クマリデパート、6thワンマンライブで“宇宙規模のアイ”とファンへの思い叫ぶ

クマリデパートのワンマンライブ「クマリデパート6thワンマンライブおいでよ！こころのデパート『宇宙規模のアイを叫ぶ！-終わらない餅つき大会の後に-』」が2月17日に東京・TSUTAYA O-EASTで開催された。

クマリデパートは1年ぶりのワンマンライブとなったこの公演で、2月9日にリリースしたばかりの2ndフルアルバム「セカデパ！」の楽曲を中心としたパフォーマンスを披露。序盤では挨拶代わりの1曲「おいでよ！クマリデパート」に乗ってステージに登場したのち、シングル曲である「SUN百6じゅ～GO！日ｯﾁ☆」や「サクラになっちゃうよ！」を連発する。そのアクティブな歌とダンスに合わせ、観客は新型コロナウイルス感染拡大対策として声を出せない環境ながらも、ペンライトを振ったり、メンバーの踊りを“振りコピ”したりと、思い思いにライブを楽しんだ。

「祝！ ソールドアウト！」とライブのチケットが完売したことを喜んだ6人は、続いて“ファンクポップ餅ソング”の「YESモチFEVER」、EDMやフューチャーベースの要素を取り込んだサウンド、メンバーの実体験を反映した歌詞が印象的な「ネコちゃんになっちゃうよ～」、ダンス☆マンが編曲を手がけたディスコチューン「極LOVE浄土」などをパフォーマンス。ライブ中盤には「ゴイリョクタラズ」「セカイケイ」といったクマリデパートのエモーショナルな一面を見せる楽曲が並び、「恋のハッピーチョモランマ」の曲中には「コロナ」「絶望」と書いた紙を掲げる着ぐるみを七瀬マナがアッパーで撃退するという一幕もあった。

その後も「極LOVE浄土」に引き続きダンス☆マンが編曲した“宇宙規模”のダンスナンバー「ちきゅらぶレイディオ」をはじめ、アッパーチューンを畳みかけていくクマリデパート。6人は昨年2月に加入した七瀬と山乃メイを含む現体制のバージョンとして制作された「おいでよ！クマリデパート（世界ver）」を改めて歌ったあと、1人ひとり順番にファンに向けた感謝の気持ちを述べる。山乃は感極まって声を震わせつつ、「1年前の5thワンマンライブでは1曲踊るのでさえすごく緊張していたんですけど、今日は皆さんとこうして笑顔になることができてとってもうれしいです。私を成長させてくれてありがとうございます。皆さんのことが大好きです」とファンに愛を伝えた。

自分たちの思いを伝え終えたクマリデパートは、楓フウカの「誰にでも日常の中で不安になることや寂しくなることがあると思います。でも、クマリデパートがそんな不安からみんなを守れるように、今日が終わっても明日から楽しく過ごせるように、最後まで精一杯心を込めて歌を届けたいと思います」という言葉を経て、スローテンポのウインターソング「せかいのおわりの物語」を熱唱。さらにポジティブな歌詞がつづられた「アンサー!!」を笑顔いっぱいに響かせた。アンコールでは早桜ニコが「改めてファンの方の応援はもちろん、関わってくださっている方からの愛情をたくさん感じることができて……これからも6人で楽しいことをいっぱいして、みんなの笑顔で世界を幸せにしていきたいと思います」と目に涙を浮かべながら挨拶。6人は初期のナンバー「いくじなし」で6thワンマンライブを締めくくった。

なお公演の最後には次回のワンマンライブ「あのクマとあの場所で」が6月12日に東京・LINE CUBE SHIBUYA（渋谷公会堂）で行われることが発表された。