CNBLUE横アリ公演、予定外のダブルアンコールで会場は興奮の渦に

CNBLUEが最新シングル「WHITE」を4月8日に発表したことを記念し、大阪・大阪城ホールと神奈川・横浜アリーナ2DAYSの計3日間におよぶライブ「CNBLUE SPRING LIVE 2015 "WHITE"」を開催。3公演合わせて約3万5000人を動員した。

最終日となった4月25日の横浜アリーナ公演は、ライブのタイトルにもなった「WHITE」からスタート。その後も“WHITE”を全体のコンセプトとしてさまざまな楽曲が披露された。「Love Girl」では会場中から合いの手が沸き起こり、バンドとファンとの一体感がどんどん増していく。それぞれのソロ活動が続く中でのひさびさの4人のステージということもあって、メンバーもステージサイドに設けられた花道を縦横無尽に走り回りながら、いつも以上のファンサービスを見せていく。

ライブ中盤にはストリングス隊をステージに迎えて、今回のライブのために特別にオーケストラアレンジした「feeling」「Blind Love」「Can't Stop」「Like A Child」の4曲を披露。まるで新たな曲に生まれ変わったかのような壮大なサウンドに、観客はじっと耳を傾けていた。ボーカル＆ギターのジョン・ヨンファは「Can't Stop」のアレンジを作ったときにいろいろなバージョンができたと説明し、その例だと言ってキーボードを弾きながら、マンダム「GATSBY」のCMソングとしておなじみのThe Stylistics「愛がすべて」や、ラーメン屋台のチャルメラのメロディを曲に混ぜて観客の笑いを誘った。

その後爆発音が鳴り響き、メンバーを囲むように火柱が立ち上る中、「Come On」がスタート。オーケストラをバックにしっとりと歌い上げた中盤から一転して、彼らは自分たちの真骨頂と言えるハードな楽曲を連発した。「Where you are」では客席から大合唱が起こり、本編ラストに日本メジャーデビュー曲「In My Head」が披露されると会場の盛り上がりは最高潮に達した。

アンコールで4人が再びステージに現れると、ヨンファがギター1本で「Foxy」のフレーズを歌いながら観客との掛け合いを繰り広げた。そのまま「Foxy」に突入して会場のボルテージを上昇させた彼らは、続く「I'm sorry」では歌詞に合わせて腕を上下に動かす“モラゴダンス”を披露。ファンと一緒に盛り上がれる曲がアンコールで次々に演奏された。ここで彼らは6月に神奈川・パシフィコ横浜国立大ホール、大阪・グランキューブ大阪にて、約1年ぶりとなるオフィシャルファンミーティング「CNBLUE OFFICIAL FAN MEETING 2015 BOICE“夏祭り”」を開催することを発表。ヨンファは「ちょうどこの時期に僕の誕生日なので、きっと何かがあると思います」と告げた。

「皆さんへのプレゼントの曲です。一緒に歌ってください」という言葉とともに、彼らは最後に「Try again, Smile again」を熱唱した。演奏が終わるとメンバーはファンに感謝の気持ちを伝えてステージを去ろうとするが、割れんばかりの歓声に押されて再び楽器を手に。急遽彼らはダブルアンコールとして「Coffee Shop」をパフォーマンスした。もともとこの曲を演奏することは予定されていなかったため、照明などの演出も一切なかったが、4人はファンキーな演奏だけで会場の熱気をさらに高めていく。歓喜の声が客席であふれかえる中、CNBLUEにとって2015年の活動の幕開けとなった「CNBLUE SPRING LIVE 2015 "WHITE"」は終了した。