フォーリミ、名古屋のライブハウスからたどり着いた“最高の晴れ舞台”武道館で熱演

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04 Limited Sazabysが2月11日に東京・日本武道館公演にて単独公演を開催した。

04 Limited Sazabys「日本武道館ワンマンライブ」の様子。(撮影:ヤオタケシ)

04 Limited Sazabys「日本武道館ワンマンライブ」の様子。(撮影:ヤオタケシ)

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04 Limited Sazabys「日本武道館ワンマンライブ」のオープニングの様子。(撮影:ヤオタケシ)

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この日は彼らにとって初めての武道館公演。チケットは早々にソールドアウトとなり、超満員のオーディエンスが彼らの初武道館を見守った。

場内が暗転するとステージ前に張られた紗幕に、ライブハウスでリハーサルを行うメンバーの様子が映し出される。円陣を組む4人がステージへ進み出すシーンで映像が終わり、紗幕に演奏する4人のシルエットが映し出されると「monolith」のイントロが。歌の始まりに合わせて紗幕が落ち、メンバーが姿を現わすと場内は大歓声に包まれた。GEN(B, Vo)は喜びに満ちた表情で歌詞の一部を「きっと忘れられないな、初めての日本武道館、このステージを」と替えて歌う。アリーナに設けられたスタンディングエリアでは、さっそくモッシュやクラウドサーフが発生し、まるでライブハウスのような盛り上がりを見せた。

GEN(B, Vo)(撮影:ヤオタケシ)

GEN(B, Vo)(撮影:ヤオタケシ)[拡大]

前半のMCでGENは「とうとうこの日がやってきました。名古屋のライブハウスからここまでたどり着きました、04 Limited Sazabysです」と挨拶。さらに「皆さんが安心して身を委ねられる音しか出さないです」とこの日の意気込みを口にした。

04 Limited Sazabys「日本武道館ワンマンライブ」の様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle Photography] )

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HIROKAZ(G)とRYU-TA(G, Cho)がステージいっぱいに走り回ったり、互いにちょっかいを出しながらプレイしたりと、4人は普段通りのリラックスした様子でライブを進行していく。一方で、「fiction」ではビビッドなレーザーが飛び交い、「knife」では火柱が上がるなど、バンドはダイナミックなパフォーマンスでファンを魅了。さらに2014年2月リリースのミニアルバム「monolith」収録曲「nem...」ではステージ後方のビジョンに当時発表したミュージックビデオが映し出されるなど、武道館ならでは演出が彼らの演奏を彩った。初期の楽曲も多く織り交ぜたこの日のセットリストについてGENは「こんないい場所で鳴らせるなんて思ってなかったから曲たちもうれしそう」と笑顔を見せ、ステージングについては「チームフォーリミの技術の結晶みたいな日」と胸を張った。

中盤、ビジョンに昔のライブ映像と彼らがこれまで行ってきたライブの日程と会場が投影される。映像が終わると、HIROKAZが奏でるメランコリックなアルペジオに乗せGENが「Buster call」を歌い始める。冒頭部分をたっぷりと歌い上げたGENは「日本武道館、そんなもんじゃないでしょ! こんな景色じゃ満足できないでしょ!」とファンを焚き付け、バンドは一気に演奏のテンポを上げた。そこから「Remember」「Any」とアップテンポなナンバーを連投し、再び観客のテンションを引き上げていく。

KOUHEI(Dr, Cho)(撮影:ヤオタケシ)

KOUHEI(Dr, Cho)(撮影:ヤオタケシ)[拡大]

メンバーがフレディ・マーキュリーや映画「魔女の宅急便」のキキ、卑弥呼などさまざまなキャラクターに仮装した“フォーリミへのビデオレター”上映、KOUHEI(Dr, Cho)のドラムソロを経て、ライブは後半戦へ。4人は初期曲の多かった前半戦から一転、「Night on」「discord」といったアルバム「eureka」収録曲で最新のモードを見せつけていく。大合唱が発生した「hello」を丁寧に届けたのち、GENが「ここで歌うために作りました」と言うとバンドはバラード「eureka」をプレイ。ステージは星空のような照明で彩られ、場内は感動的なムードで満ちた。

