ウカスカジー初ツアー、ファイナルにミファンダの“先輩”ふなっしー登場

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ウカスカジーの全国ツアー「ウカスカジー はじめてのツアー“HAPPY HOUR”」のファイナル公演が、7月16日に東京・豊洲PITで開催された。

ウカスカジー(撮影:樋口涼)

ウカスカジー(撮影:樋口涼)

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桜井和寿とGAKU-MCは2013年に「音楽とサッカーでさまざまなコミュニケーションをクリエイトするプロジェクト」としてMIFAを設立。同年に配信リリースした「でも、手を出すな!」でウカスカジーとしての活動を開始した。そんな彼らが全国ツアーを開催するのは今回が初。6月17日の東京・Zepp Tokyo公演からスタートし、ニューアルバム「Tシャツと私たち」のリリースを経ての追加公演となったツアーファイナルまで、全6公演が行われた。

桜井和寿(撮影:樋口涼)

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DJダイノジによるオープニングアクトのあと、桜井和寿とGAKU-MCが色違いのスーツ姿でステージに登場。大歓声に迎えられた彼らは、最初に「勝利の笑みを 君と」を披露する。続く「手を出すな!」ではGAKU-MCのキレのあるラップが炸裂し、場内の温度をどんどん上昇させていった。

GAKU-MCはオーディエンスに向けて「みんな、今日はコーラスアミーゴとしての自覚を持って参加できますか?」と話し、ともにライブを盛り上げていこうと呼びかける。桜井のアコースティックギターに乗せて温かみのあるメロディが響き渡った「サンシャインエブリデイ」、美しいバラードナンバー「握手」が終わると、2人は今回のツアーと新作リリースに至った経緯を振り返る。GAKU-MCが「ツアーの追加公演の前にやっと(アルバムが)出るっていうね?(笑)」と語ると、桜井は「ウカスカジーはライブをやることをメインに考えてるんですよ。でも今回ツアーをやるにあたって『あれ? 俺たち曲足りなくない?』ってことに気付いて(笑)。あわてて曲を作りました」と話し、観客を笑わせた。

GAKU-MC(撮影:樋口涼)

GAKU-MC(撮影:樋口涼)[拡大]

その後は「アルバムに入れてない曲もあります!」というGAKU-MCの紹介に続き、Run-D.M.C.とAerosmithのコラボ曲「Walk This Way」を日本語詞でカバーし、オーディエンスを沸かせる。会場の盛り上がりにGAKU-MCは「楽しいねえ! 一生こんなことやってたいね」と笑顔を浮かべ、「この曲のミュージックビデオの撮影も楽しかったですね。俺らはちょっとしか出てないけど(笑)」と話して「Celebration」を桜井とともに歌い上げた。

GAKU-MCの最新アルバム「ついてない1日の終わりに」で桜井とコラボレーションした「晴男伝説」をアグレッシブにパフォーマンスしたあとは、桜井が「あの曲、ひょっとしてラップじゃね?という曲」と紹介して、Mr.Childrenの「雨のち晴れ」を2人で歌い会場を沸かせる。そしてライブはいよいよ後半戦へ。ツアータイトルにもなっている「HAPPY HOUR」の前には、2人が所属するMIFAのマスコットキャラクター・ミファンダがステージに現れるが、テンション低くゆっくりと登場した彼の様子に桜井は「ふてぶてしいなあ……(笑)」と笑みを浮かべていた。

そんなミファンダを加えての「HAPPY HOUR」で場内の熱気が上がったあとは、「My Home」そして「春の歌」で感動的な空気へと導く。「縁 JOY AMIGO」で観客が一斉にタオルを振り回したのち、本編最後は「mi-chi」で締めくくられた。

アンコールの声に応えて、まず最初にステージに登場したのはミファンダとサポートメンバーのSUNNY(Key)。2人はアルバムのボーナストラックとして収録されている「ミファンダえかきうた」を披露してオーディエンスを和ませた。続いて桜井とGAKU-MC、バンドメンバーが登場し、ウカスカジー結成のきっかけともなった「昨日のNo, 明日のYes」をパフォーマンス。ミファンダもウクレレを奏でてフロアを盛り上げる。途中のメンバー紹介中、桜井のパートではMr.Childrenの「名もなき詩」をワンコーラス披露。観客を大いに喜ばせた。

ふなっしーが登場したアンコールの様子。(撮影:樋口涼)

ふなっしーが登場したアンコールの様子。(撮影:樋口涼)[拡大]

続く曲の前にGAKU-MCは「ミファンダは豊洲のご当地キャラみたいなものなので……この業界の先輩にぜひ来てもらえないかと頼んでみました」とゲストを呼び込む。ここで登場したのは千葉県船橋市の非公認キャラ・ふなっしー。大きなどよめきと拍手に迎えられ、ハイテンションにステージに現れたふなっしーは「ヒャッハー!」と大舞台に狂喜し、「一緒に盛り上げていくなっしー!」とミファンダにグイグイと迫っていく。その勢いにミファンダは怯えた表情を浮かべて後ずさりし、GAKU-MCと桜井は大爆笑していた。異様な空気の中で演奏されたのは「前を向け!」。ふなっしーのテンションに引っ張られるように、会場内の熱気も急上昇した。

最後の曲は「Tシャツと私たち」。この曲に入る前、桜井とGAKU-MCは「寂しくなるよ」「またやろうね?」と、ツアーファイナルを惜しんで語り合う。ここでGAKU-MCは桜井がツアー中に「ウカスカジーとして武道館ライブをやりたい」という話をしていたことを持ち出し「僕ら、言ったことを形にする業種じゃないですか」と、今後の目標を掲げて観客を喜ばせる。桜井も「武道館やりたいんですよ!」と語り、新たなステージに向かってさらに突き進んでいくことをファンの前で誓った。

なお、このライブの模様は8月20日(土)21:00よりBSスカパー!にて放送される。ツアーに参加できなかったファンはこの放送をお見逃しなく。

BSスカパー!「ウカスカジー はじめてのツアー HAPPY HOUR 追加公演~NEW ALBUM Release Party “おめでたい私たち”~」

2016年8月20日(土)21:00~

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「ウカスカジー はじめてのツアー HAPPY HOUR 追加公演~NEW ALBUM Release Party " おめでたい私たち” ~」2016年7月16日 豊洲PIT セットリスト

01. 勝利の笑みを 君と
02. 手を出すな!
03. サンシャインエブリデイ
04. 握手
05. Anniversary
06. 遠くに行くぜ
07. Celebration
08. 晴男伝説
09. 雨のち晴れ
10. HAPPY HOUR
11. My Home
12. 春の歌
13. 縁 JOY AMIGO
14. mi-chi
<アンコール>
15. ミファンダえかきうた
16. 昨日のNo, 明日のYes
17. 前を向け!
18. Tシャツと私たち

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