「“ともだち”になれてよかった」ハコムス×RYUTist、柳▽箱結成記念ツーマン東京編

12月30日に東京・AKIBAカルチャーズ劇場にてハコイリ▽ムスメとRYUTistによるツーマンライブ「柳▽箱のともだち！東京編」が開催された。

音楽ライターの南波一海が主宰するタワーレコード内のレーベル・PENGUIN DISCに所属するハコムスとRYUTistは、コラボユニット・柳▽箱（RYUTistとハコイリ▽ムスメ）を結成。1月23日にコラボシングル「ともだち」のリリースを控えている。彼女たちは柳▽箱の結成と本作のリリースを記念して行った今回のツーマンライブでそれぞれのパフォーマンスのほか、2組によるコラボレーションやお互いの楽曲のカバーを披露して会場に集まったファンを楽しませた。

ステージにそろって登場したハコムスとRYUTistは、最初にコラボシングルの表題曲「ともだち」をパフォーマンス。南波が手がけた「離れ離れになってしまう女の子の友情」を描いた歌詞を元気いっぱいに歌い上げた。MCのあとにはハコムスによるライブがスタートし、6人はコラボシングルのカップリング曲「星降る夜の招待状」、初期からのレパートリーであるCoCo「はんぶん不思議」を披露。自己紹介を経て、阿部かれんが「少し大人っぽい曲ですが、女の子の恋心を詰めたとてもかわいらしい曲」と紹介するQlair「夢見るヴァイオリン」、オリジナル曲「ハコいっぱいのプレゼント」を届けて会場をさわやかな空気で満たした。さらに井上姫月の「次の2曲はとびっきりかわいい曲になっているので、私はとびっきりかわいく歌います！ とびっきりかわいい私をたくさん見てください！」という言葉から三浦理恵子「約束のポニーテール」、アイドリング!!!のウインターソング「Snow celebration」をカバーした彼女たちは、最後にCoCo「無言のファルセット」をしっとりと歌唱した。

続くRYUTistは「Winter merry go round」を1曲目に披露。自己紹介を済ませてから、佐藤乃々子が「聴いているとアイスクリームを食べたくなっちゃうようなかわいい曲」と説明するコラボシングルのカップリング曲「アイスクリームマジック」、メンバーの合いの手が印象的な「海岸ROADでオトナッTunes！」を連投して会場を盛り上げていく。MCでは横山実郁と五十嵐夢羽が「テスト帰りの高校生」をテーマにした「ともだち」のセリフパートをアドリブでレコーディングしたときの感想を述べ、「ぽにょ（我妻桃実）と和花ちゃん（寺島和花）と同じクラスで本当に一緒に帰ってる感じしたよね。いいでしょ？」と自慢げに客席に語りかけた。MCで観客を和ませた4人は「Winter Wish」、昨年8月発売の最新アルバム「柳都芸妓」より「涙のイエスタデイ」「口笛吹いて」を歌唱。おなじみの“ゆるキャラさん紹介”を挟み、定番曲「ラリリレル」を笑顔でパフォーマンスした。

場内が拍手で包まれる中RYUTistがハコムスをステージに呼び込み、ライブは2組による楽曲を交換して披露し合うコーナーへ。ハコムスはRYUTistのミディアムナンバー「チュララ」をかわいらしく、RYUTistはハコムスのバラード曲「さよならのプリエール」を切ない表情で届け、両グループのファンを魅了した。お互いのパフォーマンスの感想を言い合った彼女たちは、我妻の「“ともだち”になれてよかったなという気持ちを込めて、2曲聴いていただきたいと思います」というMCと共にこの日2回目の「ともだち」を披露。さらにこれまでのツーマンライブでもコラボしてきた「なかよし」を一緒に歌い、“エア大縄跳び”を総勢10人で繰り広げた。最後に我妻は「柳▽箱は始まったばかりです。私たちはちゃんと“ともだち”になったばかりなんです。まだまだやりたことがいっぱいあるんです！」と挨拶。1月21日にRYUTistのホームである新潟・Live House 新潟SHOW!CASE!!にて「柳▽箱のともだち！新潟編」が行われることを告知してライブを締めくくった。