2月13日に東京・東京国際フォーラム ホールAで「FINAL FANTASY VII REMAKE Orchestra World Tour」初日公演が無観客で行われ、その模様がニコニコ生放送で配信された。
「FINAL FANTASY VII REMAKE Orchestra World Tour」は、昨年発売され世界各国で大ヒットを記録しているスクウェア・エニックスのゲーム「FINAL FANTASY VII REMAKE」の音楽をオーケストラアレンジで再現する公演。東京公演では、佐々木新平指揮、東京フィルハーモニー交響楽団演奏のもと、植松伸夫によるテーマソング「Hollow」を含む楽曲が演奏され画面越しに「FFVII」ファンを熱狂させた。
オーケストラ公演らしく開演前から楽団員たちがチューニングする音やステージにスタンバイする足音が響き、開演を待ちわびたファンのコメントがチャット欄に映し出される中でコンサートは開幕。ステージの中央に設けられた巨大なスクリーンにゲームのオープニング画面が投影され、同時に繊細なハープの音色からテーマ曲「プレリュード -再会-」が響き渡った。さらにスクリーンには1997年に発売されたオリジナル版のゲーム画面が次々と浮かび上がり、コンサートの始まりをドラマチックに演出した。
続いて披露されたのは、コーラス隊の深淵なハーモニーや管楽器の高らかな音色が印象的な「オープニングメドレー」。演奏に合わせて「FINAL FANTASY VII REMAKE」の映像が目の前に飛び込んでくる演出にファンは大盛り上がり。そんな中、ゲームのプロデューサー北瀬佳範がVTRで登場し、「短い時間ではありますがオーケストラの生演奏によってさらに新しくなった『FINAL FANTASY VII REMAKE』の音楽をお楽しみください」と画面の向こうの視聴者に呼びかけた。
コンサートは、ツアーのプロデューサーであるアーニー・ロス、リメイク版サントラのコンポーザーの鈴木光人や浜渦正志のVTRコメントを交えつつ、ゲームのストーリーを軸にしたセットリストをもとに進行していく。前半のハイライトとなったのは、金管楽器のダイナミックな音がスリリングなバトルシーンを彩る「闘う者達 -バトルメドレー-」。メドレーのラストでは「FINAL FANTASY」シリーズではおなじみの「勝利のファンファーレ」が高らかに鳴り響き、視聴者の耳に晴れやかな余韻を残した。
休憩を挟んで始まった後半戦は、ミステリアスな空気が特徴の「不安な心」でスタート。シリアスさを強めるゲームのストーリーの展開のように次第にオーケストラが奏でるアンサンブルも緊張感を増し、視聴者たちは豊穣で臨場感あふれるサウンドと、次々とスクリーンに浮かぶゲームの名シーンを通して「FINAL FANTASY VII REMAKE」の世界に心ゆくまで浸った。
いよいよコンサートも佳境というタイミングで、植松伸夫のVTRコメントを経て黒を基調とした衣装に身を包んだYosh(
「FINAL FANTASY VII REMAKE Orchestra World Tour」東京公演の模様は、ニコニコ生放送で3月14日までタイムシフト視聴が可能。視聴チケットは3月7日まで販売されている。なお「FINAL FANTASY VII REMAKE Orchestra World Tour」の大阪公演は4月17日と18日に大阪・グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で開催される予定。
音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】サバプロYoshがオーケストラをバックに熱唱「FFVIIリメイク」コンサート東京公演(写真15枚)
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