このワンマンライブは最新アルバム「The SHOW」のリリースツアーのファイナル公演と最新シングル「MOON」のリリースパーティを兼ねて行われたもの。東京、大阪ともにライブは2部構成で、1部は「The SHOW」と「MOON」の収録曲を中心としたセットリスト、2部は今夏発売予定のニューアルバム(タイトル未定)の全収録曲が披露されるという内容で行われた。
サポートメンバーを含めた総勢11人でのセッションでライブは幕開け。彼らはファンキーな「体温」や代表曲の1つである「Touch!」、ライブでは定番のDaft Punk「Get Lucky」を披露し、フロアを踊らせる。その後も彼らは巧みに楽曲をつないでいき、高橋健介(G)が軽快に鳴らすギターと田口恵人(B)による腰の入ったビートが観客を踊らせた「SUNDAY NIGHT」や高橋海(Vo, Key)がメロウな歌声を響かせた「夜が明けたら」などを届け、観客を高揚させた。
オーディエンスが点灯させるスマホのバックライトの光でフロアが埋め尽くされた「Peace and Magic」、ホーンとバイオリンの音色が楽曲を彩った「MOON」が披露されたあと、高橋健介がメンバー紹介を実施。そして11人で「Gun」をにぎやかに演奏し終えると、第1部は幕引きとなった。
第2部にLUCKY TAPESはスーツ姿で登場。いつもとは違う装いに観客の期待が高まる中、彼らは日本語詞の幸福感のあるナンバー「LOVE LOVE」を披露する。グルーヴィなサウンドでフロアを揺らした「Mr.Robin」、メタル調のリフが取り入れられたLUCKY TAPES史上最もハードなナンバー「贅沢な罠」など、彼らの新境地を感じさせる楽曲たちをオーディエンスは堪能した。スイートな雰囲気を持った「ミルク」で空気を一変させた彼らは、会場中にクラップ起こした「TONIGHT!」まで全8曲を駆け抜け、第2部を終了させた。
アンコールでは前身バンドSlow Beachからドラマーとしてバンドを支えてきた濱田翼(Dr)が今回のワンマンライブの大阪公演をもって引退することがアナウンスされた。高橋海と田口から濱田に花束が贈られたあと、バンドは「パレード」を披露。すべての演目を終えた彼らは手をつないでお辞儀し、名残惜しそうにステージを去った。
LUCKY TAPES「The SHOW」Tour Final×「MOON」Release Party
2016年3月24日 UNIT セットリスト
第1部
01. 体温
02. Touch!
03. Get Lucky(Daft Punkカバー)
04. SUNDAY NIGHT
05. FRIDAY NIGHT
06. 夜が明けたら
07. Peace and Magic
08. MOON
09. Gun
第2部
01. LOVE LOVE
02. Mr.Robin
03. レイディ・ブルース
04. 贅沢な罠
05. ミルク
06. 夜想曲-ノクターン-
07. スローモーション
08. TONIGHT!
<アンコール>
09. パレード
※記事初出時、セットリストで一部曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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