、会場内に新たな興奮をもたらした。

TOUR 10 NAMELESS LIBERTY SIX BULLETS FINAL THE NAMELESS LIBERTY
2010年12月26日 東京ドーム セットリスト

01.Red
02.AGONY
03.Hyena
04.赤いワンピース
05.Psychedelic Heroine
06.SHIVER
07.ガンジスに紅い薔薇
08.PLEDGE
09.Bath Room
10.DIM SCENE
11.HEADACHEMAN
12.VERMIN
13.HESITATING MEANS DEATH
14.COCKROACH
15.DISCHARGE
16.Filth in the beauty

EN1-01.Ride with the ROCKERS
EN1-02.Nausea & Shudder
EN1-03.SWALLOWTAIL ON THE DEATH VALLEY
EN1-04.Ruder
EN1-05.関東土下座組合
EN1-06.LINDA～ candydive Pinkyheaven～

EN2-01.枯詩
EN2-02.未成年