昨年12月よりメジャーデビュー25周年ツアー「ゴスペラーズ坂ツアー2019~2020 “G25”」を開催していたゴスペラーズだが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて2月23日の茨城公演を最後にツアーは中止。今回の生配信ライブが行われた5日はこのツアーのファイナル公演が予定されていた日で、ライブの模様は約1万人以上のファンが視聴した。
ライブはアカペラの「NEVER STOP」でスタート。村上てつやは「皆さんがどんな場所で観ていても“最前列の真ん中”。最高の席で思いっきり楽しんいただけたらと思っております」とファンに語りかけ、25周年記念シングル「VOXers」へとつないだ。この曲にはバンドメンバーの坂東慧(Dr, Per)がパーカッションで加わり、一夜限りのアレンジを披露した。
さらに同じくバンドメンバーの本間将人(Key, Sax)、荻野哲史(B)、田中“TAK”拓也(G)、佐藤雄大(Key)を迎え、高速ジャズアレンジの「いろは 2010」を歌う。熱いパフォーマンスのあと、黒沢薫の「ここからは少しゆったりとお楽しみください」という言葉から「風をつかまえて」「永遠に」「東京スヰート」とバラード3曲が連続で披露された。「東京スヰート」でメンバーは歌詞を「画面越しでも あなたに歌いかけていたいから」と変えて歌い、配信を見守るファンへのメッセージを届けた。
安岡優を中心としたフリートークのコーナーでは、全12回にわたってTwitterで生配信された番組「おうちからハーモニーを」の思い出をメンバー同士が笑顔で語り合った。再びアカペラで「Moon glows (on you)」「Love me! Love me!」を歌うと、5人は生配信を視聴するファンとのコール&レスポンスに挑戦する。直筆のホワイトボードを見せながら都道府県ごとにコール&レスポンスを繰り広げるという演出で、ファンとの一体感を楽しんでいた。
村上の「この自粛期間、コンサートができなかった期間ほど“信じて待つ”というよくある言葉がこんなに身に染みた時間はなかったと思います。今日は離れ離れの場所にいますけど、このライブができたことが大きな一歩だと思います。また皆様のところへ歌を届けに行けることを信じてこの曲を贈ります」という言葉のあとは「まっすぐな橋」「約束の季節」を熱唱。今回のライブには出演しなかったものの、全国ツアーを共に回っていた宇佐美秀文(Mp)を加えたバンドメンバーを紹介したのち、メンバー1人ひとりがファンへの言葉を語った。
北山陽一は「ゴスペラーズで25年以上やってきて、この大事なステージで『Love me! Love me!』の音取りを1音下に間違ってしまった」と告白。酒井雄二はステージに用意されたメンバーカラーのフラワーアレンジメントについて「俺はグリーンなんで葉物野菜みたい(笑)。猫じゃらしもあって」と笑いを誘った。黒沢は「途中からお客さんの顔が見えてきた」と話し、安岡は「今日は25周年ツアーの最終日の代わりではなく、今日から新たな旅が始まった」と思いを明かした。
村上の「これからもゴスペラーズ坂をしっかりと登っていきます」という挨拶のあと、5人はラストナンバー「星屑の街」を披露。途中でステージ後方のカーテンが開いて夜景が広がるという演出で曲の世界を盛り上げた。
「ゴスペラーズ LIVE“ライブハウスからハーモニーを”」2020年7月5日 セットリスト
01. NEVER STOP
02. VOXers
03. いろは 2010
04. 風をつかまえて
05. 永遠に
06. 東京スヰート
07. Moon glows (on you)
08. Love me! Love me!
09. 愛の歌
10. It's Alright ~君といるだけで~
11. まっすぐな橋
12. 約束の季節
13. 星屑の街
※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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【ライブレポート】ゴスペラーズ初の生配信ライブで1万人魅了「途中からお客さんの顔が見えてきた」 https://t.co/GatdhuLqvq
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