「私の音楽はあなたのものだ!」大森靖子が温かな祝福に包まれて30歳に

325

9月18日に30歳の誕生日を迎えた大森靖子が、同日に東京・下北沢GARDENで「大森靖子生誕祭~ OVER 30 OVER THE PARTY」を開催。ジョニー大蔵大臣(水中、それは苦しい)、ぱいぱいでか美といったインディーズ時代から親交の深いアーティストがゲスト参加し、満員のファンや大森のバンドメンバーと共に誕生日を祝福した。

「大森靖子生誕祭~ OVER 30 OVER THE PARTY」の様子。

「大森靖子生誕祭~ OVER 30 OVER THE PARTY」の様子。

大きなサイズで見る(全6件)

オープニングに登場したのは、昨年の生誕祭にも出演しているジョニー大蔵大臣。「今年残ったのは僕とぱいぱいでか美だけ。敵は1人もいない!」と話す彼は、1年前からこの日に合わせてスケジュールを空けていることを告白。「ここにいる1人ひとりに伝えたい新曲」と言って、自身のオリジナル曲「安めぐみのテーマ」の替え歌「大森靖子のテーマ」を披露した。さらに「おっと!オトタケ」では大森の「絶対彼女」を引用したフレーズを歌い、会場が笑顔で満たされた。

続いて登場した、大森の“自称弟子”ことぱいぱいでか美は、大森がプロデュースした「PAINPU」や、「タイムカプセル」などオリジナル曲を熱唱。「こうした節目の年にお祝いできることがうれしいです。頼まれてないのにスケジュールを空けていた人しかここに来られていないみたいなので、来年のスケジュールも空けておきます(笑)」と愛情たっぷりに話し、巧みなトークとパフォーマンスで会場を盛り上げた。

大森靖子

大森靖子[拡大]

転換を挟み、今年から大森とツアーを回っているバックバンド「シン・ガイアズ」のメンバー、あーちゃん(G / きのこ帝国)、畠山健嗣(G / H MOUNTAINS)、えらめぐみ(B / 股下89)、サクライケンタ(Manipulate, G, Perc, etc)、ピエール中野(Dr / 凛として時雨)、sugarbeans(Key / Tommy & Sammy)がステージに集結。そこに大森が加わり、生誕祭のタイトルにもなっている「Over The Party」でライブをスタートさせた。「Over 30 オバサン」と歌うこの曲について、大森は「30歳になってこの曲を歌えて、本当に本当にうれしい!」と興奮気味に語った。

「IDOL SONG」を歌う大森靖子(左)と塚本舞(右)。

「IDOL SONG」を歌う大森靖子(左)と塚本舞(右)。[拡大]

フロアにピンク色のペンライトが輝く中、大森はちょうど3年前のこの日にリリースしたメジャーデビュー曲「きゅるきゅる」や、彼女が敬愛する道重さゆみのことを歌った「ミッドナイト清純異性交遊」などを次々に歌唱。「IDOL SONG」では塚本舞がサブライズで登場し、キュートな歌声を披露した。その後、感極まって涙ぐむ塚本を大森が優しくハグすると、客席から温かい歓声が沸いた。

中盤には最新アルバム「kitixxxgaia」から「JI・MO・TOの顔かわいいトモダチ」を初披露。さらに8月30日に発売されたTK from 凛として時雨のプロデュース曲「draw(A)drow」を皮切りにシングル曲が立て続けに繰り出され、7月まで行っていたツアー「大森靖子 2017 LIVE TOUR "kitixxxgaia"」ではセットリストに入っていなかった「POSITIVE STRESS」も演奏された。

大森靖子

大森靖子[拡大]

その後、一瞬の静寂を経て、繊細なピアノの音と共に「オリオン座」がスタート。大合唱に包まれながら、大森は客席1人ひとりと目を合わせて、時に優しくうなずくような仕草を見せた。再びバンドが加わり、彼女は9月27日に発売されるニューアルバム「MUTEKI」からの新曲「流星ヘブン」を歌唱。そしてツアーでも本編最後に選曲されていた「アナログシンコペーション」を力強い演奏に合わせて歌い、一旦ステージを去った。

大森靖子

大森靖子[拡大]

アンコールでは、sugarbeansの演奏を合図に観客が「Happy Birthday to You」を合唱。さらにこの日出演したぱいぱいでか美、ジョニー、塚本が大きなバースデーケーキとともにステージへ。アルバム「kitixxxgaia」の背景画などを手掛ける青柳カヲルがこの日のために描いた、大森のイラストがプリントされたケーキを前に、本人も満面の笑顔を見せた。大森は「今年の生誕は、ただいっぱい好きな曲を歌いました。お客さんがそれを楽しんでくれて、その様子を私も見ることができて最高の気持ちです。楽しい誕生日になりました」と来場者に感謝。「私はライブがあれば無敵! こんなライブを一緒に作ってくれる皆さんが大好きです」と思いを伝えた。

「マジックミラー」など3曲を経て、大森がこの日のラストに歌ったのは「音楽を捨てよ、そして音楽へ」。渾身の音を奏でるバンドに応えるように、大森はメンバー1人ひとりの名前を絶叫し、えらやサクライと抱き合う。そんな彼女に対してサクライは後ろを向いて、背中に書かれた「一生大森靖子」の文字を指差すと、大森はうつむいて肩を震わせる。その姿を見て、あーちゃんは大森を後ろからギュッと抱きしめた。それぞれの思いが交錯する中、大森は再び顔を上げて正面をまっすぐに見つめると「私の音楽はあなたのものだ!」と叫び、客席にマイクを向けた。そして最後に「私の音楽を愛してくれてありがとうございます!」と改めて感謝の言葉を述べて、全19曲におよんだ生誕祭に幕を降ろした。

この記事の画像(全6件)

大森靖子「大森靖子生誕祭~ OVER 30 OVER THE PARTY」2017年9月18日 下北沢GARDEN セットリスト

01. Over The Party
02. きゅるきゅる
03. イミテーションガール
04. ミッドナイト清純異性交遊
05. IDOL SONG(with 塚本舞)
06. JI・MO・TOの顔かわいいトモダチ
07. 地球最後のふたり
08. draw(A)drow
09. ピンクメトセラ
10. 非国民的ヒーロー
11. POSITIVE STRESS
12. オリオン座
13. 君に届くな
14. 流星ヘブン
15. アナログシンコペーション
<アンコール>
16. マジックミラー
17. あまい
18. TOKYO BLACK HOLE
19. 音楽を捨てよ、そして音楽へ

全文を表示

関連記事

大森靖子のほかの記事

リンク

関連商品

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 大森靖子 / 水中、それは苦しい / ぱいぱいでか美 / きのこ帝国 / H Mountains / 股下89 / 凛として時雨 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。