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このライブは、六弦アリスが9月2日にリリースしたアルバム「Secret Twilight Theater」の発売を記念して行われたもの。彼らがワンマンライブを開催するのは2013年5月以来およそ2年4カ月ぶりで、ステージ上ではバックバンドを従えた櫻井アンナが、アルバム収録曲全曲を含む計26曲を歌唱した。またサークルの代表である六弦A助はマニピュレーターとしてライブに参加。フロア後方より、ステージ上の様子を見守っていた。
紗幕がかけられたステージにアンナが登場し、「ようこそおいでくださいました」とオーディエンスを歓迎したところからライブはスタート。「Twilight -序幕-」「青いワルツ」「眼球遊戯」と、彼女たちは最新アルバムの楽曲を収録順に披露していく。「何かがいる」というアンナの語りから演奏がスタートした「螺旋階段の悪魔」では、白塗りのダンサー2人がステージ上に登場。螺旋階段の映像が映し出された紗幕の奥で踊り、ミステリアスなムードに拍車をかけた。
MCではアンナがフロア前方で盛り上がっている観客を「精鋭部隊」と呼んでイジるなど、ファンとのコミュニケーションを楽しむ様子を見せた。「老執事の肖像」の演奏中にはビジュアルだけでなく執事の手記風の歌詞が紗幕に映し出され、オーディエンスは食い入るように映像と彼女たちのパフォーマンスを真剣に目で追う。13曲目「Everlasting」を演奏し終え、アルバム収録曲をすべて披露したところでライブ前半が終了。アンナは衣装替えのため一旦ステージを降りた。
ピンクを基調としたドレスに身を包んだアンナが再登場すると、これまでステージを覆っていた紗幕が取られ、バンドはライブを再開。彼女が「懐かしい曲も」と話した通り、「白の慟哭」「革命セレナード」など往年の曲を混ぜたセットリストで観客たちを楽しませていく。アンナからの振付指導の後に披露された「怪奇探偵社【偶数】」の演奏中には満場一致の振付が繰り広げられたほか、彼女の「怪奇探偵社」という呼びかけに「偶数!」と返すコール&レスポンスで観客たちのテンションはライブのクライマックスに向け高まっていく。本編最後のナンバーは「Alice in the Necrosis」。イントロが鳴らされただけで歓声が上がったこの曲の演奏中には自然とオーディエンスが拳を突き上げ、彼女たちの演奏を楽しんでいた。
観客たちの熱気あふれるアンコールに応えたアンナとバンドは再びステージに立ち「Innocent Black」をプレイ。彼女は「まだいけるかー!」とフロアを煽り、会場のテンションを再び引き上げていく。「スターチスが眠る丘」「完璧なひまわり」とテンポよく披露し終えた後、ライブはさらにダブルアンコールに突入。最後に披露された「誇リ高キ者」では、お祭り騒ぎのような盛り上がりを見せ、六弦アリスのワンマンライブはフィナーレを迎えた。
六弦アリス「Secret Twilight Theater」
2015年9月5日 原宿アストロホール セットリスト
01. Twilight -序幕-
02. 青いワルツ
03. 眼球遊戯
04. 深淵坂の首縊りの家
05. 同級生
06. 螺旋階段の悪魔
07. 人間失格
08. Moonlight Roses
09. 蜘蛛と樹海
10. 老執事の肖像
11. トワイライト・デス・パレード
12. 幸福論
13. Everlasting
14. 白の慟哭
15. this[community]
16. 革命セレナード
17. 紅蓮の少女 ~その名を呼ぶは、死神なり~
18. 赤いゆめ
19. 怪奇探偵社【偶数】
20. サクラの丘
21. 約束
22. Alice in the Necrosis
<アンコール>
23. Innocent Black
24. スターチスが眠る丘
25. 完璧なひまわり
<ダブルアンコール>
26. 誇リ高キ者
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