BiSHチッチ&松隈ケンタ、フェンダーBiSHモデルでレア曲パフォーマンス

2

816

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 102 686
  • 28 シェア

フェンダーとBiSHのコラボレーションギター「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」の受注販売2次受付開始を記念したスペシャルイベントが、東京都渋谷区にあるフェンダーのショールーム・Fender Music Backstageで昨日7月12日に開催された。

松隈ケンタ(左)と「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」を手にしたセントチヒロ・チッチ(右)。(撮影:西槇太一)

松隈ケンタ(左)と「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」を手にしたセントチヒロ・チッチ(右)。(撮影:西槇太一)

大きなサイズで見る(全16件)

「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」ボディ

「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」ボディ[拡大]

「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」はフェンダーとナタリー商品開発チームが企画し、BiSHの楽曲を数多く手がける松隈ケンタ(SCRAMBLES)監修のもと製作されたオリジナルモデル。“楽器を持たないパンクバンド”であるBiSHのイメージを反映しながら、BiSHサウンドの要である松隈のこだわりが随所に盛り込まれている。

セントチヒロ・チッチ(撮影:西槇太一)

セントチヒロ・チッチ(撮影:西槇太一)[拡大]

再受注を記念して行われたイベントには松隈のほか、BiSHメンバーを代表してセントチヒロ・チッチが登壇。抽選により招待された清掃員(BiSHファンの呼称)40名の前に登場した松隈とチッチは、簡単な挨拶のあと「まずは1曲聴いてもらいましょう」と、チッチのソロボーカルでBiSHのナンバー「Story Brighter」を披露し、松隈は「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」の音色を至近距離で体感させた。この曲は2015年5月に発売されたBiSHの1stアルバム「Brand-new idol SHiT」に収録された楽曲で、作詞はチッチによるもの。ライブで歌われる機会の少ない曲だが、松隈は「今日はせっかくの機会ですし、あまりやらない珍しい曲がいいかなと。チッチが歌詞を書いた曲だし、ギターがわかりやすい曲なので」とその選曲理由を明かした。チッチは「そもそもBiSHの曲を1人で歌うことがないので、難しかったです」と緊張した様子を見せるも、「ギターとチッチの歌以外はパソコンから音を出したんですけど、だんだんチッチの歌が盛り上がってきてグルーヴがよくなってきたからすごいなと思った。さすがメジャーの方だなと」と松隈はチッチのパフォーマンスを評価した。

「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」のこだわりポイントに興味を示すセントチヒロ・チッチ(右)。(撮影:西槇太一)

「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」のこだわりポイントに興味を示すセントチヒロ・チッチ(右)。(撮影:西槇太一)[拡大]

トークコーナーでは「マニアックな話でもいいですか?」と松隈が「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」を製作するうえでこだわったポイントを自ら解説。フェンダーの伝統的なモデル、テレキャスター・シンラインをベースにしながらも、フレットのポジションマークやネックまで黒く塗ったり、セミホロウボディに他社製のハムバッカーピックアップを搭載したりと、フェンダーの常識を覆すカスタマイズが施されていることを説明した。ただしフェンダー製品の顔とも言えるヘッドの「Fender」の文字、通称“スパゲティロゴ”をBiSH仕様に変更する案に関しては却下されたという。

「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」を使った生パフォーマンスを披露する松隈ケンタとセントチヒロ・チッチ。(撮影:西槇太一)

「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」を使った生パフォーマンスを披露する松隈ケンタとセントチヒロ・チッチ。(撮影:西槇太一)[拡大]

広告写真ではBiSHのメンバー6人がそれぞれ「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」のイメージビジュアルを撮影しているが、あくまで“楽器を持たないパンクバンド”というBiSHのコンセプトを遵守し、メンバーは一切ギターに触れていない。しかし今回のイベントでは特別に、最近密かにアコースティックギターを練習しているというチッチが、ニコニコ動画の“弾いてみた”動画を観て覚えたというBiSHの楽曲「スパーク」のイントロフレーズを「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」で演奏してみることに。チッチは自身のたどたどしい演奏にケタケタと笑いながらも「スパーク」のワンフレーズを演奏してみせた。その後の質問コーナーでは「曲作りは何から始めるか」との問いに松隈が回答。彼はメロディではなくオケ全体を先に構築し、最後に主旋律を乗せていくのだという。また「BiSHの曲って、イントロが全部カッコよくない? なんでかと言うと、僕は発想が逆で、イントロがカッコいいものから曲に仕上げていくんですよ」と、BiSHの曲は詞先や曲先ならぬ“イントロ先”で作られていることを明かした。

「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」を使った生パフォーマンスを披露する松隈ケンタとセントチヒロ・チッチ。(撮影:西槇太一)

「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」を使った生パフォーマンスを披露する松隈ケンタとセントチヒロ・チッチ。(撮影:西槇太一)[拡大]

イベントの最後にはさらにもう1曲、2016年1月発売の2ndアルバム「FAKE METAL JACKET」から、チッチと松隈、BiSHの生みの親であるプロデューサー渡辺淳之介が3人で作詞したナンバー「BUDOKANか もしくはTAMANEGI」がライブで披露された。

「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」の受注は7月22日までナタリーストアで受付中。また原宿の複合施設・THE SHAREでは7月15日まで「Fender Telecaster Thinline "BiSH"」の展示会を行っている。会場ではギターのほか、この企画用に撮り下ろされたBiSHの未公開ショットも展示されており、BiSHメンバーのサインが入ったオリジナルピックセットや、コラボメニューのソフトクリームが販売されている。営業時間は13:00から20:00まで。

関連する特集・インタビュー

この記事の画像(全16件)

読者の反応

  • 2

松隈ケンタ @kenta_matsukuma

ワオ! https://t.co/tY9GmFA8VB

コメントを読む(2件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 BiSH の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。