GO TO THE BEDS、見えないものが見えた「FEAR OF THE DARK TOUR」終幕

GO TO THE BEDSが本日3月20日に東京・八王子Match Voxでワンマンツアー「FEAR OF THE DARK TOUR」のファイナル公演を開催した。この記事では2部制で行われた公演のうち、1部の模様をレポートする。

年間200本のライブ開催を目指すプロジェクト「GTTB LIVE with LIVE」を展開中のGTTB。1月1日から東京・中野heavy sick ZEROで10日連続ライブを行い、2月下旬に東京・四谷OUTBREAK!を皮切りに今回のツアーをスタートさせた。全10カ所を回る本ツアーの締めくくりとなる八王子Match Vox公演は、攻撃的なバンドサウンドが映える「マジ神」で幕開け。GTTBはライブハウスならではの熱気に包まれる中、「I don't say sentiment」「パッパラパー」と人気曲を序盤に畳みかけた。自己紹介のMCをはさみ、音源化されていない新曲「LUCKY LUCKY MY LIFE」や、「If I die」とアッパーチューンを投下。両手を大きく上げて、SLEEPER（GO TO THE BEDSファンの呼称）とともに踊り狂った。

ライブ中盤、GTTBは“恋の街”と称される八王子にまつわるトークを展開。マキシマム ザ ホルモンやグッドモーニングアメリカ、ハルカミライなど八王子Match Voxにゆかりのあるバンド名を上げつつ、ユメノユアは「たくさんの音楽が生まれたこのライブハウスに来られてうれしいです」と喜びを語った。その後、GO TO THE BEDSはグループの始まりの曲である「Don't go to the bed」、グループの覚悟を歌う「現状間違いなくGO TO THE BEDS」、「オギャーオギャーオギャー」と叫ぶハードなロックチューン「赤ちゃん」をパフォーマンスし、熱狂の余韻を残してライブを終えた。

アンコールではユイ・ガ・ドクソンが初めてのツアーで無事にファイナルを迎えられたことに感謝の言葉を述べる。続けて「少しずつライブができるようになった今、みんなと一緒に作れるライブで見えないものが見えるようになりました」と切り出し、「それはライブの熱気を感じたときに、みんなの持ってきてくれる思いを熱気に混じって感じました。それを肌で感じたとき、かけがえのないライブの空間はこれから何にも変えられない、守りたい大切なものだと思いました。これからも真剣にもっともっとバカをやっていきます。みんなでゲラゲラ笑える未来を私たちがもっともっと成長して作れるように突き進みます」と語った。

本日の公演を終えて、2021年に43本のライブを行ったGTTB。4月12日からは東京・TSUTAYA O-WEST、O-nest、O-Crestを回るライブハウスツアー「GO TO THE BEDS OVERTAKE TOUR in SHIBUYA」を開催する。