二丁目の魁カミングアウト、涙あふれた超満員の「絶対に埋まらないワンマンライブ」

二丁目の魁カミングアウトが11月4日に東京・新宿BLAZEにて、ワンマンライブ「絶対に埋まらないワンマンライブin 新宿BLAZE」を開催した。

これはグループにとって過去最大規模の会場でのワンマンライブ。「絶対に埋まらない」と銘打たれた本公演のチケットは見事ソールドアウトし、当日は約800人のファンでフロアは満員となった。

ステージに登場したメンバーは、スポットライトの下1人ひとり詩を朗読してライブを開始する。暗転後、新衣装に身を包んだ4人は1曲目に「そっ閉じ 青春」を披露。そのまま「耳をすませば」「三原色カタルシス」「シンポジウムリフレイン」とアップテンポな楽曲を畳み掛け、序盤からオーディエンスのテンションを引き上げていく。5曲目の「まるもうけ」ではリーダーのミキティー本物による振り付けで、場内に早くも一体感が生まれた。

この日のライブは全編を通して、スクリーンに歌詞を映し出す演出と共に進行していく。「ノスタルジスター」や「TOO SHY SHY PEOPLE」などのバラードやミディアムナンバーがしっとりと届けられたあと、ライブは「ネコの恩返し」から後半戦へ突入。「マイノリティーサイレン」ではオーディエンスが拳を上げたり肩を組んで大合唱を響かせたりと大盛り上がりとなった。ミキティー本物の「おなカマ（二丁目の魁カミングアウトファンの総称）のことだけを思って作りました」という言葉から、彼らは本編ラストに「Yesterday the once more」を歌唱。多幸感に満ちた舞台をあとにした。

アンコールを受け再びステージに戻った4人は「ホモサピエンス」を披露。さらに2018年5月1日に東京・TSUTAYA O-EASTでワンマンライブを行うことを発表し、ファンを歓喜させた。新曲「BUG IS LIFE」を初披露したあと、ミキティー本物は「私が私に生まれ変わりたいと思ったのは、生まれ変わってまたメンバーやおなカマに会いたいから。だからまたみんなで出会うため、おなカマも自分に生まれ変わりたいって思えるような日々を過ごしてほしい」と涙を流しながら語る。メンバー4人がステージ上で抱き合うと、フロアからは惜しみない拍手が贈られた。彼らは最後に「青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ」を歌い上げ、大盛況のうちにワンマンライブの幕を閉じた。