ミライアカリ、ファンに思い伝えた3周年ライブ「隣にはアカリがいるから安心して」

ミライアカリが10月29日に無観客配信ライブ「Mi:LIVE 2020 AKARI→START」を開催した。

9月に新レーベル・GOOM STUDIOより新曲「Fly to NEW WORLD」を配信リリースし、アーティスト活動を本格化させていくことを発表したミライアカリ。配信ライブは2017年にデビューした彼女の3周年を記念して行われたもので、ニコニコ生放送で配信された。

ライブを心待ちにする視聴者のコメントが配信画面に流れる中、繊細なピアノの旋律が流れると、ミライアカリがステージに出現。腕をビシッと振り上げると、新曲「Fly to NEW WORLD」で勢いよくライブの幕を開けた。ミライアカリは画面越しのファンに向かって「今日は3周年ライブ『Mi:LIVE 2020 AKARI→START』に来てくれてありがとー！ リモートだけどみんなの応援しっかり届いてるからね！ 一緒に盛り上がっていこうぜ！」と元気に挨拶。すると、どこからともなく「いやー、素晴らしいスタートでした」と感想を述べる謎の男性の声が響く。「誰!?」と戸惑いつつ、その男性から「好きな飲み物は牛乳」という情報を引き出し、“牛さん”とあだ名を付けたミライアカリは、“牛さん”に質問を受けながらMCを進行。新曲「Fly to NEW WORLD」に込めたメッセージについて「生きてるだけで本当にオールオッケーだから、自分が一番に自分を大切にしてほしいし、みんなありがとな！って思いを詰め込みました」と語った。

MCで4年目の展望について「もっとファンのみんなに会えたらなと思ってます」と述べたあと、ミライアカリは茅原実里「Paradise Lost」のカバーでライブを再開。クールな表情で視聴者を魅了しつつ、間奏では拳を振りながら「はい！ はい！ はい！」と視聴者を煽った。3曲目に披露されたのは「青く駆けろ！」。この曲は「ポカリスエット」のCMソングとして、まらしぃが書き下ろした楽曲で、初音ミク、MEIKO、ミライアカリ、YuNi、富士葵、星乃一歌のコラボ曲として8月に配信リリースされた。今回のライブではミライアカリがソロで歌唱。ドラマチックな伴奏に乗ってステージ上を走りながら力強い歌声を届けた。

ファンからの質問コーナーやドミノ・ピザからの差し入れの紹介を挟んで、ミライアカリはカンザキイオリ feat. 初音ミク「命に嫌われている。」のカバーを披露。激しいライティングの中でキレのある歌とダンスを届け、続くHoneyWorksの楽曲「ファンサ」のカバーでは明るく元気な彼女の魅力を全力で表現した。MCでミライアカリは「命に嫌われている。」について「みんなが生きててくれるだけで幸せだなあってことをこの曲を通して感じられました」とコメント。「ファンサ」については「これアカリとみんなじゃん！みたいな共感しまくりの曲」と語った。3周年記念のメタライズアートやONKYOとのコラボイヤフォンの発売について告知したあと、ミライアカリは「2年ぶりにライブをさせていただいてめちゃめちゃ緊張したんですけどファンのみんなとつながることができて本当に楽しかったです！」と語り、ナユタン星人書き下ろし曲「ミライトミライ」を披露。視聴者にシンガロングを促しながら元気いっぱいにパフォーマンスし、「4年目もアカリと一緒に行きましょう！」と呼びかけて姿を消した。

本編終了後、配信画面にアンコールを求めるコメントが無数に流れる中、その声に応じてミライアカリはステージに帰還。「みんなと一緒に手をつなぎながら、肩を組みながら、なんなら肩車しながら一歩一歩歩いて行けたらなと思います」と未来を語り、「みんなも人それぞれ大変なこともあると思うけど、隣にはアカリがいるから安心してください」と伝えると「Fly to NEW WORLD」をもう一度パフォーマンスし、3周年ライブに幕を下ろした。

なお本公演のチケットは11月14日（土）23:59まで販売されており、チケット購入者は11月15日（日）23:59まで視聴できる。