会場には、もはやフェスDJの常連になった彼のDJプレイを楽しもうと多数のファンが来場。この日の主役・DJやついがステージに現れると会場からは大歓声が上がり、DJやついも思わず満面の笑みを浮かべたが「すごい人気! でもこれは局地的な人気だから! 街歩いてても誰も声かけてこないから」と冷静に分析し、会場の笑いを誘った。
さらにシークレットゲストとして「きみはキョンシー」のリミックスを手がけた
そして2010年、ニューアルバムを作ることになったDJやついが、Twitterを通じてRAM RIDERに自作曲「きみはキョンシー」のリミックスを依頼。「頼まれたら断れない性格とわかっていた」というDJやついの狙いどおり、RAM RIDERは依頼を快諾したものの、実際のリミックス作業はかなりの難産に。シンプルすぎる楽曲と、どうやってもカッコよくならない歌詞に「普段キラキラしたものしか作ってない」というRAM RIDERは大苦戦。しかし最終的には、完成した作品を聴いたDJやついが「カッコよすぎて爆笑した」というほどの仕上がりとなった。
その後、RAM RIDERが退席し、イベントはDJやついのDJタイムへと突入。1曲目「きみはキョンシー RAM RIDER REMIX」で、DJやついは「ピョンピョンピョピョン」とかけ声をかけつつ、観客とともにキョンシージャンプ。さらにコール&レスポンスでは「お札貼られるまで止まらないで!」と絶叫しながらフロアを煽る。
続けて、フィンガー5「学園天国」、いきものがかり「じょいふる」と学校もの2曲をつなげ、DJやついの定番曲となったB'z「ultra soul」で、会場のボルテージは最高潮。郷ひろみ「GOLDFINGER '99」、the telephones「LOVE & DISCO」、MINMI「シャナナ☆」を経て、ラストは鉄板の盛り上がりを見せるTRF「survibal dAnce ~NO NO CRY MORE~」を披露。名人芸ともいえる観客いじりを見せつつ、30分にわたるDJプレイを終えたDJやついは、観客の大歓声を受け、汗だくになりながらステージを降りた。
さらにこの日の深夜、DJやついは新宿LOFTで行われた「七夕ナイト ~ATARASHII YATSU! リリースパーティ~」にも出演。このイベントは、ゲストがすべてシークレットだったにもかかわらず、チケットが完売するという人気ぶり。会場にはバカリズム、ゆってぃ、マキタスポーツ、DJニッチャメン(X-GUN西尾季隆)、2丁拳銃小堀裕之、360°モンキーズ山内崇といったお笑い芸人の他、THE BAWDIESのメンバーなど数々の豪華ゲストが来場。DJやお笑いコーナーなど、音楽とお笑いの垣根を越えたにぎやかなリリースパーティとなった。
リンク
- DJやついいちろう(エレキコミック)|@Victor Entertainment
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音楽ナタリー @natalie_mu
DJやついインストアイベントでRAM RIDERと爆笑トーク http://natalie.mu/music/news/34296