ASIAN KUNG-FU GENERATIONワールドツアーがお台場で開幕、次はロスへ

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ASIAN KUNG-FU GENERATIONのワールドツアー「ASIAN KUNG-FU GENERATION World Tour 2017」の初日公演が、6月26日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて開催された。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONとは?

1996年に同じ大学に在籍していたメンバーで結成。渋谷、下北沢を中心にライブ活動を行い、エモーショナルでポップな旋律と重厚なギターサウンドで知名度を獲得する。2003年にはインディーズで発表したミニアルバム「崩壊アンプリファー」を再リリースし、メジャーデビュー。2004年には2ndアルバム「ソルファ」でオリコン週間ランキング初登場1位を獲得し、初の東京·日本武道館ワンマンライブを行った。2010年には映画「ソラニン」の主題歌として書き下ろし曲「ソラニン」を提供し、大きな話題を呼ぶ。2003年から自主企画によるイベント「NANO-MUGEN FES.」を開催。海外アーティストや若手の注目アーティストを招いたり、コンピレーションアルバムを企画したりと、幅広いジャンルの音楽をファンに紹介する試みも積極的に行っている。2015年にヨーロッパツアー、南米ツアーを実施した。2018年3月にベストアルバムを3作同時リリース。2021年に結成25周年を迎え、2022年3月に10thアルバム「プラネットフォークス」を発表した。2023年7月に江ノ電の15駅をモチーフにしたアルバム「サーフ ブンガク カマクラ(完全版)」をリリース。2024年7月にデビュー20周年を記念してシングルコレクションをリリースし、8月に神奈川・横浜BUNTAIでアニバーサリーライブ「ファン感謝祭2024」を行う。

ASIAN KUNG-FU GENERATION(Photo by TEPPEI)

ASIAN KUNG-FU GENERATION(Photo by TEPPEI)

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このツアーでは東京のほかアメリカ・ロサンゼルスと中南米を回る彼ら。初日はサポートアクトとしてLUCKY TAPESを迎えてのステージを展開した。

LUCKY TAPES(Photo by TEPPEI)

LUCKY TAPES(Photo by TEPPEI)[拡大]

LUCKY TAPESのライブは「レイディ・ブルース」からスタート。重厚さと華やかさを兼ね備えた、彼らならではのサウンドでフロアの温度を上げていく。高橋健介(G)は「こんなに素晴らしい機会をいただいて、ありがとうございます」とアジカンとの競演を喜び、秋には新作をリリースすることを発表。全5曲のライブの最後には、この新作に収録される新曲を初披露し、会場を沸かせた。

続くASIAN KUNG-FU GENERATIONのライブは「荒野を歩け」で幕を開け、そのまま幅広い年代の楽曲を次々と演奏する。力強いビートがフロアを揺らした「踵で愛を打ち鳴らせ」や、痛快なギターサウンドが響く「アフターダーク」に続いては「Re:Re」「N.G.S」と初期のナンバーを連発。オーディエンスを大いにどよめかせた。さらに喜多建介(G)がボーカルを取る「お祭りのあと」も演奏。柔らかみのある独特の歌声で会場の空気を変えた。

左からASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文(Vo, G)、山田貴洋(B, Vo)。(Photo by TEPPEI)

左からASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文(Vo, G)、山田貴洋(B, Vo)。(Photo by TEPPEI)[拡大]

MCで後藤正文(Vo, G)は「LUCKY TAPES、演奏うまかったね」と褒め称え「そのあとに、俺たちみたいなインチキおじさんが出てきちゃって(笑)。でもいいんだよ、ロックは気持ちだから」と話す。その言葉を体現するように、後半でもストイックなパフォーマンスを展開していった。「惑星」の前には、昨年から今年にかけて行ってきたアリーナツアーを振り返り「日本武道館や幕張は広すぎる(笑)。いいね、このぐらいの距離感が」と笑顔を見せ、「自分たちがバンドを始めた頃に比べたら、こんなところでやれるのはすごい贅沢なんだよね。お互い歳を取って、いつまで大きな声で歌えるかわからないけど、最終的に生き残ったヤツが(東京・下北沢)SHELTERだけになってもやるからね」と意気込んだ。

ASIAN KUNG-FU GENERATION(Photo by TEPPEI)

ASIAN KUNG-FU GENERATION(Photo by TEPPEI)[拡大]

後半は「リライト」「ソラニン」といったヒットシングルに加え、アルバム「Wonder Future」の収録曲も多数披露。本編最後は「今を生きて」で締めくくった。アンコールでは2曲を演奏し、全20曲にわたるライブの幕が閉じられた。

アジカンは本日27日の同会場での公演を経て、7月2日と3日にはアメリカ・ロサンゼルス公演を実施。その後はブラジル、ペルー、メキシコを巡り、7月16日に再びブラジルへ戻ってライブを行う。

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