6月18日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて
定刻を迎え各メンバーが定位置に付くと、三島想平(B)は「俺たちが岐阜県から来ましたcinema staff。始めます」と挨拶。バンドは1曲目として2月に東京・赤坂BLITZで行ったワンマンライブ「waypoint 2016」のエンドロールで使用されていた新曲「希望の残骸」を演奏し、オーディエンスを熱狂の渦に巻き込んでいく。さらに彼らは「theme of us」「切り札」「exp」を間髪入れずに繰り出し、ライブ序盤を勢いよく駆け抜けた。
MC三島が「cinema staffに足りない曲を秘密裏に調査してきた」と話したあとには、横ノリでフェス受けすることを意識して制作したという新曲「person on the planet」を披露。演奏中にはミラーボールが回り、オーディエンスは思い思いに体を揺らして彼らの新曲を楽しんでいた。三島の「救急車が走ります」というアナウンスから繰り出された「crysis maniac」では、辻友貴(G)が赤色回転灯の付いたヘルメットを被り、ステージ中央でアグレッシブにギターをかき鳴らした。また「エイプリルフール」歌唱前には飯田瑞規(Vo, G)が、「この曲は辻くんと辻くんの元カノのことを歌った曲です」と曲紹介するなど、最新アルバム「eve」の収録曲をさまざまなアプローチでオーディエンスに届けた。曲間で久野洋平(Dr)は「皆さんに救われています。みんなの存在にやる気を引き出されている」と話し、オーディエンスに感謝の言葉を伝えていた。
ライブ後半には「deadman」「西南西の虹」「GATE」とライブの定番曲を連発し、フロアのテンションを一気に引き上げていく。本編最後のMCで三島は「僕らの仕事は愛こそすべてだと思っています。これからも僕たちは愛を込めて音を鳴らし続けたいと思います。愛のないヤツには絶対に負けないですよ」と宣言。盛大な拍手が巻き起こったところでバンドは「YOUR SONG」「overground」の2曲を演奏し、本編の幕を閉じた。
アンコールに応えてステージに再登場した4人は、「AMK HOLLIC」「優しくしないで」の2曲をプレイ。演奏がひと段落してもアンコールは鳴り止まず、ダブルアンコールに応えて三島が1人でステージに現れた。「皆さまに愛を込めて」と口にした三島は辻のギターを手にし、アルバム「eve」のオープニングトラックである「eve」をプレイ。弾き終わるとメンバーが合流し、この日最後のナンバー「Poltergeist」の演奏へ。テンションの上がった辻はTシャツとズボンを脱ぎ捨て、熱狂的なパフォーマンスでオーディエンスを最後まで盛り上げていく。演奏終了後、メンバー1人ひとりがフロアに向けて丁寧にお辞儀し、彼らのツアー「cinema staff oneman tour 2016 "about eve"」はフィナーレを迎えた。
cinema staff「cinema staff oneman tour 2016 "about eve"」
2016年6月18日(土) Zepp DiverCity TOKYO セットリスト
01. 希望の残骸
02. theme of us
03. 切り札
04. exp
05. lost/stand/alone
06. 世紀の発見
07. ニトロ
08. person on the planet
09. crysis maniac
10. 第12感
11. エイプリルフール
12. somehow
13. AIMAI VISION
14. 想像力
15. deadman
16. 西南西の虹
17. GATE
18. YOUR SONG
19. overground
<アンコール>
20. AMK HOLLIC
21. 優しくしないで
<ダブルアンコール>
22. eve
23. Poltergeist
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音楽ナタリー @natalie_mu
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