「DREAMIN' NIGHT TOUR 2017」はYogee New Wavesがゲストを迎えて行う自主企画「DREAMIN' NIGHT」のツアー版。追加公演は本日行われたLIQUIDROOMと12月3日開催の沖縄・Outputの2公演で、ワンマン形式となっている。
満員のLIQUIDROOMに登場した4人は波の音が鳴る中「Hello Ethiopia」でライブをスタート。続く「Megumi no Amen」では粕谷哲司(Dr)と上野恒星(B)が織りなす骨太なリズムに乗って観客が体を揺らし、角舘健悟(Vo, G)が「なあ兄弟!」と呼びかけるとフロアから大歓声が沸き上がった。「Ride on Wave」で竹村郁哉(G)と角舘が向き合って爽快なギターアンサンブルを鳴らし、オーディエンスはシンガロング。続く人気曲「Fantasic Show」ではバンドのハイテンションなパフォーマンスに誘発されるように観客がジャンプし、会場が大きく揺れた。
弾むビートが印象的な新曲を演奏したあと、角舘は「東京ただいま! 一皮むけた俺らを見てほしい」と話し、この4人で初めて発表した楽曲である「C.A.M.P.」をプレイ。観客と「今日は星がとてもきれいだから」の合唱で盛り上がる。清涼感のあるギターフレーズが印象的な「Understand」を経て、ドライブ感満点な「World is Mine」へ。パワフルなバンドサウンドでフロアをさらなる熱狂へと導いていく。「Like Sixteen Candles」から映画「おじいちゃん、死んじゃったって。」の主題歌「SAYONARAMATA」への流れはこの日のライブのハイライトに。ダイナミックなリズムとエモーショナルなギターサウンドで観客を酔わせた。
10曲を演奏し終えた角舘が「あと3曲です」と口にすると、客席からは残念がる声が上がる。彼は「ヨギー史上一番MCが少ないライブだと思う。でも言葉がなくても伝わっているでしょう? 曲の中に伝えたい言葉は隠しておいたから。うちに帰って聴いて。また会おう。また会いに来いよ」と呼びかけ、バンドはロマンチックな「Climax Night」を披露。曲のラストではフロアに大合唱を巻き起こした。そして新曲を挟み、本編は「How do you Feel?」で幕引きとなった。
鳴り止まない拍手を受けて行われたアンコールではYogee New Wavesから大きな発表が。角舘が「Yogee New Waves、ビクターからメジャーに行くことに決まりました」とビクターエンタテインメントからメジャーデビューすることを告げると、フロアから歓喜の声が上がる。そして「これからも末永くよろしく。なんにも変わらないから安心して。初心を忘れないために今日着てきたんです」と「Climax Night」のミュージックビデオで着ているブルゾンを見せたあと、「なんかあったらぶっ飛ばしてくれよな。ありがとう。本当に。一生友達でいような!」と話し、新曲を披露。さらに「Good Bye」「Dreamin' Boy」とライブ定番曲を届け、アンコールを締めくくった。メジャーデビュー作のリリースなどの詳細については後日発表予定なので、ファンは続報を楽しみにしておこう。
DREAMIN' NIGHT TOUR 2017 沖縄公演
2017年12月3日(日)沖縄県 Output
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ブルブルシェンコ @bbshenko
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