レア曲も続々！UVERworld、8年連続のクリスマス武道館公演

UVERworldが12月25日に東京・日本武道館にてワンマンライブ「Premium Live on X'mas 2015」を開催した。

この公演は彼らが9月から行っているライブツアー「UVERworld "15&10" Anniversary Tour」の一環として実施。バンドにとって8年連続の日本武道館でのクリスマスライブとなった。今回のツアーはバンドの結成15周年とデビュー10周年を記念したもので、各地で過去曲を中心にしたセットリストでのライブが展開されている。TAKUYA∞（Vo）は「今日はとことん好きな音楽をやらせてもらうからさ！ あんまり期待するんじゃねえぞ」と冗談交じりに意気込みを語り、バンドは360度を観客に囲まれたセンターステージで、インディーズ時代から演奏している楽曲やこれまであまりライブで披露していなかった曲などを次々にプレイ。ファンはタイトルコールやイントロで歓声を上げ、レアなセットリストを堪能していた。

TAKUYA∞はMCで「こうやって15年前に結成して、10年前にデビューして、今日があるわけ。すんごい幸せだよ」と語る。また20歳のときにバンドを結成し、25歳でデビューした自身の人生について「20歳まで貧乏で。人生がずいぶん変わった。想像していた以上の15年後だ」と胸を張った。そして「生まれの貧しさや10代、20代の悲しさっていうのはあなたの人生を決めたりはしない」とファンへメッセージを送り、加えて「20代中盤から始まった俺らの人生は、まだまだ止まらない！」と言ってみせた。

後半になるにつれ、メンバーの熱量も上昇。信人（B）と真太郎（Dr）は強靭なリズムを生み出し、克哉（G）、AKIRA（G, Programming）、誠果（Manipulator, Sax）はステージを駆け回りながらメロディアスなアンサンブルを奏でる。TAKUYA∞は声を張り上げるようにシャウトしたり、天を仰いでしっとりと歌い上げたりと、情感あふれる歌声を聴かせた。終盤にはTAKUYA∞がぐるりと客席を見渡し、「また来年もここのステージに立つにふさわしいバンドであれるように、音楽を楽しんでいくよ」と宣言。そして最後に「メリークリスマス！」と言葉を残し、6人はステージをあとにした。

なお「UVERworld "15&10" Anniversary Tour」は12月30、31日の福岡・マリンメッセ福岡公演で終幕する。