けやき坂46、ファンとハッピーな時間過ごした「走り出す瞬間」ツアー完走

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けやき坂46が昨日7月10日に千葉・幕張イベントホールにて全国ツアー「『走り出す瞬間』ツアー2018」のファイナル公演を行った。

けやき坂46「『走り出す瞬間』ツアー2018」千葉・幕張イベントホール公演の様子。

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今回のツアーでけやき坂46は、6月20日にリリースした1stアルバム「走り出す瞬間」を携えて5都市で全10公演を開催。アルバムの収録曲を中心にしたセットリストを届け、7月9、10日と2日連続で行った幕張イベントホール公演ではあわせて約1万4000人の観客を動員した。

けやき坂46「『走り出す瞬間』ツアー2018」千葉・幕張イベントホール公演の様子。

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本を持ったメンバーが次々にステージに登場するオープニングを経て、ライブは「ひらがなで恋したい」でスタート。次に1期生が「おいで夏の境界線」を、2期生が「最前線へ」を歌唱し、序盤から場内を熱気で包んでいく。最初のMCでは加藤史帆が「日本で一番ハッピーな時間を過ごしましょう!」と観客に呼びかけたのち、メンバーからの「ハッピーを体で表現して」という無茶振りに応えてかわいらしくジャンプ。高本彩花は「体に残っている力を、明日動けないくらい出し切りたいと思います!」と笑顔で意気込みを語った。

「猫の名前」を披露する松田好花、宮田愛萌、金村美玖、丹生明里。

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ユニット曲のブロックでは緑色の衣装に身を包んだ金村美玖、富田鈴花、松田好花が軽やかなナンバー「線香花火が消えるまで」を披露し、佐々木美玲はセンターステージで「わずかな光」をしっとりと歌い上げてファンを魅了。井口眞緒、高瀬愛奈、東村芽依は鮮やかなドレスを着て「夏色のミュール」をさわやかに届け、齊藤京子は「居心地悪く、大人になった」で力強い歌声を場内に響かせた。また「ノックをするな!」では加藤、高瀬、東村、富田鈴花、渡邉美穂によるクールで激しいダンス、「ハロウィンのカボチャが割れた」では潮紗理菜、加藤、齊藤、佐々木久美、高本の軽やかな踊りに観客が沸き立つ。ユニットコーナー最後の「猫の名前」では金村、丹生明里、松田、宮田愛萌が猫をイメージしたキュートな振り付けでファンの心を鷲掴みにし、ほかのメンバーもトロッコでスタンド客席通路を移動して会場を盛り上げた。

左から加藤史帆、高本彩花。(撮影:上山陽介)

左から加藤史帆、高本彩花。(撮影:上山陽介)[拡大]

ライブ中盤にはツアー中のハプニングを振り返るトークが展開され、東村芽依は「期待していない自分」の曲中に客席に向かってマイクを飛ばしてしまったというエピソードを告白。佐々木美玲はこの日の公演にて、オープニングで着用していたティアラを身に付けたままライブを始めてしまったことを明かした。その後、2期生が客席にウェーブを巻き起こして会場が一体感で生まれる中、けやき坂46は「走り出す瞬間」のリード曲「期待していない自分」を披露。さらに「もっと声出していくぞ!」と観客を勢いよく煽ってから「永遠の白線」や「半分の記憶」を畳みかけるようにパフォーマンスし、「誰よりも高く跳べ!」の曲中には「幕張ラスト、跳べー!」という佐々木久美の渾身の叫びが響きわたった。続けて彼女たちは「NO WAR in the future」と「車輪が軋むように君が泣く」を歌唱。ファンと盛大なシンガロングを繰り広げてライブ本編を締めくくった。

影山優佳(撮影:上山陽介)

影山優佳(撮影:上山陽介)[拡大]

アンコールでは学業専念のため活動休止中の影山優佳がステージに登場し、客席からは大きな歓声が上がる。影山は「今このステージに立って思ったことは1つです。やっぱり私ってひらがなが大好きなんだなって!」と笑顔を見せつつ、「私もちゃんと夢に向かって自分の力で、自分の意志で進んでいけるようにがんばります」としっかりとした口調で語った。そしてけやき坂46は「ひらがなけやき」「僕たちは付き合っている」を影山を含む20人で披露。佐々木美玲は「来年も20人でできたらいいなって思います。またここに帰ってきたいです」と話し、小坂菜緒は「1つひとつの出来事が新鮮に感じられたし、自分の成長にもつなげられたツアーになったと思います。皆さんの声援を聞けることが本当に幸せだと感じました」とツアーの感想を述べた。

8月24日~9月9日に東京・TBS赤坂ACTシアターで上演される舞台「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」にけやき坂46が出演することが発表されたあとには、キャプテンの佐々木久美が挨拶。「私は恵まれている状況にあるだけで自分たちでは何もできていないんじゃないかと悩んだりもしたんですけど、ツアーでの声援が今まで以上に大きくて、私たちも皆さんに少しは力を与えられているんじゃないかなと実感しました」と語ったほか、「私たちのライブはここにいる皆さんが声援を贈ってくれたり、ペンライトを振ってくれることで完成するものだと思っています。私たちはライブが大好きだし、常にここが返ってくる場所だと思うので、これからもずっと永遠にメンバーとハッピーな空間を作っていきたいです」と宣言した。

ステージ上で円陣を組むけやき坂46。(撮影:上山陽介)

ステージ上で円陣を組むけやき坂46。(撮影:上山陽介)[拡大]

アンコールの最後、けやき坂46は東京・東京ドームで単独公演を開催するというグループの夢を歌った「約束の卵」を熱演。さらにダブルアンコールに応えてこの日2度目の「NO WAR in the future」を歌った彼女たちは、ステージ上で円陣を組んだのち、場内を駆け抜けてホールの外に走り出していった。

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けやき坂46「『走り出す瞬間』ツアー2018」
2018年7月10日 幕張イベントホール セットリスト

00. OVERTURE
01. ひらがなで恋したい
02. おいで夏の境界線
03. 最前列へ
04. こんな整列を誰がさせるのか?
05. 未熟な怒り
06. 線香花火が消えるまで / 金村美玖、富田鈴花、松田好花
07. わずかな光 / 佐々木美玲
08. 夏色のミュール / 井口眞緒、高瀬愛奈、東村芽依
09. 居心地悪く、大人になった / 齊藤京子
10. ノックをするな! / 加藤史帆、高瀬愛奈、東村芽依、富田鈴花、渡邉美穂
11. ハロウィンのカボチャが割れた / 潮紗理菜、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、高本彩花
12. 猫の名前 / 金村美玖、丹生明里、松田好花、宮田愛萌
13. それでも歩いてる
14. イマニミテイロ
15. 期待していない自分
16. 永遠の白線
17. 半分の記憶
18. 誰よりも高く跳べ!
19. NO WAR in the future
20. 車輪が軋むように君が泣く
<アンコール>
21. ひらがなけやき
22. 僕たちは付き合っている
23. 約束の卵
<ダブルアンコール>
24. NO WAR in the future

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※記事初出時、写真のキャプションおよびセットリストの一部曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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