本日3月2日に東京・アートアクアリウム美術館で行われた映画「
3月12日公開される映画「すくってごらん」は大谷紀子による同名マンガを実写化した作品。とある失敗で東京本社から左遷されたエリート銀行員の主人公・香芝誠が、都会から遠く離れた僻地で金魚すくいやそれを取り巻く人々と出会い、成長していく姿が描かれる。今回映画初主演となる尾上が香芝を演じ、百田は彼が左遷初日に運命的に出会い、一目惚れをするミステリアスな美女・生駒吉乃、石田は香芝に恋心を抱く魅惑的なカフェ店員・山添明日香に扮している。
この映画の公開を記念し、3万匹超の金魚を光、音、香りの演出とともに展示するアートアクアリウム美術館では、“金魚の日”である3月3日の前日に「すくってごらん」の生配信イベントを実施。その前にマスコミ向けのトークイベントが行われた。百田は「ミステリアスな女性という役でお話をいただいたとき、『それは私なのか……?』と不安になったんですけど、台本を読んだだけではまったく想像ができなかった『すくってごらん』の世界に飛び込んでみたいなと思いましたし、飛び込んでみて本当によかったなと思っています」と本作のヒロインのオファーを受けたときの心境を振り返ったほか、尾上の印象を聞かれて「連日の撮影で少しずつお話をさせていただくうちに、すごく気さくな方だなと感じました」と回答。続いて石田のほうを向きながら、「もう、本当にきれいじゃないですか。私は気付かれないようにいかに石田さんのことを見るかっていうことをやってました(笑)。撮影でご一緒するタイミングはそんなに多くなくて、撮影した場所も少し薄暗いところだったので、あまりはっきり見ることができなくて。ちょっと変態みたいなんですけど(笑)、遠くから『なんて脚が長いんだ。きれいだな』と密かに見させていただいてました」と笑顔で語った。
一方、尾上は百田の印象について「百田さんは切り替えがはっきりされていて、撮影が始まった瞬間にスイッチが切り替わって。現場を明るくしてくれましたし、役としても作品の世界に引き込んでくれました」とコメント。石田も「もともとファンだったんですよ。初めてお会いしたときに『わー、お姫様がいる! なんてかわいいんだろう』と思いました。すごく明るいし、松也さんがおっしゃったように撮影が始まると切り替えがすごいし、魅力がいっぱいで。かわいさの宝箱みたいで、すごく癒やされました」とテンション高めにべた褒めした。
このほか、イベントでは3人がほかのキャストの“すくい上げたい”エピソード、この場で披露したいエピソードをそれぞれトークした。尾上が「百田さんはなんでもやってくれるんですよ。現場で会ったときに『おっ、山田さんおはようございます!』と言うと……」と話し出すと、百田は「百田ですよ!」とすかさず反応。これを受け、尾上は「っていう流れを延々にやっていて。何度やっても切り返してくれるんですよ」と百田のノリのよさをアピールした。また、百田に「松也さんが現場の合間でずっとゲームをされていて。かなり課金をしていて、止められないと悩んでいたので、そこは私が救えるなら救ってあげたいですね。最近はどうですか?」と尋ねられると、尾上は「撮影が終わったら止めました。あの期間だけハマっちゃって。大変な散財をしましたよ」と告白。自身の意外な一面を明かしつつ、イベントの最後に「この映画、“新感覚ポップエンターテイメント”というジャンルを掲げていて、歌あり、ラップあり、笑いあり、感動あり、いろんな要素が詰まった唯一無二の作品になっています。日本の美しい風景と金魚のコラボレーションもありますし、絶対に映画館で観るべき映画だと思います」と映画について改めて紹介した。
音楽ナタリー @natalie_mu
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