Task have Fun、アップデート完了！東名阪ツアーを品川ステラボールで締めくくる

Task have Funが11月23日に東京・品川ステラボールで東名阪ツアー「Task “2018 Update Tour”」のファイナル公演を行った。

10月27日に大阪・ESAKA MUSE、11月4日に愛知・名古屋CLUB QUATTROでライブを行い、ツアーの各会場を盛り上げてきたTask have Funは、ファイナル公演でグループ史上最大規模のワンマンライブに挑戦。初の試みとしてヘッドセットのマイクを使用してパフォーマンスを繰り広げ、品川ステラボールに集まった大勢のファンを魅了した。

おなじみのオープニングSEに乗って1人ずつステージに登場したTask have Funは、10月に発売した通算8枚目のシングルの表題曲「けどハニカミ」でライブをスタートさせる。複雑な恋愛感情を描いた“恋愛妄想アッパーチューン”で1曲目から会場を沸かせた3人は、2曲目にライブの人気ナンバー「3WD」を投下。曲中には里仲菜月が「ファイナルいくぜ！」と叫び、ファンはメンバーの踊る振り付けを真似しつつ、ステージに向かって力強いコールを送っていた。

最初のMCで自己紹介を終えた3人はロックナンバーの「『キメ』はRock You!」、恋愛ソング「ラブグリッター」、ジャズやカントリーテイストのサウンドが印象的な「幻想セレナーデ」を立て続けに歌唱。さらに彼女たちは未音源化曲であるサマーチューン「Rockin’ Party a Go Go」でファンと一緒に「JOUENEY HAVE FUN!」と書かれたツアータオルを振り回し、白岡今日花は「“JOUE”にはフランス語で遊ぶっていう意味があるんですよ。で、“JOURNEY”は英語で旅という意味ですね。つまり『楽しく旅で遊ぼう』『東名阪ツアー楽しもう』という意味のTaskが作った造語なんですよ！ 『JOURNEY HAVE FUN!』と書こうとしたんだけど、スペルミスに気付いてフランス語とかいろいろ探したわけじゃなくて」と説明して観客を笑わせていた。

その後Task have Funはバラード曲「マーブル色の気持ち」を熱唱したほか、「春風」「いつだって君のそばで」といったエモーショナルなナンバーで会場に一体感を生み出す。ライブ中盤のMCではステージの広さに関する話題から、3人が歩数計を付けて10秒間でどれだけの歩数を稼げるかを競争。結果は熊澤風花の31歩、白岡の33歩を超える46歩というスコアを叩き出した里仲が勝利した。また彼女たちは今回のツアーで公演ごとに1人ずつ初のソロ曲をお披露目するという"Task"にチャレンジしており、大阪公演では白岡が「あい合い傘」、愛知公演では熊澤が「Pumping Love」をパフォーマンス。品川ステラボール公演では里仲が「2人はかわいい系なんですけど、私はちょっと雰囲気のある曲なのでいつもとは違う私を見れるんではないかと思います」とファンの期待を高めてから、レインボータウンFM「かをる★のミュージックどん丼88.5」で共演している女性シンガーソングライター・かをる★が手がけた「僕はマグネット」を、自身で考案した振り付けと共にマイクを持って歌唱した。

続けて白岡と熊澤がそれぞれのソロ曲を歌ったあと、3人は初のオリジナル曲「TASK」をはじめ、「部屋の中の天使」「全開！Teenage Riot!!」「ギュッと、チュッと」「彗星のステージ」「キミなんだから」などをノンストップで披露。ライブ本編を通して全オリジナル曲を届け、場内を熱気で満たした。

アンコールでは白岡が「今回の東名阪ツアーで全曲をアップデートできたんじゃないかなと思います！」と語り、熊澤は「ファンのみんなと同じ体勢になるので、楽しかったなと思います」とヘッドセットのマイクでパフォーマンスした感想をコメント。そして2019年3月よりメンバーの地元を回るライブツアーを、6月23日に東京・マイナビBLITZ赤坂で結成3周年記念ライブを開催することを発表したあと、3人はファンからアンコールで歌う曲を募って「けどハニカミ」「3WD（Long Ver.）」を熱演した。「3WD（Long Ver.）」のイントロではメンバーが手に持った紙を勢いよく広げると、そこには「2019年11月23日（土）」「中野サンプラザ決定！」「タスク史上最大キャパワンマンライブ」という文字が。ちょうど1年後の日に東京・中野サンプラザホール公演が開催されることをサプライズで知ったメンバーとファンは歓喜。熊澤は「Taskまだまだいくぞ！」と叫び、会場に興奮の渦が巻き起こった。最後に彼女たちは観客に感謝の気持ちを述べて退場。ステージを去る熊澤の目には涙が浮かんでいた。