本日7月20日、東京・TOHOシネマズ日比谷にてアニメーション映画「
「未来のミライ」は「時をかける少女」や「サマーウォーズ」などで知られる細田監督の最新作。甘えん坊の男の子“くんちゃん”と未来からやってきた妹“ミライちゃん”という不思議な“きょうだい”の物語が、細田によるオリジナル原作・脚本で描かれる。舞台挨拶にキャストと監督は涼し気な浴衣姿で登場。公開初日を迎えた喜びなどを語った。
星野、上白石、黒木、麻生、細田監督は涼し気な浴衣姿で舞台挨拶に登場。艶やかな浴衣姿の女性キャストに挟まれた星野は「美女に囲まれてうれしいです」と口元をゆるませ、「でも一番かわいいのは監督です。ねえ、そう思うでしょ? 君もそう思うだろ? 一番かわいいよね? 皆さん美しいですけど、かわいらしいのは監督です」と来場者の笑いを誘う。公開初日を迎えたことについて星野は「(キャストや監督と)最初にアフレコブースで会ったときより仲良くなっていて、すごく居心地のいい場所になって。その感じをもってこういう場に立ててうれしい。それはアフレコのときから監督の持つムードのおかげで、いい状態でアフレコできたから。それを皆さんに観てもらえて幸せ。なかなかこういう経験はできないなと。幸せな気持ちです」と幸せを噛み締めた。
続いて、登壇者たちは本作が“くんちゃん”が家族の愛に触れて少しずつ成長していく物語ということにちなみ「家族の愛を感じる瞬間」をテーマに自身の体験を語る。ひとりっ子の星野は両親とのエピソードを披露。小学校低学年の頃、帰宅すると両親が仕事で家を空けていることもあったという彼は家のポストの下に貼り付けられていた鍵を使って家に入ると、テーブルの上に「押入れの中を見ろ」と書かれた紙があり、それに従って押入れの中を見ると、新たな指示書が置かれており、それを繰り返して最後にお菓子の詰め合わせを見つけたと話す。「そのときは『うわ、お菓子だ!』って感じでムシャーっといったんですけど、今思うとすごく自分を楽しませてくれたと言うか。1人で寂しくならないように親が考えてくれたんだと思うとすごく愛を感じました」としみじみ語ると、司会の森圭介アナウンサーは「そういうのって創作活動に生きていますか?」とファンならではの質問を星野にぶつける。星野は「そうですね。寂しい、切ないものが好きで居心地がいいけれど、大きな愛や楽しいものを作り出したいと思うのは性格を形成したかもしれないですね」と話した。森アナウンサーは「だから『幸せが一日でも多く側にありますように』なんですね」と星野の楽曲「Family Song」の歌詞を無理やりねじこみ、星野は「森さんはもう……まなざしがガチ過ぎて。ファンとしてありがたいんですよ。でもずっと目が濡れてるんですよね。あとでゆっくり話しましょうね」と笑った。
その後キャストと監督は「時を越えて会いたい人」をテーマにトーク。登壇者たちが身近な人物や歴史上の人物を挙げる中、星野は「すごく未来に行きたい。自分がいなくなったあとの世界が見たいから何千年もあととか。1回文明がなくなって、また新しい命が生まれて、次世代の知能を持った生命体が地球の下の方からBlu-rayディスクとか掘り出して……」と壮大な話を始める。そして「もしかしたら自分の音楽を見つけてくれるかもしれないじゃないですか。まったく僕らがない状態を見てみたいです。とてつもなくくだらないビデオとか見つけちゃうところを見たいですね」と真剣そうな表情で述べた。
リンク
- 「未来のミライ」公式サイト
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齋藤守 @_manmos3110
浴衣姿の星野源がお菓子をムシャー!鍵っ子エピソードを披露 #NewsJet https://t.co/ZMoovcJhVd