ONIGAWARA「初ONI詣」で今年の目標「社会現象を巻き起こしたい」

ONIGAWARAがワンマンツアー「1stワンマンツアー2017～新春初ONI詣～」の最終公演を1月21日に東京・TSUTAYA O-WESTにて開催した。

バンドにとって初めてのワンマンツアーとなった今回。東名阪公演を締めくくるこの日はソールドアウトで、会場には大勢のガワラー（ONIGAWARAのファン）が詰め掛けた。

開演時間になると竹内サティフォ（Vo, G, Programming）と斉藤伸也（Vo, GAYA, Programming）の2人が、正月の定番曲「春の海」をBGMに袴姿で登場。斉藤が「あけましておめでとうございます！」と挨拶し、2人はステージに用意された酒樽で鏡開きしてライブの幕を開けた。

厳かな空気を切り裂くように斉藤が「正月を終わらせにきたぞ！」と声を上げ、2人は1曲目「O・SHOW・GA・TSU」をプレイする。間奏では10秒で書き上げる書き初めを実施。斉藤は「成功」、サティフォは「恋」と大きく書いてみせた。3曲を終えた2人はお色直しへ。Tシャツ姿で戻って来ると、彼らのライブではおなじみとなった子供ダンサー“Ohnny's Jr”をバックに従え「エビバディOK?」をパフォーマンスしてさらに場内の温度を引き上げていく。

最初のMCでは先ほど実施した書き初めについてのトークがなされる。斉藤が「成功」と書いた理由について「成功したいじゃん」と野心をのぞかせると、「恋」と書いたサティフォも「同じ同じ！」と声を弾ませ、昨年大ヒットした星野源「恋」のように、社会現象を起こしたいと2017年の決意を語った。

彼らはその後も、獅子舞をかぶって斉藤が登場した「チョコレイトをちょうだい」や、3月22日にリリースされるニューアルバム収録曲「僕の恋人」などをパフォーマンス。2016年を振り返るVTRコーナーも織り交ぜ、緩急付けたライブを進行していく。終盤には再びOhnny's Jrと共演した「ポップミュージックは僕のもの」、歌舞伎のような振り付けで楽しませた「GATTEN承知之助～We can do it!!～」などアップチューンを連投。ガワラーをさらに熱狂させて本編を終えた。

アンコールではニューアルバムの表題曲「ヒットチャートをねらえ！」を披露。続く「Eじゃん」では盛大なコール＆レスポンスを繰り出した。それでもアンコールを望むガワラーの声は止まず、2人はみたびステージへ。「持つべきものはガワラーですよ！ 本当にありがとな！」とうれしそうに感謝の気持ちを口にする。そしてラストナンバー「ボーイフレンドになりたいっ！」のパフォーマンスへ。最後に斉藤が「あけましておめでとうございました！」と挨拶すれば、サティフォが「みんなを東京ドームまで連れて行くぜ！ 愛してるよ！」と呼びかけ、2人の初のワンマンツアーは大成功のうちに終了した。

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。