SAKANAMON、ツアー最終公演で「みんなの『キャプテン・アメリカ』に」

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SAKANAMONがワンマンツアー「あく太もく太の大冒険」の最終公演を7月24日に東京・Zepp DiverCity TOKYOで実施した。

SAKANAMON「SAKANAMONワンマンツアー2015 ~あく太もく太の大冒険~」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by Taku Fujii)

SAKANAMON「SAKANAMONワンマンツアー2015 ~あく太もく太の大冒険~」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by Taku Fujii)

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藤森元生(Vo, G)(Photo by Taku Fujii)

藤森元生(Vo, G)(Photo by Taku Fujii)[拡大]

4月にリリースした最新アルバム「あくたもくた」を携え、全国8カ所を回ったSAKANAMON。ツアーファイナルとなった東京公演で、彼らはアルバムに収録されている全楽曲を披露し観客を楽しませた。

SAKANAMON「SAKANAMONワンマンツアー2015 ~あく太もく太の大冒険~」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by Taku Fujii)

SAKANAMON「SAKANAMONワンマンツアー2015 ~あく太もく太の大冒険~」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by Taku Fujii)[拡大]

ステージにSAKANAMONの3人が登場すると、森野光晴(B)の「いくぞ東京ー!」という声から最新アルバム収録曲「ケセラセラ」でライブの幕が開けた。続けて彼らは「幼気な少女」「ミュージックプランクトン」と人気曲を披露し会場のテンションを引き上げていく。「爆弾魔のアクション ~願い~」では森野がステージ中央のお立ち台の上からヘビーなサウンドを繰り出し、「スポットライトの男」では 藤森元生(Vo, G)がシャウトを織り交ぜながら早口でまくしたてるように歌唱してオーディエンスを熱狂させた。

ゲストとして登場したMIN(Vo / 杏窪彌)(Photo by Taku Fujii)

ゲストとして登場したMIN(Vo / 杏窪彌)(Photo by Taku Fujii)[拡大]

「ツアーファイナルただいま!」と声を上げた森野が「今日は藤森くんのお父さんとお母さんが来てる」と明かすと観客から歓声が上がる。そして「東京で大きくなりましたよって曲」という前置きから演奏されたのは「東京フリーマーケット」。藤森は優しく歌い始め、サビでは森野とともに力強いハーモニーを響かせた。「TACHNOMUSIC」ではバンドのキャラクター・サカなもんのかぶりものを装着した藤森が腰をくねくねと動かしながら歌い踊り、場内を盛り上げた。演奏が終わり、かぶりものを外した彼が「今日はツアーファイナルということで、1度もやったことのない曲をやります」と話すと、場内には時計の音が響き渡る。そしてステージには杏窪彌のボーカル・MINが登場。彼女は「こんばんは、MINです」と述べたのち、台湾語でオーディエンスに挨拶した。披露されたのは彼女がゲストボーカルとして参加した「アナログラブ」。MINと藤森が織りなす美しいハーモニーに、観客はじっくりと耳を傾けていた。

木村浩大(Dr)(Photo by Taku Fujii)

木村浩大(Dr)(Photo by Taku Fujii)[拡大]

SAKANAMONのワンマンではおなじみの木村浩大(Dr)によるコーナー“アゲトーク”では、バンドと観客がコール&レスポンスでさらに一体となっていく。その後バンドは「彼氏がいない女子!」「童貞の男子!」というユニークなチーム分けで観客のシンガロングを誘発した「TOWER」、エフェクトのかかった藤森の歌声が印象的に響いた「アリカナシカ」を続けて披露。森野が「次で最後の曲です! 皆さん楽しんでいただけましたか?」とフロアに投げかけると、大歓声が沸き起こる。そして「その楽しい気持ちを反比例させて、『つまんねぇ』って叫んで帰ってください!」と声を上げ、バンドは「TSUMANNE」で本編を締めくくった。

森野光晴(B)(Photo by Taku Fujii)

森野光晴(B)(Photo by Taku Fujii)[拡大]

アンコールには藤森と木村が2人だけで登場。森野があとからステージに登場しファンから声が上がると、最初に出てきた2人は「え? みんなには見えるの?」とコントを繰り広げる。そして「あいつは暗いからな」との会話を聞いた森野は「俺は暗くなんかないよー!!」と叫び、バンドは疾走感のあるショートナンバー「明るいくん」を投下。森野は「全国8カ所でこれ(コント)やったんですけど、もうやらなくて済むと思うととても心が晴れ晴れとしております」とホッとした表情を見せて観客を笑わせた。

そして藤森はSAKANAMONの楽曲について「皆さんのマインドを守る盾のようなもの」だと語り始める。また「『キャプテン・アメリカ』のように僕らは盾を武器にして、皆さんを守れる音楽をこれからもできたらいいなと思います」と思いを述べた。そんな気持ちを込めたという新曲(タイトル未定)を披露した彼らは、ライブの最後に「ハロ」「妄想DRIVER」で熱演を見せてステージを降りた。

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SAKANAMON「SAKANAMONワンマンツアー2015 ~あく太もく太の大冒険~」
2015年7月24日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. ケセラセラ
02. 幼気な少女
03. ミュージックプランクトン
04. ジリキの迷宮
05. ぱらぱらり
06. 脳内マネジメント事情
07. 爆弾魔のアクション ~願い~
08. スポットライトの男
09. 東京フリーマーケット
10. かくれんぼ
11. TACHNOMUSIC
12. アナログラブ
13. 肉体改造ビフォーアフター
14. 僕の登下校
15. プロムナード
16. 烏兎怱怱
17. マジックアワー
18. 君の○○を××したい
19. TOWER
20. アリカナシカ
21. TSUMANNE
<アンコール>
22. 明るいくん
23. 新曲(タイトル未定)
24. ハロ
25. 妄想DRIVER

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幸喜 @sasaki_koki

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