アメフラっシが181日ぶりにファンと再会、浴衣姿での弾き語りも披露した「RUN! RUN! LIVE! 2020」

アメフラっシが8月15日に東京・日テレらんらんホールでワンマンライブ「RUN! RUN! LIVE! 2020」を行った。

ライブは新型コロナウイルス感染拡大の予防措置を取ったうえで会場に観客を入れて開催された。開演時刻になると場内が暗転。この日のために藤田卓也が制作したSE「Hymn for Runners」が流れ始め、しばらくするとステージ後方の扉がゆっくりと開き、そこからメンバーが順番に入場。客席から大きな拍手が沸き起こった。

181日ぶりに観客の前でのライブを行うアメフラっシは、最初に新曲「メタモルフォーズ」をパフォーマンス。新たなアンセムに成長していくことを予感させるナンバーに、ファンは手拍子で呼応する。続いて4人は「STATEMENT」「雑踏の中で」という今までライブ終盤に歌うことの多かったメッセージ性の強いナンバーをノンストップで披露し、ライブ定番曲の「Rain Makers!!」でファンのテンションを高めていく。ひさびさの生の挨拶では小島はなが「みんなマスクをしているけど表情がわかる」と語り、市川優月も「ファンの皆の表情を見たら涙が出そうになった」と続けた。

その後、感染拡大対策としてコールができないファンのために“アメフラっ式ライブ盛り上がり講座”を行ったアメフラっシは、「RUN! RUN! LIVE! 2020」というライブタイトルにちなんだ「ノンストップで走れ!!!!!!!」メドレーを披露。先輩グループであるももいろクローバーＺや私立恵比寿中学らの楽曲より、曲名に「走れ」が入っているナンバー計7曲を11分28秒にわたって歌唱した。また4人は次のブロックで“変幻自在”というグループのコンセプトをイメージしたステージを展開。“細胞分裂”をテーマにした初期曲「ミクロコスモス・マクロコスモス」を経て、「轟音」「ハイ・カラー・ラッシュ」「フロムレター」といった楽曲を歌唱メンバーの組み合わせを変えて次々にパフォーマンスした。

市川と小島が「アダムスキーじいさん～ハムとみかん～」を歌い終えると、ステージ上に風鈴とアコースティックギターがセッティングされ、浴衣姿に衣装チェンジをした愛来と鈴木萌花が合流。愛来と鈴木は換気のために後方の扉を開いた状態で、夏の日差しを浴びながら「差し出された手をあの時握ってたら運命変わってたかな？」をアコースティックギターで優しく弾き語った。続く「Over the rainbow」の後半には同じく浴衣姿に着替えた市川と小島も加わり、4人はファンと一緒に記念撮影。3B junior時代の楽曲「夏花火センチメンタル」を弾き語りバージョンで披露し、笑顔でステージをあとにした。

アンコールでは7月に発売されたばかりの「AME/FLASH Tシャツ」と新グッズ「A/F CAP」でコーディネートされたメンバーが舞台袖から登場。市川と小島をフィーチャーした楽曲「バカップルになりたい！」をキュートに歌い上げた。そしてアメフラっシはファンに感謝を伝えたのち、ライブ定番曲の「グロウアップ・マイ・ハート」、pepensowがリミックスを手がけた「明後日の方向へ走れ」を立て続けに披露。「この日のライブが新たな1歩、次の2歩目になるように」と語り、ひさびさのファンとの再会となった日テレらんらんホール公演を締めくくった。