そらまふうらさか、25曲を届けた年越しライブで新年の幕開け祝う

12月31日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて、After the Rainのカウントダウンライブ「After the Rain COUNTDOWN PARTY 2017-18 ～そらまふうらさか年越し会～」が実施された。

開演時間を迎えると、ステージ上にはそらるとまふまふ、そして浦島坂田船のうらたぬきとあほの坂田が登場。彼らは「そらまふうらさか」名義で発表した新曲「ロールプレイングゲーム」で声を合わせ、イベントを勢いよくスタートさせた。普段からゲームをして遊ぶ仲だという4人。この日のイベントはゲームがコンセプトとなっており、そらるは勇者、まふまふは白魔法使い、うらたぬきは盗賊、坂田は僧侶をモチーフとした衣装で歌を届けた。うらたぬきがソロで「恋の魔法」を歌ってからは、出演者同士のコラボステージが展開された。そらるとうらたぬきが「ハートの後味」を力強く歌い上げれば、まふまふとあほの坂田は「打上花火」で息ぴったりのデュエットを披露し、オーディエンスを盛り上げていく。

Neruのボカロ曲「病名は愛だった」をまふまふがソロで歌唱した後には、そらるが合流。After the Rainの2人で「ショパンと氷の白鍵」「セカイシックに少年少女」をパフォーマンス。また浦島坂田船の“うらさか”の2人はライブの鉄板曲である「プリンセスに口づけを」を届けて、ファンを魅了した。イベント中盤、約20分で年明けとなるタイミングになると、ステージ上にはこたつ、みかん、お茶が用意される。4人は袴姿に着替えてみかんに各メンバーの似顔絵を描くなど、お茶の間のような空間となったステージ上でしばしの休憩へ。年越しが近付くとスクリーンにカウントダウンが映し出され、彼らはファンと共に新年の幕開けを祝った。年明け直後に彼らが歌唱したのは「ぼうけんのしょがきえました！」。やや縁起の悪い楽曲からスタートした2018年のステージは、そらるとまふまふが肩を組みながら歌い上げた「絶対よい子のエトセトラ」、そらまふチームとうらさかチームの2つにパート分けをした「ロメオ」と続き、新年早々オーディエンスを熱曲させた。そらるがソロで「夢のまた夢」を届けた後、本編の最後はAfter the Rainの2人が「四季折々に揺蕩いて」を歌唱。年越しイベント本編の幕を閉じた。

アンコールでは各自が昨年を振り返るトークや、新年の抱負を語るトークを展開。坂田は「大好きなメンバーやすごく尊敬しているそらるさんと一緒に歌えてとても幸せです（笑）。本当にいい1年の始まりになりました。今年1年、もっと幸せになってくぞ！」と宣言。またうらたぬきは「皆さん、本日はありがとうございました」とマイクを通さずに挨拶し、オーディエンスに感謝の気持ちを伝えた。まふまふはこの日の出演者を「一緒に遊んでいる時間が一番長い間柄」と表現し、「こういう友情って一生ものだと思うんですよ。この4人で2018年の最初の瞬間を迎えられたことをうれしく思います。みんな、ここに集まってくれて本当にありがとう！」と語った。昨年のカウントダウンライブに体調不良のため出演できなかったそらるは、昨年のイベントを振り返り「まふまふやみんながすごくがんばってくれたって聞いて、とにかく申し訳ないなと思ったし、皆さんに対してもそれはすごくあって。去年の始まりはもう超最悪でした。まあ、去年も総括すれば僕にとってはいい年だったんだけどね。でも今年はここにいる3人とみんなのおかげで最高な新年を迎えることができました」と自身の心の内を明かした。イベントの最後に披露されたのは、After the Rainのライブの定番曲である「すーぱーぬこになりたい」。計25曲を届けた彼らは、笑顔でステージをあとにし、イベントは大団円を迎えた。