山出愛子が年末ワンマンで飛躍を誓う、5月に新規ライブ決定

山出愛子が12月27日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて、ワンマンライブ「Aiko Yamaide LIVE Diary Vol.2 1227」を開催した。

自身の16歳の誕生日である12月1日にニューシングル「Choice」をリリースした山出。この日のライブでは「Choice」はもちろん、3月に卒業した“母校”のさくら学院のナンバーなども披露し、会場に訪れた多くのファンを喜ばせた。透け感のある黒のブラウスに赤チェックのスカートを合わせたコーディネートでステージに登場した山出は「皆さんこんばんは。今日はよろしくお願いします」と挨拶をして、ソロデビューシングル「スマイル」のカップリング曲「ひらりひらり」でライブをスタート。途中でギタリストの太田貴之とベーシストの村田“5-low”悟郎も合流し、そのまま「ふたりことば」へと突入していく。軽やかなピアノサウンドに客席からクラップが沸き上がると、少し緊張した様子だった山出の表情はほぐれていった。

「スマイル」を笑顔で歌い上げた山出は、世界史のテストで100点を取ったことや12月1日に16歳になったことなど近況を報告。その後、山出はさくら学院時代に初めてソロで披露したAI「ハピネス」や、さくら学院の父兄（ファン）として知られる藤原さくらが作曲した上白石萌音「きみに」、山出が鹿児島で“アメリちゃん”として活動していた頃にリリースした楽曲「アメ・ハレ・チュチュ」の提供者・辛島美登里の代表曲「サイレント・イヴ」といった山出と同郷の鹿児島出身のアーティストのナンバーを披露した。

今年の3月にさくら学院を卒業し、高校に通いながら8月にはソロデビューを果たした山出。彼女は大きな変化の会った2018年を「心はそのままだけど、周りの影響で少しお姉さんになった気がします。等さんにも会えて、音楽の楽しさに気付くことができたし、お客さんの前で1人で歌うことの楽しさをいっぱい知れました」と振り返る。そして上地も交えてハングル語のナンバー「Beautiful」を届けた。その後、山出は「Choice」「大切な君へ」をクリアな声で伸びやかに歌い上げ、ラストナンバー「同じ空の下」へ。タンバリンを手に観客と共に歌い、ライブ本編を終えた。

山出がステージを去ったあと、会場には「同じ空の下」の合唱が巻き起こる。これを聞いて再びステージに現れた山出は「ありがとうございます！ なんで歌うの？ うれしい！」と感激。そして「Choice」のジャケットに登場し、この日のライブのステージにも置かれた白いクマのぬいぐるみの名前をファンにアンケートを取って「くまいでさん」に決めた。トークでアットホームな雰囲気を作り上げたあと彼女は「私にとってすごく大切で大好きで、できることならこれからも歌っていきたいと思っている曲」と紹介し、さくら学院「アイデンティティ」をカバー。マイクを握りしめ、歌詞の1つひとつを噛みしめるように熱唱した。バンドメンバーを送り出し、ステージに1人になった山出。「こんなにたくさんの人の前で歌えて本当に幸せ。皆さんに感謝しています。これからも私なりの音楽をいっぱいお届けできるように成長して、皆さんに『付いていきたい』と思ってもらえるようなアーティストになるのでこれからもよろしくお願いします！」と力強く語り、弾き語りで「Choice」を披露して名残り惜しそうにステージを下りた。

この日のライブで山出は5月19日に再び渋谷duo MUSIC EXCHANGEにてライブを行うことを告知した。ライブは2部制でチケットは3月3日に一般発売される。