田所あずさ、ファンと過ごした最高の誕生日「幸せです！」

田所あずさが11月10日に東京・片柳アリーナでワンマンライブ「AZUSA TADOKORO SPECIAL LIVE 2019～イコール～」を開催した。

この日26歳の誕生日を迎えた田所は、大きなハンドクラップに迎えられてステージに登場。バックバンド“あずさ2号”を引き連れ、まずは「ギミーシェルター・ブライトネス」で場内に熱いコールを巻き起こした。その勢いをさらに加速させるように、田所はアッパーチューン「1HOPE SNIPER」、そして重厚なサウンドが渦巻く「spit out」を連投。田所とバンドメンバーのパワフルなパフォーマンスに、会場はライブ序盤から熱気に包まれた。「アリーナクラスの会場でライブができることもそうそうないので、噛み締めて歌いたいと思います。皆さんもぜひ噛み締めて聴いてください！」と、田所は広い会場の景色に万感の様子。「まだまだ飛ばしていくぞ！」と観客を煽り、「絶対的Rock Star」をエネルギッシュに歌い上げた。

その後田所は凛とした佇まいで「DEAREST DROP」を歌唱したかと思えば、続いて「リトルソルジャー」を晴れやかに歌い、多彩な表現でオーディエンスを魅了した。田所の発案だというアコースティックコーナーでは、バンマスの神田ジョン（PENGUIN RESEARCH）がアコギで奏でるノスタルジックな音色に乗せて「僕は空を飛べない」を歌い上げる。さらに田所にとって20歳の誕生日にもらった思い入れのある楽曲「ツボミノコエ」をあずさ2号の柔らかなバンドアンサンブルと共に届けた。アコースティックコーナーを終えた田所は「今日26歳になりました！」と照れくさそうにファンに報告。「誕生日だから、1つわがままを言わせてもらいました。私のことを教えてもらったような曲があって、記念すべきこのワンマンライブでどうしても歌いたいと思って」と述べ、ライブ直前までセットリストにはなかったというニューシングル「RIVALS」のカップリング曲「スペクトラム ブルー」をエモーショナルに歌唱した。

ライブ後半には「Come on,A-Z!!」「It's my CUE.」といったアップテンポの楽曲が続き、観客のジャンプで会場が揺れるほどの盛り上がりよう。バンドの紹介曲「あずさ2号のテーマ」では、メンバーのアグレッシブなプレイが場内を大きく沸かせた。ラストナンバーは今年の8月にリリースされ、ライブタイトルにもなっている「イコール」。田所は「『イコール』という曲は今日完成するんじゃないかなと思っています！」と告げ、観客の盛大なシンガロングを浴びながら伸びやかにこの曲を歌い上げた。

アンコールでは、あずさ2号とファンが協力して田所にバースデーサプライズを仕掛ける場面も。田所が観客と記念撮影しようとすると、セットリストにはない「ころあるき」の演奏が突然スタート。会場が田所のイメージカラーである青のサイリウムの光に染まり、彼女を驚かせた。突然の状況に田所が場内を見渡していると、ステージ袖から「ころあるき」を提供した柴田隆浩（忘れらんねえよ）が勢いよく登場。怒涛のサプライズに圧倒されながら、田所は楽しそうに柴田とこの曲を熱唱した。「すごい！ デュエットしちゃいました！」とはしゃぐ田所とほほえましいやり取りを繰り広げ、柴田は「楽しかった！ ころあず最高！」と叫んでステージをあとに。ファンの寄せ書き入りのフラッグも運び込まれ、田所は感極まった様子で「幸せです！」と満面の笑顔を浮かべた。幸せいっぱいの田所は、現在放送中のテレビアニメ「神田川JET GIRLS」のエンディング主題歌「RIVALS」をさわやかに歌唱する。最後には「純真Always」をファンと大合唱し、「最高の誕生日をありがとうございました！」と感謝を伝えて特別な夜を締めくくった。

このライブの模様は、12月20日にMUSIC ON! TVで放送される。