PIGGS「はじめまして」ワンマンシリーズ終幕、11月から徒歩で1048km行脚の初ツアー開催

プー・ルイ率いるPIGGSが本日10月24日に東京・新代田FEVERでワンマンライブ「はじめましてPIGGSです!!～FINAL編～」を開催した。

7月以降に東京、神奈川、埼玉、千葉で「はじめましてPIGGSです!!」と銘打ったワンマンライブを行ってきたPIGGS。このワンマンシリーズのファイナルとなる新代田FEVER公演は1日2部制で、フロアのソーシャルディスタンスを保つために人数を制限して実施された。この記事では1部の模様をレポートする。

PIGGSは黒を基調としつつ、骨のワッペンやカラフルな毛糸があしらわれた新衣装で登場。CHIYO-Pが「ワンマンファイナル！ よろしくお願いします！」と挨拶してから、激しく歪んだギターリフが印象的な「KICKS」でライブをスタートさせる。BAN-BANが威勢よく煽り、ヘビーなビートの「ヴェルヴェット思想家」では赤と紫のミステリアスなライトに照らされたメンバーが力強くヘッドバンギングを繰り出した。「スーサイドマリー」ではアッパーなバンドサウンドに合わせて5人が大きく拳を振ると、観客も同じように腕を掲げて盛り上がった。「骨伝導massive」ではUMIが喘ぎ声のような声を上げてメンバーを蹴散らすような振り付けでファンの視線をさらった。

続けてPIGGSは猫のポーズを取るかわいい雰囲気のミディアムチューン「LoveCats」、サウンドプロデューサーを務めるRyan.B（BRIAN SHINSEKAI）が得意とするドリーミーなシンセサウンドが映える「スナッチャー」、切なくエモーショナルなムードをもたらすバラード「飛べない蛇」と振り幅のある楽曲群で観客を魅了していった。ライブ終盤、「ラストスパート！ 最後の一瞬まで駆け抜けていきましょう！」というSHELLMEの言葉に続けて、「Moonage Driver」「とらえる」などアッパーかつ疾走感のある楽曲を畳みかけたPIGGS。ラストに名刺代わりのキラーチューン「PIGGS-モナ・リザ-」を披露し、熱い余韻を残してステージをあとにした。

アンコールでは109回パフォーマンスし続けた5時間超のミュージックビデオで話題を集めた最新曲「クマンバチの独白」が届けられた。なお2部のアンコールでPIGGSは高速BPMのアグレッシブなこの曲を14回連続パフォーマンス。MCで自身初のツアー「WALK or PORK TOUR」を11月から12月にかけて行うことを発表し、再び「クマンバチの独白」を全力で歌い踊り、「はじめましてPIGGS」シリーズのワンマンライブを大団円へと導いた。

この日アナウンスされたツアー「WALK or PORK TOUR」はメンバーが徒歩で各地のライブハウスを回るというもの。PIGGSは11月4日に東京を出発し、約2週間かけてツアー初日の開催地である大阪に徒歩で向かい、大阪から東京まで10カ所11公演を行脚。11月21日の大阪・OSAKA MUSE公演を皮切りに三重、愛知、静岡、神奈川を回り、12月11日に東京・TSUTAYA O-WESTでファイナルを迎える。徒歩でライブハウスに向かう様子はPIGGSのYouTube公式チャンネルで生配信される。5人はツアーを“完歩”することができるのか、注目しておこう。チケットの先行抽選予約申し込みは11月3日いっぱいまでチケットぴあにて受付中。なお本日20:00から24時間限定でツアーグッズのオンライン受注販売がスタートした。