祝17周年!シド結成記念日に届けた初配信ライブで誓う「また必ず会いましょう」

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シドが結成17周年記念日である本日1月14日に初のオンラインライブ「SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~」を開催した。

「SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~」の模様。(撮影:今元秀明)

「SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~」の模様。(撮影:今元秀明)

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マオ(Vo)(撮影:今元秀明)

マオ(Vo)(撮影:今元秀明)[拡大]

これまでメンバー個々の配信企画などはあったが、バンドとしてオンラインライブは行ってこなかったシド。満を持してと言える初のオンラインライブではアニバーサリーを意識したセットリストをもとに、情熱的なステージで多くのファンを喜ばせた。配信時刻を迎えると、ゆうや(Dr)が作曲したインストゥルメンタルナンバー「residence」をバックにメンバーが1人また1人とソーシャルディスタンスを保ちながらステージにスタンバイ。最後に現れたマオ(Vo)はまっすぐにカメラを見据えると、観ているファンを歓迎するように両手をゆっくりと広げた。それを合図にShinji(G)の弾く憂いを帯びたギターから、オープニングナンバーの「涙雨」へ。4人はファンへの思いを歌詞で表現したナンバーを1曲目に据え、ドラマチックにオンラインライブの幕開けを飾った。続く「アリバイ」ではマオがファンのシンガロングが起こるパートで耳を澄ませる仕草を見せ、明希(B)とゆうやもカメラ目線でアピールするなど、チャーミングな仕草で視聴者を沸かせた。

Shinji(G)(撮影:今元秀明)

Shinji(G)(撮影:今元秀明)[拡大]

結成記念日にふさわしいきらびやかな「ANNIVERSARY」、アップテンポな「V.I.P」というライブでおなじみのナンバーを披露したあと、マオの呼びかけでメンバー1人ひとりが挨拶を始める。Shinjiは「配信ライブは初めてでとても緊張してるんですよ。廃人ライフだったら2000年の初期くらいからメジャーデビューしてるんですけど」と冗談を飛ばしつつ、「ひさしぶりのライブで元気な姿を見せたいと思ってるので、今日1日よろしくお願いします」と述べ、明希は「皆さんのいる場所はお家かもしれないけど、心は間違いなくライブハウスにあると思います。今日はたっぷりシドの世界にみんなを誘って、最高のライブにしたいと思います」と意気込む。ゆうやは「あけましておめでとうございます!」と元気いっぱいに叫び、気合いを入れるために4年ぶりに赤と黒を基調とした髪色に戻したことを報告。しかし、しばらく明希に気付いてもらえなかったことを暴露し、ファンにはすぐ気付いてもらえたと笑った。さらに「お家だと声が出せると思うので思う存分叫んでください」と視聴者に呼びかける。マオはコロナ禍で会えないファンに向けて新曲を作ったことを明かし、その中の1曲である「声色」を歌い始めた。

明希(B)(撮影:今元秀明)

明希(B)(撮影:今元秀明)[拡大]

紫の照明が艶やかな曲の世界を引き立てた「紫陽花」、Shinjiの爪弾くアコースティックギターの調べに乗せて、女性の情念が歌い上げられる「土曜日の女」と懐かしいナンバーを経て、マオはしみじみと「シドって曲の幅が広いよね」とつぶやく。さらに「昔の曲をまた新しく、今のシドでできるのがいいですね」とキャリアを重ねながら過去の曲を演奏できる喜びを明かし、明希と一緒に昔話に花を咲かせた。その後、マオの「この曲をきっかけに俺たちのバンド人生は大きく変わったと思います。すごく大切な曲です」という紹介から「モノクロのキス」が披露された。

2008年にリリースされたメジャーデビュー曲から新曲「siren」につなげるという流れを経て、ライブは「循環」で後半戦に突入。カメラは会場中を自由気ままに動き回るメンバーを追いかけ、4人は悪戯っぽい表情を浮かべたり、カメラに向かって手を振ったり、リラックスした表情でパフォーマンスを展開していく。「プロポーズ」「dummy」と攻撃的なナンバーを連投したのち、マオは「ラスト行くぞ! 『Dear お前ら』」と手をカメラに向かって差し伸べる。そして、4人は笑顔でライブの定番曲である「Dear Tokyo」を届け一旦ステージを降りた。

ゆうや(Dr)(撮影:今元秀明)

ゆうや(Dr)(撮影:今元秀明)[拡大]

再びステージに戻ってきたメンバーは、アンコールの1曲目としてファンの歌声とともに「その未来へ」をプレイ。曲のクライマックスではShinji、明希、ゆうやもコーラスに加わり、優しいハーモニーを響かせた。温かな余韻の中でマオは「早くみんなに会いたいです。乗り越えようね。そしてまた必ず会いましょう」とファンに約束し、「今はすごくみんな大変で。俺たちはたくさんの思い出があって、その思い出に戻りたくなるときもあると思うんですよ。だけど現実は戻れないので、戻れないのならゼロを楽しんでいきましょう」とコロナ禍の中で生まれた「ほうき星」をパフォーマンスした。困難の中でも希望を見出すことを忘れないでほしいというメッセージを込めた1曲のあと、ラストナンバーとしてプレイされたのは「live」。現在はファンとの逢瀬の場であったライブができない状況ではあるが、4人はいつかまたライブ会場で再会できることを約束するように「ここでまた逢おう 約束を交わせたら 果たせるその日まで」というフレーズに力を込め、結成記念日ライブに幕を下ろした。

なおオンラインライブのアーカイブ映像は1月19日までニコニコ生放送、ローチケ LIVE STREAMING、Streaming+で公開中。視聴チケットは各プラットフォームにて購入できる。また明日1月15日に各ストリーミングサイトではSEとして使用された「residence」の配信がスタートする。

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「SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~」2021年1月14日 セットリスト

01. 涙雨
02. アリバイ
03. ANNIVERSARY
04. V.I.P
05. 声色
06. 紫陽花
07. 土曜日の女
08. モノクロのキス
09. siren
10. 循環
11. プロポーズ
12. dummy
13. Dear Tokyo
<アンコール>
14. その未来へ
15. ほうき星
16. live

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