須賀勇介(G)脱退前最後のライブとなったこの日。会場には多くのファンが駆けつけ、現体制では最後となる12012のステージに熱狂した。セットリストは結成からこれまでの活動を総括するような、新旧の楽曲を織りまぜた充実の構成。トリプルアンコールを含め全21曲が演奏された。
宮脇渉(Vo)はアンコールのMCで「今日を悲しいライブではなく、新たな出発点のライブにしよう」と宣言。須賀も宮脇の思いに応えるように、激しいギタープレイでオーディエンスを煽った。終演後にはメンバーのコメントを掲載したフライヤーが来場者に配布され、それぞれが抱えている思いがファンに伝えられた。
なお、12012の今後の活動については現時点では未定となっている。
須賀勇介コメント
この度、私 須賀勇介は 12012 を脱退するに至りました。
私自身からこの言葉を伝えるまでに、長い時間がかかってしまいました事をお詫びします。
この決断の最大の理由を一言だけで表すとすると「音楽性の違い」になってしまいます。
少し前から、「12012の須賀勇介」として自分が何を表現するべきなのかが判らなくなっていました。
それは、自分を取り巻く環境やメンバーの心境の変化など、様々な要素が複雑に重なっての事です。
12012としての活動は、もちろん刺激的で楽しいのですが、それと同時に私の中で「12012とは違う音楽」への興味が大きくなっていきました。
私は、このメンバーで12012として作ってきた音楽や成し遂げた事に誇りもありますし、その曲たちが多くの人々の心に届き、愛されている事も理解しています。
ただ、須賀勇介が思う音楽とは、何の制約もない中で私が心の底から思える面白い事、表現するべきだと思う事を、自分自身の衝動に従い表現する「須賀勇介」で在り続ける事なんです。
決断に迷いはありません。
今回の決断に対して、メンバーが理解を示してくれた事は、とても嬉しい事だと思っています。
12012で過した7年間は私の中でとても大きなものです。
最後になりましたが、
須賀勇介を取り巻く全ての仲間達に感謝と夢を。
宮脇渉コメント
みんなへ
がっちゃん認めてあげてね。
今まで凄く頑張ってくれたから。
俺は今から自分の長い人生の分岐点。
これから自分が何を大切に、どう生きるのか?
一息入れながら考えます。
12012最高!!
酒井洋明コメント
メンバーの脱退でみんなに心配かけてごめんな。
彼が考え抜いて出した決断だったので受け入れるしかありませんでした。
今までもこれからも5人で見ている先は同じものだと信じて来たので裏切られた気分もします。
でも、見ている方向が変わったメンバーを引き止めることは誰にも出来ないから仕方ないんだよね。
今後の事はまたちゃんと言える日が来ると思うから、みんな待ってて欲しい。
塩谷朋之コメント
答え出せないままこの日を迎えてしまってごめん。
でもこの日が終わらないと答えなんて見つけられなかったんだ。
「SEVEN」というアルバムでバンドの、5人の底力を見せようとする中で、
音楽性の違いと言ってしまえばそれまでやけど、そこに彼の思いは重なることはなかった。
ずっと5人で同じ未来を信じてやってきたからほんまにショックやったし許せないって思いもした。
何度も何度も話し合ったよ。
でも最後は本人の意思を尊重することになりました。
がっちゃん、今まで一緒に居てくれてありがとう。
5人をそして俺たちの音楽を愛してくれたみんなありがとう。
これからそれぞれのメンバーと色々話そうと思います。
今度いつみんなに会えるかわからないなんて悲しすぎるね。
俺はとりあえずそのうちまたどっかでブログでも始めるよ。
きっとまた会いましょう。
川内亨コメント
5人での活動を応援してくれたファンの皆さん、本当にありがとう。
これからの活動については4人でしっかり話し合っていきたいと思います。
只、今の段階で俺個人としては12012を終わらせるつもりはありません。
また皆さんに会える事を心から願います。
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12012、須賀勇介ラストライブで完全燃焼パフォーマンス http://natalie.mu/music/news/42029