コロナ禍でライブができない状況にある中、バンドの音楽を楽しみに待つファンのために両アルバムを完成させたというHiro(Vo)は、「いつもの真っ向から真剣に向き合ってもらう音楽ではなくて、みんなの生活を後ろから支えられる様なイメージでつくりました」とコメント。ファンに対して「どうか忘れないで下さい。あなたがいるだけで誰かの支えになってる事を。生きてるだけで誰かを救える事を。少なくとも僕達はあなた達一人一人に助けてもらってます。だから、どうかそれまで僕達に力を貸して下さい」とメッセージを送っている。
Hiro(Vo)コメント
こんにちは、皆さんお元気ですか。
FCツアー一部中止になってしまって本当にごめんなさい。
8月は可能性あるかなと思って準備していた本ツアーも、コロナウィルスの国内情勢を毎日把握し全力で検討していますが、一部中止が決定してしまいました。
残りの公演については、状況を照らし合わせながら適宜検討しています。
悲しいけれど皆の安全と、皆以外の安全、家族や友達、全ての人達の事を考えたら仕方がないかなと思いました。
そんな中で会社としても
今、皆のお陰で着実に前に進めてる僕らは、更にクオリティを高く、もっと前に皆と一緒に歩いて行く為に仲間を増やしたばかりでした。
各業種のスペシャリストに声をかけ、彼等は僕等の可能性を信じて集まってくれました。
そんな人達を露頭に迷わせる事になるかもしれない、そう思うと胸が張り裂けそうな気持ちでいっぱいです。
それと同時に、僕達を居場所にしていた皆が今どうしているだろうか?そう考えるだけでとても苦しいです。
「ライブがあるから仕事が頑張れる」「ライブがあるから学校へ行ける」そんな声を聞くたびに僕達は自分達の存在意義を見つけられていました。
Storytellerの皆は今、何を支えにしているのだろうか?やり切れない気持ちをどうしてるんだろうか?辛い時に寄り掛かれるものはあるんだろうか?
それを考えると、今何も出来ない自分達の無力さを痛感します。
僕等の音楽を信じて働いてくれる人の為に、僕らの音楽を楽しみに待ってくれている人の為に、何か出来る事はないだろうか。
必死で考えた結果、僕らは特別なアルバムを出す事にしました。
メンバーが集まりレコーディングもままならない状況でも完成させる事が出来た2枚のアルバムです。
そのコンセプトは「日常に寄り添うMY FIRST STORY」。
アルバム名は「BGM」と「sleeping」。
これはどちらも歌詞なしのサントラアルバムです。
ご飯を食べながら、誰かを想いながら、仕事をしながら、勉強をしながら、聴いてもらう事を前提で作ったアルバムです。
いつもの真っ向から真剣に向き合ってもらう音楽ではなくて、みんなの生活を後ろから支えられる様なイメージでつくりました。
いつものMY FIRST STORYとは真逆の事。
だからこそメンバーや自分の知らない一面を覗き見る事が出来ました。
「BGM」は様々なシチュエーションに合う音楽を。通勤中にも、読書にも、音楽やってる人はなんかのフレーズの参考に。
「sleeping」はヒーリングアルバム、リラックスして寝れる様にループして聴いてみてください。
基本的にありとあらゆるサブスクのサイトで解禁する予定です。サブスクなんでいくらでも聞いてください(サブスクやってない方用に一応iTunes等のDLも用意しておきます)
皆の日常、睡眠時間にこの音楽をループして聴き続けてくれる事で、その積み重ねが僕達の収入の支えとなり、働く仲間達が生きて行く為の糧になります。
そしてアルバムで「ライブがあるから頑張れる」そう言っていた彼等に手を振る事が出来たらと思います。
今世界中が苦しんでる。
自分のしたい事を出来ず、見なくていいものを見て、何かを我慢して生きていかなきゃいけない。
どれだけ苦しくてもいい。
どれだけ弱音吐いてもいいよ。
そんな我慢し続ける必要なんてないから。
どうか忘れないで下さい。あなたがいるだけで誰かの支えになってる事を。生きてるだけで誰かを救える事を。少なくとも僕達はあなた達一人一人に助けてもらってます。
だから、どうかそれまで僕達に力を貸して下さい。
リンク
J_ROCKNews @J_ROCKNews
MY FIRST STORY、ファンの日常に寄り添うインストアルバム2作同時配信 https://t.co/QwxUEWxy5K