これは、4月3日に彼の1stソロアルバム「この道の先に」がリリースされたことを記念して実施されたもの。釣りを愛する彼のため、同水族館内で最大規模の水槽「相模湾大水槽」の前に特設ステージが設置され、大野はファンと約2万匹の魚の前でその歌声を披露した。
スペシャルライブは「MY DEAREST」で幕開け。館内に温かな歌声を響かせると、大野は背後の大水槽に目をやり「大好きなお魚の前で歌えて幸せです。わかります? アジがデカいんですよ!」と瞳を輝かせた。彼は、4月1日に30歳を迎えたことを記念して初のソロアルバムがリリースされたことをファンに伝え「こうしてリリースイベントができて幸せです」と今の心境を語る。そして同水族館に来るのは今回が初めてだと明かしつつ「少しでもこのアルバムが皆さんに響くように歌わせていただけたらと思っています」と挨拶を結んだ。
大野は1曲1曲を丁寧に紹介しながら、アルバム収録曲を届けていく。「恋愛の曲って、僕の中では難しくて。緊張しますよね、裸で歌ってるような気分になる(笑)」と照れ笑いしたミドルバラード「僕らの不確か」では、美しいファルセットを効かせたボーカルでロマンティックな楽曲の世界観を描き出した。また、松田聖子「あなたに逢いたくて ~Missing You~」、Eagles「Desperado」とカバー曲を続けて披露した際には、それぞれの曲への強い思い入れも明かされる。「僕はスナック育ちというか、お酒飲んで歌う場所が好きで。この曲もカラオケでよく歌っていて」という「あなたに逢いたくて ~Missing You~」では、随所にフェイクを入れたオリジナリティのあるボーカルで楽曲を歌い込んできたことをうかがわせる。一方の「Desperado」は「もう12年くらい歌い続けている付き合いの長い曲」だそうで、大野は「4、5年前に喉に結節ができて『苦しいな』と思っていた時期があったんですけど……でも、歌わないのは嫌なんです。喉に負担のないようにこの曲をよく歌っていたから、いろいろと思い出す曲ですね」としみじみ語り、流れるような英語で優しく楽曲を歌い上げた。
アルバムの表題曲「この道の先に」が披露されるとライブも佳境。この曲は大野が周囲と自分を比べてしまう悩みを抱えていたときに作った歌だといい、彼は「周りと比べてしまうこともあったけど、自分は好きな歌やダンスをできている、その幸せを感じながら自分に向けて書いた曲でもあります」と思いを語る。そして「出会いと別れの時期で不安があるかもしれないけど、この曲が支えになって……少しでも前向きに生きる理由になってくれたらいいなと思います」と客席に語りかけ、歌詞のメッセージを大切に伝えるように、力強い歌声でオーディエンスへと届けてみせた。
特別なシチュエーションで展開した大野のソロライブ、ラストにはオーディエンスを大いに喜ばせるサプライズが待っていた。最後の楽曲を前に大野がステージに呼び込んだのは川畑要(
※記事初出時、本文に誤りがありました。お詫びして訂正します。
大野雄大ソロアルバムリリース記念ライブ 2019年4月5日 新江ノ島水族館 セットリスト
01. MY DEAREST
02. 僕らの不確か
03. いつかまた会えるなら
04. あなたに逢いたくて ~Missing You~
05. Desperado
06. この道の先に
07. Changin' feat. 川畑要(CHEMISTRY)
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- 5人組ダンス&ボーカルグループ Da-iCE(ダイス)
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HMVグランフロント大阪 @HMV_Osaka
【ライブレポート】「アジがデカい!」Da-iCE大野雄大が2万匹の魚の前でソロライブ、川畑要も駆け付け祝福 - 音楽ナタリー https://t.co/5BT0GLzLJv