ヘルシンキ×ふくろうず、笑顔あふれたツーマン「俺、佐久間とバンドやりたいよ」

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Helsinki Lambda Clubが5月12日に東京・TSUTAYA O-nestにて、自主企画「Helsinki Lambda Club 武者修行ツーマンシリーズ“ヘルシンキファイトクラブ FINAL ROUND”~グッドファイトイズカミング~」を開催した。

Helsinki Lambda Club(Photo by Daisuke Miyashita)

Helsinki Lambda Club(Photo by Daisuke Miyashita)

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この日の公演は「武者修行ツーマンシリーズ ヘルシンキファイトクラブ」の“ファイナルラウンド”にあたるとともに、学業に専念する佐久間公平(G, Cho)にとっては、バンド離脱前最後のライブ。ゲストには橋本薫(Vo, G)とアベヨウスケ(Dr, Cho)が学生時代にコピーしていたというふくろうずが登場した。

内田万里(Vo, Key / ふくろうず)(Photo by Daisuke Miyashita)

内田万里(Vo, Key / ふくろうず)(Photo by Daisuke Miyashita)[拡大]

先攻のふくろうずは代表曲の1つである「砂漠の流刑地」でライブの口火を切る。内田万里(Vo, Key)の「YO! YO!」という煽りで始まった「ハートビート」では、心地よいビートに観客たちが体を揺らす。この日が誕生日当日の内田はファンからの祝福の言葉を受け、ゴールデンウイーク中にインフルエンザにかかってしまったことを明かし、「今日みんなに会えてよかった」と胸をなでおろす。彼女が普段は寡黙な石井竜太(G)に話を振ると、彼は「あけましておめでとうございます」という、誰もが予想しなかったであろう挨拶で会場を爆笑させた。

ふくろうず(Photo by Daisuke Miyashita)

ふくろうず(Photo by Daisuke Miyashita)[拡大]

その後ふくろうずは複雑に展開する「ガーリーズハイ!」「みぎききワイキキ」、イベントタイトルの元ネタになった「グッドナイトイズカミング」でフロアを沸かせる。熱狂する観客をよそに安西卓丸(B, Vo)は「さっきのおかしくない? ちょっとしゃべっただけでワーッて。僕と対応違い過ぎない?」と石井のひと言で会場が盛り上がったことが気に食わない様子。内田はすかさず「陰と陽だよ……」と安西をなだめ、気を取り直した安西は内田を交えてマイケル・ジャクソンのモノマネをし、観客を笑わせた。終盤、彼女たちは「うらら(仮)」「ラジオ(仮)」といった新曲を披露。最後に軽快なポップチューン「ドーナッツどーなってんの?」を届け、演奏を終えた。

だって、あたしたちエバーグリーン

ふくろうず「だって、あたしたちエバーグリーン」
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橋本薫(Vo, G / Helsinki Lambda Club)(Photo by Daisuke Miyashita)

橋本薫(Vo, G / Helsinki Lambda Club)(Photo by Daisuke Miyashita)[拡大]

Helsinki Lambda Clubは「All My Loving」で勢いよくライブを開始し、稲葉航大(B, Cho)が白目を剥きながらベースを弾くことでおなじみの「ルイジアナの類人猿」、音源化されていない新曲「Skin」などで会場をヒートアップさせる。その後バンドは佐久間と稲葉によるキャッチーなリフが特徴の「Lost in the Supermarket」でクラップを巻き起こし、「ハイパーインフレーション」「宵山ミラーボール」でパワフルかつ息の合ったバンドアンサンブルを届けた。

佐久間公平(G, Cho / Helsinki Lambda Club)(Photo by Daisuke Miyashita)

佐久間公平(G, Cho / Helsinki Lambda Club)(Photo by Daisuke Miyashita)[拡大]

6月8日にリリースするシングル「友達にもどろう」に収録される「しゃれこうべ しゃれこうべ」を披露したあと、彼らはふくろうず「街はいつも雨のよう」をカバーし、両者のファンを喜ばせる。さらにバンドは合唱を巻き起こした「バンドワゴネスク」、アベによる疾走するビートを軸に轟音を響かせた「メリールウ」など、バラエティに富んだ楽曲でオーディエンスを沸かせた。MCで「大学をまだ卒業できていないなんて恥ずかしい……」と小さくなる佐久間に対し、ほかのメンバーが笑いながら冗談を言い、会場は和やかなムードに。その後ラストの「TVHBD」まで駆け抜け、本編を終了させた。

友達にもどろう

Helsinki Lambda Club「友達にもどろう」
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アンコールを受けて再びステージに登場したHelsinki Lambda Clubメンバーは、哀愁ただよう佐久間の姿を見て彼を励ます。橋本が「やだよ、俺、佐久間とバンドやりたいよ」と本音をこぼすと、佐久間は瞳をほんのり潤ませた。そんなやり取りを経て、彼らは前身バンド時代から演奏しており、佐久間いわくこの4人で初めて合わせたという「風の中」を披露。湿っぽい空気を吹き飛ばすように「ユアンと踊れ」を最後に演奏し、ステージを下りた。さらに起きたアンコールを受け、再々登場した佐久間は「また戻ってきたときはいじってくれたらうれしいです。今後のHelsinki Lambda Clubと佐久間公平の動向にご注目ください。今日はありがとうございました」と挨拶し、Helsinki Lambda Clubのギタリストとしての活動を一旦退いた。

Helsinki Lambda Clubは6月26日に東京・CHELSEA HOTELにて、ワンマンライブ「We Can Work It Out!!」を開催。この公演は2部構成となっており、1部では橋本、アベ、稲葉の3人編成、2部ではKidori Kidoriのマッシュ(Vo, G)を迎えた4人編成のライブが実施される。

Helsinki Lambda Club 武者修行ツーマンシリーズ
“ヘルシンキファイトクラブ FINAL ROUND”~グッドファイトイズカミング~
2016年5月12日 TSUTAYA O-nest セットリスト

ふくろうず

01. 砂漠の流刑地
02. ハートビート
03. テレフォン No.1
04. ガーリーズハイ!
05. みぎききワイキキ
06. グッドナイトイズカミング
07. うらら(仮)
08. ラジオ(仮)
09. ごめんね
10. だめな人
11. ドーナッツどーなってんの?

Helsinki Lambda Club

01. All My Loving
02. ルイジアナの類人猿
03. ばっくとぅざふゅーちゃー
04. Skin
05. 目と目
06. Lost in the Supermarket
07. ハイパーインフレーション
08. 宵山ミラーボール
09. しゃれこうべ しゃれこうべ
10. 街はいつも雨のよう(ふくろうずカバー)
11. メサイアのビーチ
12. バンドワゴネスク
13. メリールウ
14. シンセミア
15. TVHBD
<アンコール>
16. 風の中
17. ユアンと踊れ

Helsinki Lambda Clubファーストマキシシングル「友達にもどろう」発売記念ワンマンライブ
“We Can Work It Out!!”

2016年6月26日(日)東京都 CHELSEA HOTEL

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読者の反応

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TKSY(顔の人) @qdinibp

彼女が普段は寡黙な石井竜太(G)に話を振ると、彼は「あけましておめでとうございます」という、誰もが予想しなかったであろう挨拶で会場を爆笑させた。

石井ちゃんらしいな…

https://t.co/KzAlXehr1u

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