2017年9月20日にシングル「僕は存在していなかった」でCDデビューした22/7はこの日からちょうど3年が経過したこと記念し、異なるセットリストで昼夜2公演のステージを展開。ライブは新型コロナウイルスの感染予防対策を徹底したうえで、収容人数の50%以内の動員および観客同士のソーシャルディスタンスの確保して実施された。また公演の模様はStagecrowdを通して有料生配信され、会場に足を運べなかったファンのもとにも届けられた。この記事では夜公演の様子をレポートする。
SEとオープニングムービーに合わせて登場した11人は、最初に「Rain of lies」「不確かな青春」の2曲を披露。会場の観客は着席したままで、声援を制限される観覧ではあったものの、ペンライトを振るなどしてステージ上のメンバーに向かってエールを送った。冒頭のMCでは今年2月に休養に入っていた倉岡水巴が「皆さんおひさしぶりです! いろいろとご心配おかけしましたが、倉岡水巴はすごく元気なので、今日も1日がんばります!」と笑顔で復帰を報告。リーダーの帆風千春は昨年12月以来の単独での有観客ライブを開催できた喜びを語り、「今日というの日を迎えることができたのは、22/7をずっと応援してくださっている皆さんのおかげです!」と感謝の気持ちを伝えた。
会場のファンと生配信の視聴者への挨拶を終えた22/7は、今年1月から3月にかけて放送されたテレビアニメ「22/7」のエンディングテーマ「空のエメラルド」でライブを再開。恋の葛藤を激しい振り付けで表現した「人格崩壊」、切なくもさわやかな雰囲気の「循環バス」など5曲をノンストップで畳みかけた。また次のブロックでは、ファン投票によってメンバーの組み合わせが決まったユニット3組が三者三様のステージを繰り広げる。ユニークなユニット名を最初に聞いたときの印象をそれぞれ語ったのち、まず海乃るり、倉岡、高辻麗、武田愛奈による晴れた日のベンチがコミカルで明るいナンバー「半チャーハン」を元気いっぱいに披露。続いて河瀬詩、白沢かなえ、帆風、宮瀬玲奈による蛍光灯再生計画が大人の愛の歌「タトゥー・ラブ」をセクシーにパフォーマンスし、天城サリー、西條和、涼花萌による気の抜けたサイダーが“ゆるふわソング”である「ソフトクリーム落としちゃった」をキュートに歌唱した。
個性あふれるユニット曲でライブを彩った11人は、その後9月30日にリリースするニューシングル「風は吹いてるか?」より、切ない片思いを描いたカップリング曲「ポニーテールは振り向かせない」を初披露する。さらにライブの人気曲であるアッパーチューン「未来があるから」「ロマンスの積み木」でファンのテンションを高めた彼女たちは、リズムゲームアプリ「22/7 音楽の時間」の主題歌である「風は吹いてるか?」をパフォーマンス。自分自身の殻を破る決意を歌った新曲を力強く響かせた。
アンコールではシリアスなナンバー「何もしてあげられない」が披露されたほか、TOKYO MXで放送中の22/7の冠番組「22/7 計算中」でMCを務めているお笑いコンビ・
22/7「Anniversary Live 2020」2020年9月20日 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)セットリスト
01. Rain of lies
02. 不確かな青春
03. 空のエメラルド
04. シャンプーの匂いがした
05. 人格崩壊
06. 願いの眼差し
07. 循環バス
08. 半チャーハン / 晴れた日のベンチ(海乃るり、倉岡水巴、高辻麗、武田愛奈)
09. タトゥー・ラブ / 蛍光灯再生計画(河瀬詩、白沢かなえ、帆風千春、宮瀬玲奈)
10. ソフトクリーム落としちゃった / 気の抜けたサイダー (天城サリー、西條和、涼花萌)
11. ポニーテールは振り向かせない
12. 未来があるから
13. ロマンスの積み木
14. 風は吹いてるか?
<アンコール>
15. 何もしてあげられない
16. 11人が集まった理由
リンク
楊(やん) @yan_negimabeya
【ライブレポート】22/7、デビュー3周年アニバーサリーライブで弾けた11人の笑顔(写真16枚) https://t.co/kbaAYpLjO6