このツアーでは東京のほかアメリカ・ロサンゼルスと中南米を回る彼ら。初日はサポートアクトとして
LUCKY TAPESのライブは「レイディ・ブルース」からスタート。重厚さと華やかさを兼ね備えた、彼らならではのサウンドでフロアの温度を上げていく。高橋健介(G)は「こんなに素晴らしい機会をいただいて、ありがとうございます」とアジカンとの競演を喜び、秋には新作をリリースすることを発表。全5曲のライブの最後には、この新作に収録される新曲を初披露し、会場を沸かせた。
続くASIAN KUNG-FU GENERATIONのライブは「荒野を歩け」で幕を開け、そのまま幅広い年代の楽曲を次々と演奏する。力強いビートがフロアを揺らした「踵で愛を打ち鳴らせ」や、痛快なギターサウンドが響く「アフターダーク」に続いては「Re:Re」「N.G.S」と初期のナンバーを連発。オーディエンスを大いにどよめかせた。さらに喜多建介(G)がボーカルを取る「お祭りのあと」も演奏。柔らかみのある独特の歌声で会場の空気を変えた。
MCで後藤正文(Vo, G)は「LUCKY TAPES、演奏うまかったね」と褒め称え「そのあとに、俺たちみたいなインチキおじさんが出てきちゃって(笑)。でもいいんだよ、ロックは気持ちだから」と話す。その言葉を体現するように、後半でもストイックなパフォーマンスを展開していった。「惑星」の前には、昨年から今年にかけて行ってきたアリーナツアーを振り返り「日本武道館や幕張は広すぎる(笑)。いいね、このぐらいの距離感が」と笑顔を見せ、「自分たちがバンドを始めた頃に比べたら、こんなところでやれるのはすごい贅沢なんだよね。お互い歳を取って、いつまで大きな声で歌えるかわからないけど、最終的に生き残ったヤツが(東京・下北沢)SHELTERだけになってもやるからね」と意気込んだ。
後半は「リライト」「ソラニン」といったヒットシングルに加え、アルバム「Wonder Future」の収録曲も多数披露。本編最後は「今を生きて」で締めくくった。アンコールでは2曲を演奏し、全20曲にわたるライブの幕が閉じられた。
アジカンは本日27日の同会場での公演を経て、7月2日と3日にはアメリカ・ロサンゼルス公演を実施。その後はブラジル、ペルー、メキシコを巡り、7月16日に再びブラジルへ戻ってライブを行う。
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