終盤にはGENが「最高の晴れ舞台に付き合ってくれてありがとうございます。皆さんが見つけてくれて、好きになってくれて、ここに立ってます」とファンへ感謝を述べたのち、「僕たちは特別、金とかコネとかがあったわけじゃないし、オーディションに受かったわけでもない。ちょっとずつちょっとずつ、名古屋のガラガラのライブハウスから少しずつ少しずつ仲間を増やして地続きでここまでやっとこれました。ついてきてくれた皆さん、本当にありがとうございます。俺たちがすごいラッキーだったのは、人に恵まれてたこと。いい人といいタイミングと出会ってここまでこれました」とこれまでを回想。続けて「ここに至るまでに、(バンドを)辞めたくないのに辞めなきゃいけなかったバンドマンもたくさんいたし、ここに来るまでにいろんな別れがあって。なんか自分1人で立ってる気がしないです。ここに立ってしゃべってるだけで、誰かバンドマンが成仏してるような気がしてます」と仲間への思いを語りながら、涙を拭った。

さらにGENが「俺たちは俺たちなりに、皆さんのおかげで未来が明るくなって、前向きな曲も書けるようになった。俺たちは俺たちにしか送れない希望をどんどん皆さんに送っていこうと思ってます」と話し、バンドは「Horizon」「Terminal」と希望を歌った楽曲を続ける。「Terminal」の演奏前にはGENが「また皆さんと、ここで会えますように」と再会を誓った。そして「皆さんの未来に光が射しますように。俺たちの未来に光が射しますように。日本のロックシーンに光が射しますように!」と言い放ち、バンドは「swim」で本編を締めくくった。

04 Limited Sazabys「日本武道館ワンマンライブ」の様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle Photography] )

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アンコールではGENが「この会場はいろんな世界大会とかすごい瞬間がいっぱい行われてきたと思うんだけど、今日俺たちが塗り替えたと思う」と自信をのぞかせる。さらに「どこまで行けるかわかんないけど、ここまで来たから山頂を目指すしかないんです。俺たちこんなもんじゃないんすよ。天下取るしかないんです」と力強く宣言する。その言葉に続き、4人はドライブ感あふれる「climb」「Feel」の2曲で場内を再びヒートアップさせた。さらにダブルアンコールでみたび登場したGENは「バンド辞めなくてよかったー!」と歓喜し、バンドは「midnight cruising」をプレイ。いくつのものミラーボールが場内を照らし流星群を思わせるような演出で場内を彩った。さらにGENが「俺たちは皆さんの青春になりたいわけじゃない。できるだけ一緒にいたい。できれば一生一緒にいたい」とファンへの思いを改めて語り、ラストナンバー「Give me」へ。曲の後半にはリズミカルなハンドクラップと共に盛大なシンガロングが広がった。すべての演奏を終えるとカラフルな銀テープが発射され、ライブは華やかにフィナーレを迎える。最後にGENが改めて「まだまだ先に行きたい。まだまだいい景色を見たいんで、これからもよろしくお願いします!」と挨拶をして、4人はステージを去った。

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04 Limited Sazabys「日本武道館ワンマンライブ」
2017年2月11日 日本武道館公演 セットリスト

01. monolith
02. fiction
03. escape
04. Chicken race
05. Warp
06. drops
07. Now here, No where
08. labyrinth
09. nem...
10. Grasshopper
11. knife
12. Lost my way
13. imaginary
14. Buster call
15. Remember
16. Any
17. compact karma
18. bless you
19. Night on
20. mahoroba
21. cubic
22. discord
23. Letter
24. milk
25. hello
26. eureka
27. Horizon
28. Terminal
29. swim
<アンコール>
30. climb
31. Feel
<ダブルアンコール>
32. midnight cruising
33. Give me

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読者の反応

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NOT REBOUND 片桐 @2you_katagiri

結局仕事休めなくて行けなかった…
リュータ、「とりあえず」おめでとう!
まだまだ突き進んでください!

https://t.co/wVtKIdFDkp

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