大友良英が近藤ようこドラマ「兄帰る」の音楽担当

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「アカシアの道」などで知られる近藤ようこの「兄帰る」がドラマ化され、2月14日(土)20時よりWOWOWで3週連続で放映。この番組の音楽を大友良英が担当している。

大友良英とは?

1959年、神奈川県生まれ福島県育ちの音楽家。主な演奏楽器はギターとターンテーブル。1990年にGROUND-ZEROを結成後、国内外で作品のリリースやライブを行う。GROUND ZERO解散後はフリージャズやノイズミュージックのフィールドで活動を続ける傍ら、DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENなどさまざまな音楽プロジェクトへ参加する。劇伴制作にも定評があり、「アイデン&ティティ」(2003年)、「色即ぜねれいしょん」(2009年)といった映画、「クライマーズ・ハイ」(2005年)や「その街のこども」(2010年)、「とんび」(2012年)といったヒットドラマで手腕を振るう。さらに現代美術やメディアアートの分野でも評価が高く、音響機器を利用した展示作品「without records」「ensembles」などの展示を国内外で開催している。2011年には東日本大震災を受けて、自身が10代を過ごした福島県で「プロジェクト FUKUSHIMA!」を展開。野外音楽イベント「フェスティバル FUKUSHIMA!」の開催をはじめとした一連の活動が評価され、2012年度の「芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門」を受賞し話題を集めた。2013年には、連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当。ドラマのヒットと共にその劇伴にも注目が集まり、サントラや劇中歌などが次々とCD化された。また「あまちゃん」のオープニングテーマと劇中歌である「潮騒のメモリー」の2曲で「第55回 輝く!日本レコード大賞」の作曲賞をSachiko Mとともに受賞。「第64回NHK紅白歌合戦」にも出演した。2014年にはアジア各地の音楽家の交流プロジェクト「ENSEMBLES ASIA」を国際交流基金と共に立ち上げる。2017年に、札幌国際芸術祭の芸術監督に就任。2019年にはNHK大河ドラマ「いだてん」の音楽を担当し、福島を代表する夏祭り「福島わらじまつり」改革のディレクターも務めている。

晴れやかな顔で海沿いを歩く二人。

晴れやかな顔で海沿いを歩く二人。

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このドラマは2005年に「ビッグコミック」誌にて連載された同名マンガを原作にしたヒューマンドラマ。3年前に消息不明となっていた婚約者功一の死をきっかけに、その足跡をたどる旅に出たヒロイン真樹子の姿が描かれる。主演は木村佳乃と高橋和也。監督はNHKで「事件」や「あ・うん」など多くのドラマを手がけたのち、映画「長崎ぶらぶら節」で監督デビューした深町幸男が担当する。

サウンドトラックの演奏メンバーは江藤直子(Piano、Synth)、佐藤芳明(アコーディオン)、工藤美穂(Violin)、井上ともこ(Cello)、大友良英(G)という編成。アナログシンセを生かした小編成の室内楽になっているとのことだ。

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