最新アルバム「NOMAD」を携えて全国16会場を回った4人。再会をテーマにしたスケール感たっぷりの表題曲でライブを開始した彼らは「XYZ」「Dear Tokyo」をプレイし勢いを加速させていく。マオ(Vo)の「こんばんは! お待たせしましたシドです!」という挨拶を挟んだあとは、楽器隊のスキルが光る「KILL TIME」、メロディアスな「螺旋のユメ」「硝子の瞳」が届けられた。
メンバー紹介では明希(B)が「過去最高のツアーファイナルだったって言わせてみせる。全力で楽しもうぜ!」と意気込み、Shinji(G)が「今回のツアー、みんなからの愛を感じています! 昨日は楽しみすぎて眠れなかった」と語る。ゆうや(Dr)は「今日最後ですよ! きっちりNOMADになってください!」と謎のコメントをして観客を笑わせ、マオは「今日まで待ってたでしょ? 全部吐き出して帰ってね!」とファンに呼びかけた。
ライブの中盤では雪が積もる札幌に似合う「スノウ」や、センチメンタルな「嘘」がプレイされしっとりとしたムードが漂うひとときも。後半戦に差し掛かると4人は、攻撃的な「躾」やエモーショナルな「バタフライエフェクト」、疾走感たっぷりの「V.I.P」などで会場の熱気を引き上げていく。本編のクライマックスでは「今日、外は雪だけど、まだまだ俺たちは夏だよな!? 夏したいよな!?」というマオの煽りから「夏恋」へ。「one way」で本編は締めくくられ、熱狂的な空気のままアンコールに突入した。
アンコール3曲目の「眩暈」が終わったあと、マオが突然「もう1曲増やしちゃおうかな?」と発言し緊急会議がステージで行われることに。話し合いの末に「Re:Dreamer」が披露されることになり、オーディエンスはメンバーの粋な計らいに歓喜した。そしてラストナンバー「普通の奇跡」が始まると、ファンがスマホのライトをステージに向けるサプライズの演出で4人を驚かせる。美しい光を前にメンバーは演奏しながら号泣し、中でもマオは歌えなくなってしまう場面も。去り際に彼は「最高のライブとズルいサプライズをありがとう!」と述べ、マイクを通さずに「愛してます!」と叫んだ。
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シド「SID TOUR 2017『NOMAD』」2017年11月25日 わくわくホリデーホール セットリスト
01. NOMAD
02. XYZ
03. Dear Tokyo
04. KILL TIME
05. 螺旋のユメ
06. 硝子の瞳
07. スノウ
08. 泣き出した女と虚無感
09. 嘘
10. 低温
11. 躾
12. バタフライエフェクト
13. MUSIC
14. V.I.P
15. 夏恋
16. one way
<アンコール>
01. ミルク
02. プロポーズ
03. 眩暈
04. Re:Dreamer
05. 普通の奇跡
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