このイベントは彼らが4月8日に1stアルバム「BUFFeT」をリリースすることに先駆けて行われたもの。ファンはワンマンライブを約1時間、メンバーによるにぎやかなアルバム試聴会を約1時間を楽しんだ。
前半のワンマンライブは「波紋シンドローム」からスタート。4人は裏打ちの軽快なダンスナンバーで会場を盛り上げると、次々と楽曲を畳み掛け場内の温度を引き上げていく。内田直孝(Vo, G)の「試聴会もあるんですけど、先に新曲やっちゃいます」との言葉通り、バンドは「ハッピーエンドロール」、最新シングル表題曲「いろはにほへと」、内田の弾き語りから始まるストレートな「メッセージ」など、「BUFFeT」収録曲を織り交ぜたセットリストを展開した。MCではメンバー同士の漫才のような軽妙なやりとりでファンの笑いを誘いつつも、内田がアルバムに込めた思いを「大切な曲をたくさん入れました。14曲全部にRhythmic Toy Worldが詰まっていて、みんなにいいアルバムだなって言ってもらえるような自信作になりました」と語った。
コール&レスポンスで会場の一体感を生み出すと、4人は「ファーストコール」をドロップ。内田は伸びやかなボーカルで、彼らなりの“ファイトソング”を力強く届けた。ファンからのアンコールならぬ“遊ぼうよ”コールを受けて再登場した4人は、「サークレット」「フレフレ」を投下。「フレフレ」では観客から盛大なシンガロングが発生する。最後に内田が「幸せでした! 愛してる!」と言い放ち、温かなムードの中、ライブは締めくくられた。
後半のアルバム試聴会では、メンバーがステージに現れ、楽曲制作のエピソードや曲への思い入れなどを語っていく。それだけではなく、楽曲にあわせてメンバーが踊り出したり、“エア演奏”などを披露したりし、場内はライブさながらの熱気に包まれた。「Daa Da Do!!」ではバンド発案の“ロデオサークル”なるものを実践するため須藤憲太郎(B)がフロアへ。見よう見まねで動くファンとともに異様な盛り上がりを生み出した。岸明平(G)の実体験を基に制作されたという「LOST」では楽曲制作のエピソードを再現するように4人はステージ上でコントのような動きをし、ファンを笑わせる。「アイロニックマジョリティー」では磯村貴宏(Dr)以外の3人が“エアードラム”を披露。さらに曲の途中にステージから捌けると、磯村と同じ柄の洋服に着替えてくるというパフォーマンスも。最後の「SOS」では新曲ながら、メンバーの煽りにあわせてファンがシンガロング。感動的な雰囲気の中、自由奔放に新曲を楽しんだ4人は笑顔でステージをあとにした。
Rhythmic Toy World「1stフルアルバム先行試聴会&ワンマンライブ」
2015年4月2日 新代田FEVER セットリスト
01. 波紋シンドローム
02. インスタントラヴァー
03. 十六夜クレーター
04. ハッピーエンドロール
05. いろはにほへと
06. メッセージ
07. とおりゃんせ
08. s.m.p
09. S.F
10. エンナ
11. ファーストコール
<アンコール>
12. サークレット
13. フレフレ
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