このツアーは彼らにとって初の全国ツアー。ファイナル公演の会場には多数のファンが集結し、記念すべき初ツアーの締めくくりを見守った。
開演時刻を迎え、最初に鳴り響いたのはKANDAI(Dr)のドラムソロ。続いてkazu(B)、ソラ(G)、片桐航(Vo, G)も加わり、オープニングナンバーの「Rebellious」を演奏する。kazuとKANDAIが刻むビートによってオーディエンスのテンションが上昇したあとは、「Romance」で片桐が妖艶なボーカルを聴かせる。その後も「Lightness Monkeys」「トライアングルポケット」を立て続けに披露し、会場を沸かせた。
「このツアーで成長してきました」と片桐がツアーを振り返ったあとは、メジャーデビュー曲の「Key -bring it on, my Destiny-」をパフォーマンス。成長を示すようなパワフルな演奏でフロアを圧倒すると、片桐は「ライブが終わったあと、寂しいときや泣きたいときもあるだろうけど、『あのUNITのライブがあったからがんばれる』と思ってもらえるような、寂しさを埋められるような1日にしたいと思う」と、このライブへの意気込みを明かした。
その後は「オリオン」で壮大なサウンドスケープを描き、「September 17」では一転してクールな表情を見せる。さまざまな魅力をアピールしたのち、4月12日にリリースするニューシングル「Colors」、そして2ndシングル「Flower」へ。華やかで力強いサウンドがUNITに響き渡った。
終盤には「Showtime!!!!」「KISS」など、アッパーチューンを連発しオーディエンスを大いに踊らせる。ソラの煽りに乗せて手拍子も起こり、会場の一体感はピークに達した。最後の曲に入る前、片桐は涙を浮かべながら「このツアーを始めてから、ようやく自分の正直な気持ちを言って、本当の気持ちを歌えるようになりました。君たちのことを大切にしたい」とファンに語りかけ、大きな拍手を浴びた。ラストナンバーは「世界について」。圧巻のパフォーマンスでツアーを締めくくると、4人は観客に何度も「ありがとう!」と声をかけ、名残惜しそうにステージを去っていった。
なお、Lenny code fictionはニューシングルの発売を記念したレコ発イベント「これカラーズ」を、4月19日に東京・shibuya eggmanで開催する。チケットは明日3月25日に発売開始。
Lenny code fiction「Lenny code fiction LIVE TOUR 2017 "Non-fiction"」2017年3月23日 UNIT セットリスト
01. Rebellious
02. Romance
03. Lightness Monkeys
04. トライアングルポケット
05. Key -bring it on, my Destiny-
06. オリオン
07. the last words
08. September 17
09. Colors
10. Flower
11. Showtime!!!!
12. KISS
13. Alabama
14. Once
15. 世界について
Lenny code fiction New Single「Colors」レコ発イベント"これカラーズ"
2017年4月19日(水)東京都 shibuya eggman
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