ばってん少女隊、5年間の成長と共に見せた“ふぁんtasy”

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ばってん少女隊が11月1日に神奈川・KT Zepp Yokohama、8日に福岡・Zepp Fukuokaでニューアルバム「ふぁん」のリリース記念ライブ「“ふぁんtasy” 2020」を行った。

ばってん少女隊「“ふぁんtasy” 2020」神奈川・KT Zepp Yokohama公演の様子。

ばってん少女隊「“ふぁんtasy” 2020」神奈川・KT Zepp Yokohama公演の様子。

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10月28日にばってん少女隊の自主レーベル・BATTEN Recordsよりリリースされた「ふぁん」は、コロナ禍で“不安”を抱えている人の気持ちを自分たちの音楽で“FUN(楽しみ)”に変えていけるように、というメンバーの思いが込められた作品。ひさびさの有観客ライブとして行われ、本作の収録曲が余すところなく披露されたリリース記念ライブのうち、この記事では神奈川公演の模様をレポートする。

ばってん少女隊「“ふぁんtasy” 2020」神奈川・KT Zepp Yokohama公演の様子。

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開演時刻になりステージの幕が開くと、「ふぁん」のジャケット写真のコスチュームをアレンジした衣装に身を包み、それぞれ異なるポーズを取って静止するメンバーが観客の前に。幻想的なオープニングトラック「ふぁんtasy」を経て、アルバムの新曲の1つであるファンクナンバー「スウィンギタイ」でライブの幕が開けた。さらにアッパーチューン「ますとばい!」を勢いよく披露し、序盤にAKIRASTAR作詞作曲の新旧2曲を並べたばってん少女隊は「おひさしぶりです! 元気でしたか!?」と笑顔で挨拶し、ファンとの再会を喜んだ。

ばってん少女隊「“ふぁんtasy” 2020」神奈川・KT Zepp Yokohama公演の様子。

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続いて5人はシティポップナンバー「Dancer in the night」、R&Bテイストの「Just mean it!」をムーディな照明に照らされながらパフォーマンス。今までにない大人っぽい一面を見せたかと思えば、次のブロックの「OTOMEdeshite」では学校の机や椅子、ホワイドボードを使ったステージングを繰り広げ、幅広い表現力でオーディエンスを魅了した。またライブ中盤のMCでは“日直”の上田理子による仕切りのもと、メンバーが席に着いて和やかにトーク。新型コロナウイルスの感染拡大対策として観客の声出しが制限された状態ではあったが、彼女たちは1人ずつ学校でのあるある話を披露して拍手の大きさで競い合ったり、ファンの身振り手振りを見て回答するジェスチャーゲームに挑戦したり、客席にウェーブを起こしたりと、その状況を生かしたコーナーで会場を盛り上げた。

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ファンとのコミュニケーションを存分に楽しんだばってん少女隊は、ニューアルバムより小野武正(KEYTALK)が作詞作曲したトロピカルなダンスチューン「MILLION SUMMERS」でライブを再開。そのままの勢いで小野が2016年に提供した「よかよかダンス」、渡邊忍(ASPARAGUS)が作詞作曲を手がけた「おっしょい!」「OiSa」と畳みかけた。「ふぁん」のリード曲である「OiSa」は、同じく山笠のかけ声をタイトルにした初期曲「おっしょい!」とは雰囲気が大きく異なる異色のシンセポップナンバー。5人は和のテイスト満載のミュージックビデオの世界観を再現するかのように、和傘を持ってパフォーマンスを披露した。

ばってん少女隊「“ふぁんtasy” 2020」神奈川・KT Zepp Yokohama公演の様子。

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ライブ冒頭に続き、同じ作曲者のナンバー新旧2曲を並べるという構成により、今年結成5周年を迎えたグループの成長を示してみせたばってん少女隊。春乃きいなは「『OiSa』みたいな曲を歌えるようになったんだなあ」とその実感をしみじみと語った。その後、5人はブルージーなイントロが印象的な「Dear My Blues」をマイクスタンドを使って歌い上げたほか、光るリストバンドを身に着けてアコースティックバラード「Over」を響かせる。さらに上田の「これからもみんなでハッピーな気持ちになりましょう!」という言葉を合図に、彼女たちは「ふぁん」のボーナストラック「Happy」を歌唱。ファンと一緒に手を左右に振り、会場をひとつにしてステージをあとにした。

ばってん少女隊「“ふぁんtasy” 2020」神奈川・KT Zepp Yokohama公演の様子。

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アンコールではメンバーが横浜について語る雑談が場内に流れたのち、SE「but-show TIME」がスタート。メンバーカラーのTシャツを着て再登場したばってん少女隊はロックナンバー「BDM」、スウィング感の強いロカビリー調の楽曲「ハカタダンスホールベイベー」を披露してオーディエンスを踊らせた。そして1人ひとり挨拶を述べた5人は、公演を締めくくるラストナンバーとして「ありがとーと」をパフォーマンス。ファンに感謝の気持ちを伝えつつ、勢いよくヘッドバンギングを繰り広げ、大盛り上がりの中でライブを締めくくった。

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ばってん少女隊「“ふぁんtasy” 2020」2020年11月1日 KT Zepp Yokohama セットリスト

SE. ふぁんtasy
01. スウィンギタイ
02. ますとばい!
03. Dancer in the night
04. Just mean it!
05. でぃすたんす
06. OTOMEdeshite
07. ジャン!ジャン!ジャン!
08. MILLION SUMMERS
09. よかよかダンス
10. おっしょい!
11. OiSa
12. Dear My Blues
13. Over
14. Happy
<アンコール>
SE. but-show TIME
15. BDM
16. ハカタダンスホールベイベー
17. ありがとーと

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Yuichiro Fukubayashi @fukubaya

横浜のレポートきた #ばってん少女隊 | 【ライブレポート】ばってん少女隊、5年間の成長と共に見せた“ふぁんtasy”(写真13枚) https://t.co/OVmwguJgbj

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